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一酸化炭素の毒と脳
一酸化炭素の毒は一過性だそうですが、一回でも脳に酸素が行かない状態になると人間はたちゆかなくなりましませんか?
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一酸化炭素の毒性はヘム鉄と不可逆な結合をしてその機能を停止させることにあります。 ですから.ぶんりょが少なければご質問者のとおり「一過性」です。 しかし.坑道災害のように長時間.あるいは.高濃度の一酸化炭素ガスを吸った場合には.まず.酸素の輸送能力のない血液の塊(といっても流動性があります)の部分が肺で作られます。 この血がどこに流れて行くかでその後の状態が変化します。多少なりとも正常な血液が残っていれば以下のようなことは八ぜいしません。 血液中のヘモグロビンと結合する以上の一酸化炭素が存在して.この血の塊が脳またはそのだ臓器にたどり着いたとします。たどり着いた先に存在するヘム鉄.多くはミトコンドリア内に存在するヘム鉄に作用します。 これでミトコンドリアの水素伝達系がその機能を停止します。ミトコンドリアの寿命が3-4とも1週間とも言われています。この期間で細胞分裂に伴ってミトコンドリアが分裂し.新たな細胞が作られるのであれば.自然回復します。 しかし.増えない場合には該当細胞が志望します。 この細胞が神経細胞ですと.ミトコンドリアは脳から末端へ移動しますので.この移動期間は一酸化炭素の影響をうけないミトコンドリアが神経細胞の中にあり.神経はある程度正常に機能します。しかし.ミトコンドリアの寿命がきて死ぬと神経点立つが停止します。 この「どの神経細胞」が重に存在する場所に上記「一酸化炭素がヘモグロビンに結合する以上の濃度で存在する」血液の塊がたどりつくか.によって.どの脳細胞が死滅するかか異なります。 その結果.脳機能の低下は人によって大きく変わります。この「大きく変わる」ことから(考え方は行政訴訟法を読んでください).一酸化炭素中毒患者の神経障害は「一酸化炭素によるものではない」とされています。 結果として.永久的に一酸化炭素で破壊された脳細胞が呼吸中枢であった場合には.1-2週間後に突然死亡したり.感情野であった場合には起こりやすくなって喧嘩ばかりするようになったりします。 「一回でも」起こりうるのですが.一回では起こらない場合(礼.喫煙.一酸化炭素結合ヘム鉄が血中に5%くらいある)もあります。 これは一酸化炭素濃度によって変化しますし.脳組織のどの部分に一酸化炭素が大量名含まれる血液がはこばれるかによって変化します。 労災で神経毒性二つ捨ては.救済しない(九州のなんとか労災病院の治療に関する報道参照)ので.一酸化炭素を使う業務を職業とはしたくないですね。
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- timeup
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一酸化炭素はヘモグロビンへの吸着力が酸素の数百倍ですので、一度つくとなかなか離れません。 それで持続的に組織の酸素不足が続いてしまいます。 そうして、匂いも色も何も感じられなく、いきなり体が動かなくなるので、逃げることも出来なくて死亡するのです。 よく、マンホールとか温泉地で穴の中で、助けに行った人も死亡するのは、そのようなメカニズムからです。
- NAZ0001
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一酸化炭素は、酸素よりヘモグロビンに結びつきやすいため、血液の酸素機能が働かなくなります。 もちろん、脳が酸素不足で損傷すれば、その部分は回復しませんが。単に酸欠で気を失う程度なら、完全回復します。 要は、おぼれるのと同じです。