分数の意味はご存じだと思いますが、改めて考えてみまし
ょう。
例えば、
1
---
6
これは、線の上の分子が1で、線の下の分母が6です。
6個に分けたうちの1個という意味ですね。
6に対する1の大きさ、とも考えられます。
1÷6、ということですね。
1行の中で書く時は、「1/6」と書きます。
では、「分数の中に分数がある」とはどういうことかにつ
いて説明しましょう。
例えば、
2
---
1
-
6
について考えましょう。
これはまず、大きな線で区別します。
大きな線で考えると、分子が「2」で、分母が「1/6」
です。
つまり、「1/6(6分の1)」に対する「2」の大き
さ、と考えられます。
「1」は「1/6」の6倍ですから、「2」は「1/6」
の12倍ですね。
答えは12です。
応用として、
1
-
2
---
1
-
3
はどうでしょう。
大きな線で区切って考えると、
分子が(1/2)で分母が(1/3)です。
「1/3」に対する「1/2」の大きさは?ということで
す。
まずは通分しましょう。「1/3」は「2/6」に、「1
/2」は「3/6」になります。
つまり、「2/6」に対する「3/6」の大きさは?とい
う計算になります。
分子「3/6」と分母「2/6」を両方とも6倍します
(これも一種の通分ですね。)。
分子が「3」に、分母が「2」になります。
従って、「3/2」が答えです。
以上のように、分数の中に分数がある場合の考え方は、線
の大きさで、分数の順序を区別するのです。
(ご質問の計算は、すでに他の回答者の方から正解が出て
おりますので、割愛させて頂きます)
お礼
ありがとうございます。 先生のようなお応えとてもわかりやすく理解できました