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アジピン酸の合成について
アジピン酸の合成について質問があります。 丸底フラスコに過マンガン酸カリウムと水とシクロヘキサノンをくわえ、その後水酸化ナトリウム水溶液を加えました。 水酸化ナトリウム水溶液を加え、フラスコを振り始めると温度が上昇しますが、ここで、水浴で、冷やしたりしながら、45℃位を保つようにするとのことでした、フラスコ冷やす操作に何の意味があるのでしょうか どこかのサイトに60度以上には絶対にしない、とありましたが合わせてどういうことなのでしょうか
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noname#62864
回答No.1
反応の際に冷却する目的の一つは、温度上昇によって副反応が起こるのを避けることです。つまり温度は上がり過ぎると、望ましくない反応が起こり、目的物の収量が減少する可能性があるということです。 もう一つは安全のためです。 多くの反応は発熱を伴います。結果的に反応溶液の温度は上昇します。高温では反応速度が増大しますので、単位時間内に発生する熱も多くなります。そうするとその発熱で温度が上がり、発熱はさらに増大し・・・・ といった感じで反応が制御しきれないほど暴走してしまいます。そうなりますと、爆発や発火の危険性が高くなります。 こういったことは、反応のスケール(使った薬品の量)とも関連します。量が多くなるほど冷却効率が悪く、反応温度の制御が困難であり、しかも絶対的な発熱量も多くなりますので、慎重な制御が必要です。 反応の暴走は、化学実験における事故の原因のひとつです。 この実験においても、上記の2つの理由で温度を制御しているのでしょうが、特に、実験中の事故はなんとしても避けたいでしょうから、特に後者の理由が大きいでしょうね。
お礼
早い回答まことにありがとうございます。