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水銀イオンに対する反応について
参考書や資料集を探しても見つからなかったので、ここで質問させていただきます。 水銀イオンが含まれる水溶液に以下のようなものを加えた場合、それぞれ何が生じるかお教え下さい。出来れば化学式(イオン式)もお願いします。 ・適量の水酸化ナトリウム水溶液 ・過剰の水酸化ナトリウム水溶液 ・適量のアンモニア水 ・過剰のアンモニア水 それでは、どなたかお願いいたします。
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水銀には1価と2価のイオンがありますが、2価の場合は、(価数は違いますが)銀イオンと 同様だったと思います。 つまり、基本的には酸化水銀(II)の形での沈殿が生じ、 Hg^2+ + 2OH^- → HgO↓ + H2O さらにアンモニア水を過剰にすると、アンミン錯体をつくって再溶解します。 (アルミニウムや亜鉛のような両性金属ではないため、水酸化ナトリウムの過剰添加では 再溶解は起こらない) HgO + 2NH3 + H2O → [Hg(NH3)2]^2+ + 2OH^- ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 一方、比較的不安定な1価の場合は、wikiで見る限りかなり特殊なようで、アンモニア水とは 以下のような反応をするそうです。 (これが「アンモニア水が適量の場合」なのか、それとも「過剰のアンモニア水を添加した場合」 なのかは、この記述だけからでは判断がつきませんが・・・) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9%E5%8C%96%E6%B0%B4%E9%8A%80%28I%29 Hg2Cl2 + 2NH3 → Hg + Hg(NH2)Cl + NH4^+ + Cl− 「黒色」は恐らく金属水銀の微粒子によるものだと思います。 また、「灰色」でないということからすると、「Hg(NH2)Cl」は実際には「[Hg(NH2)]^+ + Cl^-」の 形で溶解しているものと考えられます(→この塩の沈殿なら白色が妥当と思われるため)。 (なお、この場合のHgとNの間の結合は、(アンミン錯体と同じ配位結合ではなく)共有結合です。 水素の数がアンミン錯体と違うのは、打ち間違いではありません) また、水酸化ナトリウム溶液を加えた場合ですが・・・ こちらは全くの推測になってしまいますが、酸化水銀(I)・Hg2Oは不安定なので、アンモニア水を 添加した時と同様、こちらでも金属水銀が生じる形になるのではないかと思います。 (一方のHgは0価(=金属水銀)に、もう一方は2価に不均化) Hg2Cl2 + 2OH^- → Hg + HgO + H2O + 2Cl^-
その他の回答 (1)
ベースと温度と圧力をお知らせください。 範囲が広すぎて回答不能。 金属水銀は蒸発しやすいし.条件によっては還元してしまいます。 あるいは共有反応もおこる場合もあります。 ですから.水銀は面倒くさい性質がある金属です。
補足
えーと・・・ごめんなさい、参考用の資料を作成するために調べているのですが、当方も詳しくないので良く分からないです・・・。 ただ、価数は2です。
お礼
私は一応、「銀と同じかな?」と思って、 水ナ適→HgO 水ナ過→変化なし ア水適→HgO ア水過→[Hg(NH3)4]2+ と予測を立てていました。 やはりあまり重要ではない変化ですし、調べにくいですよね。 大学受験のレベルで調べているので、実際必要ないかとも思っているのですが・・・(汗 お教えいただいた内容を参考にもう少し調べてみます。 ご親切にありがとうございました☆