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人名で「かほり」で「かおり」と読む場合がありますが
タイトル通りですが 書き方は「かほり」なのに読みは「かおり」と 読む子がいます。 フリガナをつける場合も「かおり」です。 漢字の読みは戸籍には記載されない、 ときいたことがありますが 平仮名をこのように変えて読むことは良いのでしょうか? また他の例があれば教えてください。
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確かに「かおり」という単語を歴史的仮名遣い(いわゆる旧かな)で書くと「かをり」ですが,それとは別に人名などの固有名詞では「かほり」という書き方も一種の慣習として行なわれていたようです。 (なぜ「かほり」という書き方が好まれたのかはちょっと分かりませんが…。) 漢字を当てる際も,「香緒里」のように「かおり」を意識しているものもあれば,「佳穂里」のように「かほり」に当てているものもありますね。 例えば,のれんによく「どぜう」と書いてあって,あれが「どじょう」の歴史的仮名遣いだと思っている人が多いですが,「どぢやう」です。(四文字より三文字が良いから云々,という説明を聞いたことがあります。ほんとかな。) 戦前に生まれた人の名前は歴史的仮名遣いが当たり前ですので,たとえば「平塚らいてふ」はライチョーと発音しますね。 戦後,現代仮名遣いになっても,彼女の名前を「らいちょう」に書き直したりはしませんし,逆に戸籍上「らいてふ」だからraitefuと発音しろとも言われません。 きっと,「けふこ」さんもいるかもしれませんね。彼女の発音も当然キョーコでしょう。 漢字の読み方は自由ですが,かなの読み方は基本的に「あ」なら「あ」と読むのが普通です。 といっても,少なくとも歴史的仮名遣いとして使われる範囲であれば,それもまた正しい「かなの読み方/書き方」として認められると思われます。 かなの読みに関して何らかの内部通達があるかどうか,残念ながらいま手元に資料がないのですが,戦前に生まれた人はもちろんのこと,戦後生まれ,そしてこれから生まれる人に関しても,おそらく認められていると思われます。 また,窓口で「正しい旧カナではかをりと書くんだ,出直してこい」というと言われることもないはずです。 なお,漢字の読み方は自由と書きましたが,実際にはその文字の意味などから説明のつく読み方に限られます。(「海」→marine→「まりん」は立派な説明です。) これはきちんと法務省の通達に出ていて,たとえば「高」と書いて「ひくし」と読ませるのはできない,という例が上がっていました。 ただ,これはかつて戸籍に認められていた傍訓(ふりがなのこと)に関する制度で,現在では傍訓制度そのものがなくなっていますが,出生届にはふりがなの欄がありますし,住民票にはふりがなの情報も記録されていますので(ただし実際にもらう住民票には出力されない),「高」で「ひくし」とふりがなをふって出すと,受付け保留となる可能性が高いと思われます。 戸籍のふりがなに関しては,以下のページをご覧ください。 「戸籍に登録される漢字の読み(ふりがな)について」 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=58559 「戸籍における漢字の読み仮名」 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=219026 また,「東」で「はる」と読ませるのは,東・南・西・北の順に,春夏秋冬を対応させるもので,中国の五行思想に由来します。 「東宮」で「はるのみや」と読んだりします。
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- puni2
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No.6のご回答は,私の回答No.5のなかで“歴史的仮名遣いとして使われる範囲であれば,それもまた正しい「かなの読み方/書き方」として認められる”と書いた部分へのご批判だと思われますが,私は,「香」という単語を歴史的仮名遣いでどう表記するのが正しいかということを問題にしたいのではありません。 「香」の歴史的仮名遣いによる表記については,No.5の初めのほうで“歴史的仮名遣い(いわゆる旧かな)で書くと「かをり」ですが”とはっきり述べました。 おそらく,“歴史的仮名遣いとして使われる範囲”と書いたので,「かほり」はそれに該当しないので私の説明は妥当でない,というご主張かと思われますが, 私が言いたいのは,「歴史的仮名遣いを現代において発音する時のルールにのっとった読み方であれば,現在の戸籍・住民登録制度でも認められるであろう」ということです。 “使われる範囲”というのは,「読みがなのつけ方として使われる範囲」のことです。あくまでも,カナ表記と発音との対応ルールとして認められる範囲,ということであり,個々の単語の表記としてどうかということは問うておりません。 だからこそ,窓口で「かほり」を不可として「かをり」に訂正を求められることはないだろう,という例も挙げたのです。 どうぞご理解をいただきたいと思います。 なお,“歴史的に使われていない”とのことですが,現代仮名遣い制定以前には「かほり」と表記される人名は存在しなかったのかどうか,疑問の残るところです。 とはいえ,「かほりさんが何万人いようとも,あれは日本語の正しい歴史的仮名遣いを知らない親が何となくつけただけの,単なる書き間違いだ」とおっしゃるのであれば,それはそれで一つの立場として成り立つでしょう。 「シクラメンのかほり」は歴史的仮名遣いではないというのには同意します。あれは近ごろ(といってもだいぶ前の歌ですが)しばしば見かける「こはひ(恐い)」などの「歴史的仮名遣いもどき」の類でしょう。 歴史的仮名遣いそのものの議論に深入りしすぎると質問の本筋からそれますので,このぐらいにします。
- nozomi500
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「歴史的仮名遣い」は、歴史的にそういう発音をしていた(「けふ」とか「たまふ」とか。)延長で、発音が変わってきても表記はそのまま、というやつですから、 歴史的に使われていない「かほり」は「歴史的仮名遣い」ではありません。「シクラメンのかほり」(小椋Kさん、しっかりしてよ)の影響は大きいだろうなあ。 (「どぜう」の質問は、別にありました) ご質問の意味ですが、出生届をだすときに 「ひらがなの名前に別のひらがなでふり仮名がつけられるかどうか?」ということになるでしょうか。
お礼
1の回答のお礼でかほりを歴史的仮名遣い といってしましましたが「かおり」は「かをり」ですね。 >ご質問の意味ですが・・・ 要するにそうなんですが(笑) 「かおり」ちゃんは現実にいるので解決してるんですよね(笑)
- holein4
- ベストアンサー率0% (0/5)
漢字の読みは戸籍には記載されないということは、わかりませんが、 「海」と書いて「まりん」と読む子供をTVで知りました。 「東文」で「はるゆき」、「東子」で「はるこ」と読むのは、 東西南北を春夏秋冬に当てて読むのかなあと考えたことがありますが、海⇒まりん では予想もつきません。 どんな当て字を使っても良いのかはわかりません。 ごめんなさい回答になってないですね。
お礼
ありがとうございます。 確かに今の子の名前は変わってますよね~ 私が知ってる例はこんなとこです。 ・「大空」「蒼空」とかいて「そら」 ・「月」とかいて「るな」 (由来はローマ神話の月の女神がルナだそうです) かほりの件、ひきつづき回答お待ちしてます。
- hozanna
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旧仮名遣いでは「かほり」ではなく「かをり」が正解だとききました。 なぜ「かほり」が多いんでしょうかね?
お礼
回答ありがとうございます。 「かほり」とかいてそのまま「かほり」と読む場合もあるし まぎらわしいです。 布施明の曲は(シクラメンの)「かおり」と読むんでしたっけ? 余談ですが 今の子で「を」や「ゑ」を名前に使ってると オシャレな感じがしますね。
- chonpe
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はじめまして。あまり確実ではないので、回答したものかどうか悩むのですが、参考までに。 私は以前、人の名前はどんな当て字を使っても良いということを聞きました。 つまり辞書なんかに載っていない読み方をしても(極端な話作っても)良いということです。 たとえば山田太郎と書いて「ヤマダケイスケ」と読ませても問題無いらしいです。 ちなみに私はずーっと信じてきました。だから、世の中には「えーっ?!こんな読み方するの?」と言う名前の人がいるわけですね、と。
お礼
回答ありがとうございます。 私もそれ、聞いたことあります。 たぶんほんとだと思いますよ。 特に最近生まれたこの名前は かなり個性的な読ませ方が多いです。 でも漢字の読みは自由かもしれませんが 平仮名の読みを変えるってのは さすがにどうかな、と思うのですが・・・
- BIGMAC
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良いか悪いかは別として、文中の「ほ」を「お」と発音するのは、歴史的仮名遣いですから、いわば日本語の文化と言うものです。
お礼
回答ありがとうございます。 そういえば歴史的仮名遣いですよね。 じゃあ「けふこ」と表記して「きょうこ」さんも いるかも?? >いわば日本語の文化 その点では歓迎すべき名前だと思いますよね。
お礼
大変詳しい回答、どうもありがとうございました。 参考URLの方も興味深く読ませてもらいました。 私の知ってるかほりちゃんは 平成6年以降生まれなので 現在でも通用しているようですね。 とてもよくわかりました。 ありがとうございました。