もう日本の景気回復は二度と無理?
「アベノミクスであそこまで優遇してもらった大企業がそれでも設備投資をせず、景気の好循環は始まらなかったのだから、アベノミクスを2回もやるわけにもいかない状態での日本の景気回復は、あと数十年は無理」
そう考えた方が自然でしょうか?
私は安倍晋三は嫌いですが、
アベノミクスが失敗したのは「第三の矢」である「成長戦略」がちゃんと出せなかったからだと思うんです。ただ「成長戦略」って本来は個々の企業が業界事情を見て決めるものであって、これを政府が大々的に出そうとしたら、特定の業種に偏ったものを出すことになる、あるいはIT産業や観光だけに特に成長戦略を示し実行うることは出来たかもしれないが、さすがに安倍政権もそこまで踏み込めなかった、
規制緩和をした、大企業減税もした、金融緩和をした、さあ後は大企業がこの流れに続いてくれよ、と安倍首相は思ったのではないでしょうか?そうしたら大企業が設備投資をしないで、内部留保を貯め込み黒字リストラを始めた、
これ、安倍君も内心たまったもんじゃなかったかも、なんて思ってしまうんです。
アベノミクス下で大企業が設備投資をせず内部留保を貯め込んだのは、「やっぱりそれだけじゃ不安だったから」ですよね。じゃこの先に「大企業が安心できる、アベノミクス以上の安心材料」が政府から与えられるのか?
ないと思うんですが。
1ドル140の今から外貨積み立てやってもいいんじゃないか?と思ってしまいます。1ドル180円なんて世界も、十分ありうると思うのですが、いかがでしょうか?