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シーア派などについて

イスラム教のシーア派やもうひとつ名前を忘れてしまった派などをよくきくのですが、どっちがどうなのかよくわかりません。 フセイン大統領はどっちなんでしょうか。 また、どちらかが政治をしきっていると聞いたんですが、どっちなんでしょうか。 どうかわかりやすく教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • nacam
  • ベストアンサー率36% (1238/3398)
回答No.3

シーア派とスンニ派です。 このイスラム教の2大派閥は、ムハンマドの死後の後継者争いから生まれました。 ムハンマドの後継者を、その時の最大権力者から選ぼうと考えたのが、スンニ派で、ムハンマドの子孫が代々指導者となるべきと考えたのが、シーア派です。 スンニ派の場合、後継者(カリフ)は、あくまでムハンマドの意志を伝える人であるため、テスラムの戒律などには踏み込めませんが、シーア派の指導者(イマーム)は、ムハンマドと同等の能力が有るとされ、イスラム法の改正などができます。 そのため、当初同じであったイスラム法が、変わってしまい、簡単に統合できなくなってしまっています。 (イマームは12代で絶えてしまい、現在シーア派内でもイスラム法の改正ができません) フセインは、スンニ派ですが、現在のイラクで起きているのは、単純なスンニ派とシーア派の対立ではなく、スンニ派内でも対立があり、シーア派内でも対立が起きています。 イラクのニュースを見ていると「サドル師」という名前が出てくると思います。 この「サドル師」は、シーア派武装勢力の指導者で、反アメリカの急先鋒にいる宗教指導者です。 スンニ派でも、シーア派でも、宗教指導者は、街頭などで、自分のイスラムの考え方を演説し、自分の支持者を集める事により、イスラム世界での地位を確立してゆきます。 「サドル師」は、反米を強調する事で、シーア派内での自分の地位を確立しました。 そのため、アメリカの援助で国を再建しようとする動きがあれば、サドル支持者との抗争になります。 それが同じシーア派内であっても。 現在のイラクは、まさにそんな状況になってしまっているのです。

peechy
質問者

お礼

回答ありがとうございます! シーア派やスンニ派の中でも対立があるんですね。 とてもよくわかりました。

その他の回答 (2)

  • weber7009
  • ベストアンサー率29% (72/245)
回答No.2

・シーア派とスンニ派です。イスラム教全体では80%がスンニ派ですが。イラクではシーア派が60%、スンニ派が30%です。 ・フセイン大統領はスンニ派です。彼が率いるバース党は独占的政権政党で、幹部はティクリート出身(フセインの生誕地)のスンニ派で占められていた。 ・両派の考えの違いは、シーア派はイスラムの指導者は預言者ムハンマドの末裔であるべきだと考え、スンニ派は合意によって選ばれるべきだと考えています。 ・現在、イラクはシーア派が政治を仕切っています。 ・シーア派の派閥はサドル家、ホエイ家、ハキーム家などがあります。 ・現在のイラク情勢は内戦状態(宗派対立)です。 ・アメリカの協力を惜しまないと約束したアブドルマジド・ホエイは2003年4月10日にナジャフで暗殺された。 ・ムクタダ・サドルは過激な反米主義を掲げて貧困層を中心に指示を広げている。 ・シーア派最高権威者はアリ・シスタニ師です。

参考URL:
http://www.shonan-rockets.com/column/2004/04/17.html
peechy
質問者

お礼

回答ありがとうございます! イラクだけ特別シーア派が多いんですね。 よくわかりました。

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