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筋弛緩剤とは
筋弛緩剤とは本来どういった目的で使われるものなのでしょうか?
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力が入ってかちこちになっている筋肉を緩めるために使います。 具体的には、手術などの時、お腹が炎症を起こしてたりして腹筋がそういう状態になってたりしたら、切ることができないですよね。また、やはり手術後、痛みとかで切ったところの筋肉が強く緊張すると、圧力で縫ったところが割けてしまうことがあります。そういうときに緊急に緩める為 、そういう時なんかに使います。あと、痙攣を押さえたりするのにも使います。変わったところでは、Hの時、膣痙攣で、とれなくなっちゃった時なんかも使います。 この様に筋肉が強く緊張してしまって、自分の意思で緊張を解くことができない時に使いますが、報道でご存じのように、致命的な副作用があり、そう軽々しくは使えません。
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今回話題になっている筋弛緩剤は、非脱分極性筋弛緩剤と呼ばれるもので、骨格筋の収縮信号を受け取るべき神経筋接合部と呼ばれる場所に作用して、神経伝達物質であるアセチルコリンの作用を阻害することにより呼吸筋を含めた全身の筋肉の動きを止めてしまいます。本来は、全身麻酔による手術時のときに、不都合な筋肉の力を取るために人工呼吸下に使われるものです。 狩猟で使う毒矢に用いられたクラーレという毒薬を元に開発された薬品です。 現在、手術麻酔時には広く、かつ安全に用いられています。 ちなみに、肩こりやむち打ち症などで処方される筋弛緩剤は中枢性の筋弛緩剤と呼ばれ、呼吸が止まってしまうようなことはなく、毒薬でもありません。
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ご回答ありがとうございます。 2種類あるのですか。 勉強になりました。
- littlekiss
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新聞紙面を賑わしているあの例の事件で取り沙汰されている『筋弛緩剤』 何かとても恐ろしいもののようにおもいますね。 しかし、voiceさんがおっしゃっているように肩こりがひどい場合などでも 用いられますよ。 私の場合は、顎関節炎になったときこの薬を処方されましたね。 レントゲンでの所見では、噛み合せにはとくに問題ないものの口を開け閉めする箇所の筋肉に炎症がみられたためこの薬が処方されました。 治療目的で、その使用する量もことなってきますから適切に決められた量を 服用したり、点滴&注射によって体内にとりこむぶんには問題はないとおもいます。 『筋弛緩剤』が怖い薬なのではなく、(どんな薬にもメリット&デメリットはつきものです。)正しく使用しないと人の生命をも危険にさらすことがある。 『筋弛緩剤』を悪者みたいにはおもわないでくださいね。 正しく使用されれば、治療に役立っている薬なのですから・・・
お礼
ご回答ありがとうございます。 意外と普通に使われているものなんですね。 筋弛緩剤というと、殺人事件でしかお目にかからなかったものですから、こんな危険な薬をどう使っているのか不思議でした。勉強になりました。
- voice
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治療目的では、肩こりや骨格筋の痙縮(病的に筋肉が硬直してしまう 状態)に対して用います。 また、全身麻酔下では人工呼吸器を用いて呼吸管理をしますが、 その際に自発呼吸があると人工呼吸器による換気と自発呼吸とが バッティングしてしまうため、呼吸筋を麻痺させる用途でも使われ ます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 勉強になりました。
- ubon
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筋弛緩剤とは、ぶっちゃけた話が脳から筋肉への神経の伝達をブロックして、筋肉を随意に動かせなくしてしまう薬です。手術のときに自発呼吸を押さえて人工呼吸をしやすくするとか、筋肉の緊張をほぐして執刀したり、あるいは挿管することを容易にする、と言うような役割を期待して使われるみたいですね。 ただ裏を返せば、筋肉を思いのままに動かすことが一切出来なくなりますから、適切な使用をしない限りは、今回の事件のように死につながる訳です。ですから当然毒薬ですね。 取り敢えず参考URLを掲げておきますが、むしろ各新聞社のサイトでこの事件に関する関連記事を読んだ方が、要領よくまとめた説明が見つかるでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 勉強になりました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 医療の現場では普通に使われているものなんですね。 勉強になりました。