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労働条件
下で賃金について質問したものです。新たに疑問がわいたので質問させていただきます。 男女の賃金の差は、労働条件(賃金以外)に現れているのでしょうか?例えば、賃金が安い代わりに仕事が男性よりも楽だったりするのでしょうか?回答お願いします。
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同じ職種であれば、性別によって賃金差別をする事は いわゆる雇用機会均等法によって禁止されているし、 民法でも不平等な取り扱いとすることができると思います。 但し、ご存じの通り、日本の社会では古くから、 「責任があり厳しい仕事は男性がやる」とか 「女性は能力が低いから簡単な仕事しかできない」という風潮があり、 これは徐々に薄れているとは法律書や学問やテレビドラマの世界の話で 実際の社会では、この風潮がバリバリ生きてます<うちの会社とか... 実際には、多くの一般企業で「総合職」「一般職」といった職種を 設定して募集しています。 一般職は、いわゆるOLさんの仕事、転勤がなくデスクワーク中心で 業務に関するネゴシエーション等は担当しないものです。 総合職は、転勤があり営業などの外回りの仕事があります。 (会社により、仕事内容や職種の名前に違いがありますが。) 雇用機会均等法では、募集の段階で男女を分けてはいけないが、 職種で分けることはOKです。 なので、総合職・一般職といった名称をつけて、 どちらの職種も男女ともにOKと募集すれば違反じゃないのです。 しかし実際には、一般職は女性しか採用しない、といった会社が殆どです。 採用試験の段階で落とす分には、理由を「適性が足りなかった」とすれば 問題にはならないからです。 (総合職に応募してきた女性を同じような形で落とすのも問題なしになります) 落とした理由に「性別」を入れなければOKです。 総合職では、女性の採用数を男性よりも少なくする(面接などで落とす) といったことが多く行われているようです。 職種で分けておいて、職種が違うからと言って賃金に差を付けるのは それは問題なし、というわけです。 一般職は概して総合職よりも賃金が低かったり昇給率が悪かったりします。 確かに、業務としてはラクかとは思いますが、 総合職で営業などをやってみたい女性にとっては、この制度のおかげで 頑張る機会が狭められているといった状況です。 但し現実的には、この職種分けが事実上の男女で分けているのと同じ、 とされて違法という判例も出ています。 このあたりは、総合職・一般職・コース別人事、 といったキーワードで検索されたら、いろいろ出てくると思います。
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完全にリタイアした60代の男です。 1.男女の賃金の差は労働条件に現れているのでしょうか? → 実際の生活を通して感じた感想です。30代半ばくらいの年齢を境にして、性別だけで賃金に差があって当然、という考え方は極めて弱くなっているように思います。同一労働同一賃金(つまり性差無し)が十分に受け入れられているように感じます。20代前半から以降の年代では完全に受け入れられているのではないでしょうか? 従って、賃金の差は労働条件によって現れているが、男女の差では現れていない、と思います。 2.しかし、管理者層(つまり高賃金層)は女性が極端に少ないではないか! 然りです。これは賃金の性差ではないか? 実はそうなんですねー。でも考えてみてください。その層は当然年齢が高い、つまり男女賃金差は当然、という仕組みの中で暮らしてきた人たちです。その時代の残渣を背負って生きているわけですから、世代が変わるまで止むをえないでしょうね。また、女性を高度な管理力を習得できるような職種には付けなかった(つまり昇進の力をつけられなかった)という差別もありました。 3.というわけで理念も実態も現在では殆ど性差というものを認めていません。しかし、現実には仕事の成果や能力の進展度には平均して性差があると感じます。そして賃金は成果や能力の進展度によって決められる、つまり意図してではなく、「平等の結果として」賃金に性差が出てくるように見える、ということだと思います。 4.ジェンダーフリーを標榜する活動家はこの点を強力に否定します。しかしまあー、現実に男が子供を生めないように、男女には先天的に埋め得ない向き、不向きの差があるのは現実で、従来の「職場」という戦場で戦うと言うようなことには男の方が向いている、という単にそれだけのことであろうと思います。また、職種によっては男より女のほうが向いている職種もあるわけで、今後そういう分野では女性のほうが能力を発揮していくようになると思います。
お礼
回答ありがとうございました。 管理職などの高い位に女性がいないのは昔の名残といえるのですね。4の意見は私も同じ考えです。ジェンダーばかり考えて、生物学的な性を考えなくなってきているような気がします・・・。
お礼
詳しい回答ありがとうございました。 なるほど!裏にはそんなことがあったんですか!やはりまだ男性>女性の風潮はなくなっていないんですよね・・・。