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トルコの政治に対するトルコ国民の評価
現在トルコの政治について勉強しています。これまでに ・トルコでは世俗主義の軍部とイスラム主義の政党が対立していて、軍部が優位である。 ・政府の腐敗、司法への介入、市民団体等への弾圧といった問題がある。 ・女性、同性愛者、障害者への差別が根強い。 ・キプロス問題、クルド人問題等で欧米から批判されている。 という事がわかりました。 質問したいのは、現在でも上記の事が当てはまるのか、上記の事に対する国民の評価はどういったものなのか、の2点です。お願いします。
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トルコの場合、地域差が大きく、西部のイスタンブール周辺やエーゲ海周辺では、西欧との差が小さいのですが、東部や南部では、イスラム的保守主義が主流となっています。 首都アンカラは、その中間的土地です。 トルコのEU加盟なども、西部では支持していますが、東部ではイスラムへの懐古主義が主流となっていますので、一概にトルコ国民は、・・・とするのは問題かと思います。 政府の腐敗や女性問題ですが、西欧的価値観を直接持ち込むべきではないでしょう。 トルコの女性差別などは、西欧からみれば遅れていますが、アラブ諸国からみれば、イスラムの戒律をあやうくするほど差別が無くなっているのが現実です。 トルコでは、女性の首相がいたこともありますから、逆に日本よりも進んでいる面もあります。 クルド問題は、非常にデリケートな問題です。 それはトルコに限りません。 イラクのクルド人政府も、住民はイラクからの完全独立を求めていても、完全独立は非現実的と認めています。 クルド人問題を誤れば、第2時大戦後の世界秩序が一挙に崩壊する可能性があります。 北キプロス問題につきましては、EU諸国も対応できない状況に陥っています。 最近では、トルコ側が、キプロス共和国側の対応待ち状況になっています。 EU諸国も、北キプロス側の提案を受け入れたいのですが、ギリシャとキプロス共和国側の拒否により、キプロス統合は実現していません。 現時点でのキプロス問題の解決の責任は、キプロス側にあります。
お礼
回答有難う御座います。