- ベストアンサー
純文学に挑戦したい
通学途中の空き時間。 ただ寝て過ごすのはもったいないので、小説でも読もうかと思っています。 というわけで、みなさんがオススメな文庫本を教えてください。 せっかくなので今年の秋は純文学に挑戦したいと思っています。 ちなみに今読みたいと強く思っているのが、樋口一葉の『たけくらべ』です。 文体は読みづらそうですが、設定が面白そうだったので。 オススメの純文学の小説と、軽いあらすじ、オススメする理由なんかを紹介していただけると嬉しいです。 よろしくお願いします(*´∇`*)
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
短編集も手軽でいいかもしれませんよ。 日本語が美しいのだと、『老妓抄(ろうぎしょう)』岡本かの子 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101040028 短編集です。 表題の「老妓抄」は引退した芸妓(芸者さん)の話ですが、若い娘さんの話があったり、料理人の話があったり、いろいろです。 今の日本人にはこういう日本語は書けないかもしれない・・・と思うような(でも昔過ぎないから読みやすい)文章。 内容も味わい深いです。 『女生徒』太宰治 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4041099021/sr=1-1/qid=1161843724/ref=sr_1_1/250-3938501-7846646?ie=UTF8&s=books これも短編。 女性の心理描写が見事。作者は男なのにね。 海外もので新しいのですと、たぶん純文学と言っていいんだろうと思いますが、 『停電の夜に』ジュンパ・ラヒリ http://www.amazon.co.jp/gp/product/4102142118/sr=1-1/qid=1161843815/ref=sr_1_1/250-3938501-7846646?ie=UTF8&s=books たまたま本屋で見つけて買ったのですが、シブい地味な本なのかと思ったら知人も読んでいたり、今年の夏には「新潮文庫の100冊」に入っていました。意外とメジャー? インド系アメリカ人の女性による短編集。 たとえば高校生とかにはちょっと内容が大人っぽ過ぎるのかもしれませが・・・・ はっきりしたオチ(結末)があるでもない感じなのですが、しみじみと情緒があります。 それに、インド系アメリカ人の生活を垣間見ることができて興味深いです。
その他の回答 (6)
たくさんのアドバイスが寄せられていますね。 『たけくらべ』 いいですね。 たとえば同じ、樋口一葉では 『大つごもり』 なんかいかがでしょう。 主人公少女の奉公先での窮地を救う、フーテン息子のさり気なさ。 しめの一文、かなり粋です。いさぎよいです。 らしいです。 いずれにしても、いい出合いがあるといいですね。
補足
ええ、ホントにたくさん回答いただけちゃって嬉しい限りです! ちょ…!!軽く設定聞くだけで私の好みど真ん中っぽいです!! 樋口一葉大好きなので、やっぱり最初は一葉から攻めてみようと思います! ご回答ありがとうございました! たくさん本を読んで、人生の糧にしたいと思います!!(*>U<*)
- sigremal
- ベストアンサー率27% (45/166)
文学文学といってもいささか広うゴザンス。 ということで、読み方の手引書としてこんなのも視野に入れたらどうでしょう? <初心者のための「文学」-大塚英志>
お礼
ホント文学ってたくさんありますよね。 本屋や図書館行くと、すごい悩みますもん迷いますもん。 初心者心得として、参考にしたいと思います! ご回答ありがとうございました!
- himiko_1947
- ベストアンサー率21% (118/549)
追記:純文学の初心者であれば、著名な本を片っ端から読む。しかる後に、好きな作家の本を読む。 純文学の本にお勧めはありません。全ての本が素敵で衝撃的で、人生の見方が変わります。 最初、読みにくい時は、とりあえず最後まで解らなくても読んでしまいます。 ご健闘を!!
お礼
ああ、追記までわざわざありがとうございます。。 私が好きなのは、特に女流作家なんですよ。 近現代で言えばやはり一葉や与謝野晶子だし、中世で言えば清少納言など。 とりあえず、中学高校の国語で覚えさせられた作家の小説は、どんどん読んでいきたいと思います。 2度に渡り、回答ありがとうございました。
- himiko_1947
- ベストアンサー率21% (118/549)
純文学のあらすじを教えろっていう事ですが、そんなおそれ多い事は出来ませんので、純文学と云われる書物の探し方を紹介します。 純文学の殆どはXX文学全集に収録されている本全部を刺します。(刺したら痛いネン。指すやろ。) 例えば世界文学全集では、ドストエフスキ、トルストイ、スタンダール、その中にサルトルやらヴォーボアールも入っているかもしれません。 日本文学では夏目漱石なんて当たり前で、太宰治、志賀直哉といった高校生が教室で名前だけを習っていたりする、その本です。 例えば音楽であればベートーベンは誰でも知っていますよねぇ。 貴方の質問の最初のタイトル! 純文学の最初の1歩は文学全集です。 戦争と平和やこころを読んでなければ純文学は語れない。 って、辛口を回答しました。 まずは、100冊、純文学を読みましょう!!
お礼
ご回答ありがとうございます。 文学全集私も考えたのですが、どうも通学途中に読むにはちょっと大きすぎるというか重たすぎるというか…笑 そうですね、ここでオススメされたものに限らず、純文学どんどん手にとってみればいいんじゃないかと、みなさんの回答にお礼していくうちにそう思えてきました笑 ご回答ありがとうございました!
純文学というご注文ですが、樋口一葉の名前がでてきたので、こんな本もどうかと。 「和田芳恵 一葉の日記」 講談社文芸文庫 石川啄木とならんで、研究者の手で詳細に生涯を暴かれてしまったのが一葉で、和田芳恵が、一葉を、啄木を、岩城之徳が、暴くというか研究というか、耽ったのでした。この岩城という探偵にかかると、「え?そんなことあったの。知らなかった」と啄木もあきれたり、驚いたであろうくらい、啄木の一生に通じていました。 「たけくらべ」という表門から入るのもいいですが、搦め手から入るのも、なかなかおもしろいです。なんといっても、人間ってゴシップ好きですからね、そうだ、啄木は、絶対、搦め手からだ。 「子を負ひて雪の吹き入る停車場に われ見送りし妻の眉かな」という歌にしても、妻節子の置かれた立場を知ったうえだと、哀愁が痛みをともなって胸にしみこんできますし、「さいはての駅に降り立ち雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき」も、やはり啄木のそのときの状況を知ってこその哀愁です。 一葉のことを忘れて、啄木につい夢中になってしまいました。一葉もそれはおもしろいです。上記の本、ぜひ手にとってみてください。
お礼
ご回答ありがとうございます! 啄木もいいですね~。私、短歌大好きです。奥が深い。 特に好きなのは中古~中世あたりの短歌なんですけど、近現代の短歌も好きですよー。 この本て、小説ですよね? 樋口一葉は作品も好きなんですけど、なにより一葉本人が私は好きなので、ぜひ読んでみたいと思います!! ありがとうございました!!
- yomyom2001
- ベストアンサー率46% (763/1638)
「笹まくら」 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4101169012/sr=1-6/qid=1161794271/ref=sr_1_6/503-9268757-0072731?ie=UTF8&s=books かなり昔の作品で、確か芥川賞受賞作だったと思います。 で、この作品を読めたら(相性の問題で、これはちょっと無理!という人もいますので)続けて下記の作品をお薦めします。 もしかしたら、「たった一人の反乱」から読み始めた方がとっつきやすいかも・・・。 「たった一人の反乱」谷崎潤一郎賞 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061975587/ref=pd_sim_b_1/503-9268757-0072731 「裏声で歌へ君が代」 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4101169063/ref=pd_sim_b_2/503-9268757-0072731 「女ざかり」 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167138123/sr=1-78/qid=1161795021/ref=sr_1_78/503-9268757-0072731?ie=UTF8&s=books 推薦する理由はどれもこれも名文だからです。
お礼
早々のご回答ありがとうございます! アマゾンのレビューではどれも評価が高いですねっ。 食わず嫌いはしないつもりなので、どんどん手にとってみたいと思います。 解説を読んでみた感じだと、「たった一人の反乱」が私の好みっぽいです♪ ありがとうございました!!
お礼
ご回答ありがとうございます。 短編集いいですね! 実は今読んでいるのは、独歩の「牛肉と馬鈴薯」という短編集なんですよ。 あぁあぁぁ、どの本もすごく面白そう!!(゜∀゜ ≡ ゜∀゜) 「キレイな日本語」というのにすごく惹かれます! あと太宰も好きです!メロスくらいしか読んだことないですけど、テンポがよくて読みやすかったですもん。 そうですねっ、純文学といっても洋書にだって純文学ありますよね。目から鱗! 丁寧なご回答ありがとうございました!!