抗コリン薬が重症筋無力症に禁忌な理由は?
過活動膀胱の治療薬である抗コリン薬は「重症筋無力症」に禁忌となっていますが、何故でしょう。製薬メーカーに聞いても抗コリン薬だから禁忌ですという答えしかかえって来ません。
疑問点;
過活動膀胱の治療薬である抗コリン薬はムスカリン(性アセチルコリン)受容体拮抗薬です。ムスカリン受容体は平滑筋に存在し、ムスカリン刺激により平滑筋は収縮すると教わりました。ムスカリン受容体拮抗薬投与により、膀胱平滑筋の過剰な収縮が抑えられるため、過活動膀胱に有効であると思います。
一方、重症筋無力症は骨格筋に存在するアセチルコリン受容体に対する自己抗体による病気とされています。
運動神経終末と骨格筋の神経筋接合部位の筋肉側に存在するアセチルコリン受容体はニコチン受容体(NM受容体)と教わりました。
これらから考えると、ムスカリン受容体拮抗薬である過活膀胱治療薬の抗コリン薬を重症筋無力症の患者さんに投与しても、症状の悪化はおきないのではと考えましたが、いかがでしょうか。ご教示ください。
また、傍証としてムスカリン受容体拮抗薬薬が重症筋無力症患者さんの症状を悪化させるならば、重症筋無力症の患者さんの主要症状に膀胱平滑筋が収縮しないことによる排尿困難が挙げられてもいいと思いますが、そのような情報もありません。
回りくどい文章になってしまい、申し訳ございません。
お礼
ありがとうございます。 実は今国家試験勉強中なんです・・・(^^;) 薬剤師になれるようがんばります! 質問に答えていただきありがとうございました。