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Dr.の権限
私は医療関係者ではありませんが、昨年3ヶ月入院してみて感じました。 現在の医療業界は医師の権限が強すぎるのではないでしょうか? あきらかに新人Dr.より看護士の方が的確な施術が出来るのに、看護士は「立場上」何も云えない。 薬剤師は4~6年も大学に行って勉強していても、患者のカルテを見ることさえ出来ない。袋詰めかドラッグ・ストアの店員にすぎない。 患者がどんな物を食べたら良いのか知りたくても、栄養士は「Dr.に聞いてから~」と答えなくてはならない。(Dr.は食べ物の知識など殆どない) 医師、薬剤師、栄養士がもっと協力し合って、医療をより良い物にしていくべきではないでしょうか?
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- yunoka113
- ベストアンサー率64% (16/25)
管理栄養士です。 そうですね。確かに絶対的なものを持っています。 でも、それなりの勉強や修行を積んでますし、権限を持つだけのプレッシャーも他の職種とはやはり違うようです。 最終的に患者の治療の責任を持つのが医者ですから・・。 病院だと、医療行為に準じるような食事や、栄養剤は、医師の書く食事箋(薬で行ったら処方箋)がないと出せません。 栄養士が見て「おかしい」とか『この人にはこっちのほうがいいかも』のときは、医師に言って指示出しなおしてもらってます。 現在の法律では、栄養士のする栄養指導も、食事を出すことも、みんな基本的には「医師の指示」のもとでやってます。 そもそも、医者じゃないと「診断」をしてはいけない決まりです。 だから、栄養士が「あなたは~病です・こうしなさい」というのは法律違反。 栄養士の立場から言えば、細かい判断を医師や看護師に提案できるほどの方はごく少ないです。医療用語や略語がわからないからカルテも読めない、病態を理解していない、新しく出てくる治療技術や薬剤・栄養剤についてきていない人も多いんです。 薬や治療、手術も食事に絡んできます。 栄養士はそちらを知りませんし、医者は食事を詳しく知りません。 だからこそ、「ドクターに聞いてからね」という言葉が出てきます。 食事内容の判断を仰ぐというより、こんなもの出すけど薬や治療に関わりますか??という感じと捉えていただければいいと思います。 かくいう私もよく言います。 新人が簡単に医療行為ができるものでないと、日々痛感しています。 近年始まったばかりですがチーム医療という試みが進んでいます。 法律上医師がリーダーになりますが、栄養士・薬剤師・看護師・OT・PT・放射線技師・検査技師その他の職種も参加してひとりの患者さんをを見ようというものです。
- timeup
- ベストアンサー率30% (3827/12654)
おっしゃるとおりです。 責任を取らされるのは、医師ばかりですから、皆さんに分担してもらうほうが楽ですから。\(^o^)/
- kazu_kun1203
- ベストアンサー率34% (434/1248)
そうですか? 現場の薬剤師ですけどそんな事はまったくありませんよ。 Drだって何でも完璧なわけじゃないですし、わからない事は普通に質問されますし、治療方針の提案することだってあります。カルテを読めない病院薬剤師は使い物にならんくらいです。 ただ、最終的な責任者としてまとめる人は必要でしょう。 それに知識量だって、我々とは比べ物にならないほど持ってます。 現在はわりと質問者さまの理想に近くなっていると感じています。 逆に、入院された病院は遅れてるのかな??って感じですね。 看護師の施術というか医療行為に関しては、議論がいろいろあるのですが、今のところ認められていません。 責任と権限の兼ね合いでしょうね。 医師は権限も強いですが、責任も一番強いです。なにかあってまず訴えられるのは医師ですよね。それだけのリスクを取れる仕事を任せるにはそれなりの教育が必要でしょうね。
- usg
- ベストアンサー率24% (83/341)
おっしゃってる意味合いは、気持ち的には現実に十分あり得ます。全ては法律の下に行われている教育内容に根ざしています。つまり医療行為の出発は医師のみに与えられて権限になっているのです。したがって周囲の医療従事者はすべて医師の指示下でしか行動を起こせません。もちろん診断結果を伝えるのも医師にのみ許される権限なのです。しかし、現在の医療は医師のみでは成立しません。一昔前とは比較にならないほど高度化、専門分化され周囲の医療従事者抜きで正しい診断を下すことは不可能です。あらゆる物理的、科学的根拠等をもとに診断へと導かれているのです。したがって、診断がされるまでの過程に多くの医療従事者がかかわっており、中にはその過程で間違いのない診断がつくことは多いにあり得ます。だから医師以外でも診断できる病気があるのは事実です。しかし、医療従事者がその結果を患者さんに伝えることはできません。医師のみに与えられた権限なのです。もちろん医師は高度な医学を学んできており、あらゆる情報を集約して判断する立場にありますので当然です。これが医療行為の行われている世界の姿です。 現実問題として、時に医師の診断が間違い、医療従事者の(表に出せない内輪診断が正しいと言うこともあり得ますが)判断が正しいと言うこともないとは言えません。しかし、法律で医師の裁量権として全て決まっていることであり、たとえそのようなことがあったとしても、間違った医師が正しく、正しい判断をした(表立ってすることはない)医療従事者が、間違いなのです(それ以前に法律違反・医師法違反です)。
- aries_a_double
- ベストアンサー率20% (235/1159)
看護士が何も出来ないのは「立場上」ではなく「法律上」。施術に関しては、医師ありき、なのです。看護士の注射は、医師の指導の下以外では認められていません。 また、薬剤師は大学で医療は勉強していません。実習もしていません。薬剤に関してのカルテは、薬剤師が自ら作って持っています(調剤薬局ではそういうシステムになっています) 栄養士がするべきことは看護の領域であって医療ではありません。 もっと協力し合うということには、医師以外のコメディカルスタッフに、今以上の知識を求めることになりますが、それは酷では? そして、法の大幅な改正も必要になり、医療に携わる「なり手」がどんどん減るということも懸念されます。 現に、過酷な労働環境から、医療関係の「なり手」はどんどん減っていて、事故や事件も多発しています。 医療をより良いものに、と願うならば、教育のことから考えていかなければならないかもしれませんね・・・
- precog
- ベストアンサー率22% (966/4314)
医師以外の人に、病気の診断を聞いてみるといいですよ。 放射線技師の人には「骨折はないですよ」と言われましたが、医師は見た瞬間にヒビを見つけました。 その他、もうはっきり覚えてませんが、看護士や薬剤師や医師以外の人が間違ったことを言うのはしょっちゅうです。医師以外に「判断」が出来ないのは明らかです。 医療に限らずなんでもそうですが、現象から原因を特定するためにはあらゆる知識を身につけている必要があります。失礼ながら、看護士に「診断」が出来るとは思えないですね。 医療ミスで最も不条理なことが起きるのも「誤診」の場合です。