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人生の選択
はじめまして。この前連れ合い(男性です)とちょっとした口論になりました。彼いわく「仕事も家庭も持つことができるのは男だけ。」「女は仕事か家庭かどちらかしかもてない。これが生態学だ。」。現実かもしれませんが露骨に男性に言われるとこの上なく腹が立ちます。本当に現代社会において女性は何も持つことができないまま死ぬのでしょうか。
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あらあら、「生態学」とはまた大仰な言葉を持ってきましたね(苦笑)。 こんな発言を平気でしてしまう男の方って、本当に世間知らずだなぁと思います。 「生態学」なんて無茶苦茶言っているあたり、売り言葉に買い言葉的な印象がありますが…喧嘩になってムキになって、思わず勢いで叫んじゃったとか? 案外、ご本人も「無茶苦茶言ったな」という自覚があるかもしれませんよ(笑)。 さてさて、あなたの連れ合いさんのように考えることは、男の人が自己のアイデンティティーを保つためではないでしょうか。 基本的にね、女は家庭も仕事も何もかもを持つことができます。 だって、子供を産めるのは女だけですから。 男の人はどんなに頑張っても子供は産めない。 どんなに望んでも、相手に産ませなければ家族はできないんです(もちろん夫婦という意味での家族はできますけれど)。 結婚という形態を経ずに子供を得ることができる男性は少ないです。 それに比して女性は…別に結婚しなくても子供がいらっしゃる方はたくさんおられますよね。 「家族」の定義を「夫婦、子供」「夫婦」というように「夫婦」を前提に考えると私の考えはいささかずれてしまいますが、「夫婦、子供」「夫婦」「親子」と考えると、圧倒的に女性有利です。 一方、仕事の面を考えると、今は制度的にも社会的にも建前上は男女平等。 仕事の性質上性差が生じてしまうようなものを除けば、どんな仕事にでも就けます。 「女性は仕事を持つことができるか」と言われれば、殆どの人が「イエス」と答えるのではないでしょうか? 家庭と仕事は相反するものではなく、実際に多くの人が両方を手にしています。 特殊な能力を持った人のみが可能…というわけでないのは自明です。 結局、仕事と家庭を持つということを考えた場合、女性の方が有利ですよ。 現行制度はそう言える程度には整ってきています。 ところが、こうした事実を真正面から受け止められない男性は、自己のアイデンティティーを確立するために女性を卑下します。 女性の立ち位置を狭め、行動を制限しようとします。 怖いんでしょうね。 「男なんて必要ないわ」と声高に叫ぶ人が増えれば、今度は自分のポジションが危うくなりますもの。 「男は仕事」「女は家庭」を貫くからこそ、そこに自分の確固たる居場所を見つけることができるわけです。 まぁ、こういう男性は…要するに、ケツの穴の小さな男ってことですね(すみません、人様の連れ合いさんをつかまえて)。 ちなみに、本当に視野が広くしっかりとした考えを持っておられる男性は、こうした間抜けなことを口走ったりはしません。 男女の違いを冷静に把握し、対処しています。 「女には(男には)できない」と決め付けたり、逆に「何もかもが平等だ!」と叫んだりするようなことはないですね。 もちろん、これは女性側にも言えることですが。 昔から男性はこうして女性の立場を弱めることで自身の立場を確固たる事にしてきました。 太古の昔は単に性別的に「女性は子供が産める」「男性は力が強い」ということで男女の役割が分担されていたに過ぎません。 近代のように女性を卑下するわけではなく、子供を産む女性を寧ろ神聖視している文明が数多く存在しています。 けれど、歴史が進むにつれて男性は女性の立場を貶めていったんです。 以前読んだ歴史書などには、その理由は私が述べたようなものだろうと書かれていました(もちろん、他の説もありますけれどね)。 あなたは本当に「何も持つことができない」と思っておられるのですか? もったいないですよ。 私は仕事、家庭、趣味etc.…色々なものを両手に抱えて、それでもまだ手を伸ばしていますよ。 あなたと同じ時代に生きている人間です。 私にできてあなたにできないことなんて、そうそうないのではないでしょうか。
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- tent-m8
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彼が言ったことを信じるのなら、二人とも世間知らずです。 昔は、「男は仕事、女は家庭を守る」というような考え方がありました。 しかし、今は違います。 体のつくり以外に、男女の差はほとんどなくなってきています。 仕事をしながら、子育ても頑張っている男性もいます。もちろん女性もいます。
お礼
ご意見ありがとうございます。たいへん参考になりました。確かにお互い世間知らずだったようで、反省すべき点は幾つもあるのだと思います。未だにステレオタイプや旧式の考え方にこだわっているようでは世の中について行けなくなってしまいますね。ありがとうございました。
- 2790
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<現実かもしれませんが露骨に男性に言われるとこの上なく腹が立ちます。そうですね、扶養範囲内で、働いている方もいらしゃいますし。看護婦さんなどは、フルタイムで、仕事と家庭を両立されている方をしっています。つまり、働き方や、職業の選択によっては、両立できると思います。
お礼
お返事ありがとうございます。職種、雇用形態でだいぶ変わるようですね。選択肢が豊富であるならば両立も不可能ではないといったところでしょうか。参考になりました。
お礼
お返事が送れてすみません。勉強になりました。 頻繁に性差別問題が取り上げられている中、女性であることは有利なのか不利なのか自分の中で結論が出ていなかったので不安を感じておりましたがtsun-tsuntaさんのご意見を聞いて答えに近づけたような気がします。 大変ありがとうございました。 口論の最中はお互いの会話に加速がついてしまっていたようです(笑)後で本人も表現が悪かったと言っていました。 果たしてあの発言は単なる勢いなのか、本人の潜在意識からもたらされたものなのかは未だ不明です。男性も色々、複雑な心を持っているのですね。 >>仕事の性質上性差が生じてしまうようなものを除けば、どんな仕事にでも就けます。 確かに、女性にだけ、男性にだけしかできないという極端な性質を持った仕事もありますね。 言い方を悪くすれば逆差別にもなり得ないのですが、職場で又は社会で調和が保てているのであれば今のところ問題はないのでしょうね。 >以前読んだ歴史書などには、その理由は私が述べたようなものだろうと書かれていました そうだったんですか。私もそのジャンルの本を探して読んでみようと思いました。 >あなたと同じ時代に生きている人間です。 >私にできてあなたにできないことなんて、そうそうないのではないでしょうか。 はい、確かにもったいないですね(笑)男女ではなく人間として、賢い生き方を選ぶことができるようになれば良いなと願っています。