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修士課程/博士課程での経験はどう活かされていますか
- 修士課程・博士課程で培った専門知識や研究スキルは、卒業後の仕事において大いに活かされています。
- 修士課程・博士課程での経験は、問題解決能力や論理思考力の向上にもつながり、仕事での意思決定や戦略立案に役立っています。
- また、学生時代には経験できなかったプロジェクトマネジメントやリーダーシップなどのスキルも修士課程・博士課程で養われ、組織内での役割を果たすことができます。
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質問者が選んだベストアンサー
小生もいちおう、文系の修士課程を出ております。 専門をある程度は生かせる職業にはつきましたが、基本的には無関係な職場でした。 社会に出て長いのですが、その中で知り合った大学院出身の多くは、「せっかく専門を究めたのだからその専門を生かしたい」という気持ちが大きすぎたり、「大学院まで出てるんだぜ、大卒とは違うんだぜ」という気持ちを(意識的にしろ無意識にしろ)持つ傾向にあると思います。 完全に専門を生かせる分野(たとえば医者であるとか、会社の中でも研究機関など)に就職できればそういう考えでもまあよいのでしょうが、それでも、社会に出たら「社会人一年生」です。 自分が「院を出た」ということをハナにかけないようにするということを、やんわりと指導されるとよいと思います。 小生が感じる「院を出たよさ」というのは、人間関係です。 これは専門分野やゼミなどの特色に大きくかかわるので、あまり参考にはならないかと思いますが、小生のいたゼミでは、上下関係がとても厳しいものでした。 社会に出てまず直面するのが対人関係です。 院での上下関係を経験していたおかげで、小生は対人関係で悩むことはほとんどありませんでした。 今の若い方は特に対人関係で苦労すると聞きます。 大学院で厳しい上下関係をもし経験なさっていたのなら、「自分の立場」をわきまえることができるでしょう。 「自分の立場」をわきまえることができたら、「自分の専門ではない仕事を、なぜしなければならないのか」「大学院まで出ていて、なぜこのような雑用をしなければならないのか」といった「勘違い」を防ぐことができるように思います。 あとは、大学院という自主的に学ぶ場に身を置いた人なら、自分の専門以外の分野でも、「自主的に学ぶ」「多角的な角度から考えることができる」はずです。 自分の専門以外は何もできない「専門バカ」にならなければ、どのような分野に就職しても苦労はしないはずです。 大学院の何回生にお話しなさるのか存じませんが、就職が間近に迫っている人相手でなければ、上記のようなことを言って、専門外でもくさることなく働く意義を見つけられるということを指導されたらよいのではないかと思います。 長々と失礼しました。
お礼
pandaApple様、大変参考になるご回答をありがとうございました。特に、人間関係のくだりは大学院に籍を置いたことがない私には、分からないお話でした。講演の際の参考にさせていただきます。改めてお礼申し上げます。