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生きる資格とは
「生きる資格がない」という言葉を耳にしました。(ちなみに私が言われたわけではありません) 今の私の考えでは「生きる資格がない人間はいないし、生きる資格なんて存在しない」と思っています。 もし人が生きるために資格があるとすれば、それはどういったもの(こと)だと思いますか? _ _ _ _ この質問のお礼は締め切り後になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
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「生きる資格がない」というのは、生きているものに対していっているのですから、生きるという意味を探らねばなりません。生きるというのがそのまま生命を維持しているという意味であれば、そして、資格がないということが、それを否定するという意味であるならば、生きているのに死んでいるといっていることになるからです。 「生きる資格がない」というのは、人が人に対していわれるのであって、人以外のものにいっているのでないならば、その生きるとは、人においての生きるという意味なのでしょう。 また、人においての生きるであるといえるとしても、体は生きており、心も働いて、一個の人間として生きてはいるけれども、人としての生きるには、条件が足りないので、資格がないといわれるのだとすれば、そのような人としての生きるを実現する条件は何でしょうか。 他者とともに生きることではないかと考えられます。もし人が生きるために資格があるとすれば、社会性を身につけていることだと、私は考えました。 他人のことを自分のことと同等に、認めたり、考えたり、できるだけそのように扱うようにすれば、その社会性は身につけられると思われます。
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死があることだと思います。
お礼
回答ありがとうございました。お礼が大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。 > 死があることだと思います。 そうですね。死があるからこそ生があるのですからね…。色々と考えさせられる、重みのある一言だと思いました。 (2007/03/25 17:56)
補足
皆さま、回答ありがとうございました。 お礼がまだにも拘わらず大変申し訳ありませんが、この質問は締め切らせていただきます。 皆さまから頂いた回答をゆっくりと読んでからお礼を書きたいと思っておりますので もうしばらくお待ち下さい。 またポイントですが、いただいた回答全てに差し上げたいのですが、 お二人に選ばせていただいたことをご了承下さいませ。 (2006/11/20 17:33)
- konagoo
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殺意ある殺人事件の場合、被害者には殺害される前に犯人を排除し自己を防衛する究極的権利があったと認められます。必然的に事後において犯人はこの権利により生きる資格はありません。 ちょっと法的には無理があるでしょうが・・・・
お礼
回答ありがとうございました。お礼が大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。 > 殺意ある殺人事件の場合、被害者には殺害される前に犯人を排除し自己を防衛する究極的権利があったと認められます。必然的に事後において犯人はこの権利により生きる資格はありません。 なるほど。確かにこのような場合においてはそう考えるかもしれませんね。つまり殺意ある殺人事件を起こしたこの犯人は死刑だということですよね。 > ちょっと法的には無理があるでしょうが・・・・ そうですね…。現在の法では必ずしも「生きる資格がない」と判断されませんからね…。 (2007/03/25 17:32)
- nabayosh
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harumikanさんの考えが正しいですね。 例えば別のものに置き換えましょう。 「車を運転する資格がない」 実際に今車を運転している人に対して、それを言うのは変です。 資格は持っているのですから。 「親としての資格がない」 実際に子がいて親となっている人に対して、それを言うのは変です。 資格を取るも何も、子がいれば親になってしまうものなのですから。 さて、それを踏まえて「生きる資格」について言うなら、 実際生きている以上、「生きる資格がない」というのはナンセンスです。 世間で「生きる資格」と言われているのは、<道徳に則ること>を意味していると思います。不道徳を非難する時に「生きる資格がない」ということが言われますからね。 一方、自分に対して「生きる資格がない」という時は、また趣が違います。どこか他人が自分を認めてくれない憤懣やる方ない様子がうかがわれます。 「生きる価値がない」「生きる意味がない」など、類似の表現も同じようなことだと思うのですが、それぞれについては今は取り上げません。
お礼
とても分かりやすい回答をありがとうございました。お礼が大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。 > 「車を運転する資格がない」 > 実際に今車を運転している人に対して、それを言うのは変です。 > 資格は持っているのですから。 > 「親としての資格がない」 > 実際に子がいて親となっている人に対して、それを言うのは変です。 > 資格を取るも何も、子がいれば親になってしまうものなのですから。 そうなのです。私もnabayoshさんと同じように考えました。 言われた側はまだまだ未熟な子どもなので、多分「生きる資格がない」と言われたらその言葉をそのまま受け止めてしまうのではないかという心配がありました。 > 世間で「生きる資格」と言われているのは、<道徳に則ること>を意味していると思います。 そうですね。ただ、簡単に言っていい言葉ではないですよね…。 > 自分に対して「生きる資格がない」という時は、また趣が違います。 これもよく分かります。自分が自分に対して言うのと、他人に言うのでは大きく意味が変わってきますよね。 色々と見えてきた気がします。ありがとうございました。 (2007/03/25 17:27)
- hakobulu
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「生きる資格」の厳密な意味は「生きるための条件」ということでしょう。 生きるためには生体機能が維持されていることだけが条件であって、他人から認めてもらう性質のものではないはずです。 つまり、生きていること自体が「生きる資格がある」ということになるでしょう。 では、どんな悪いことをしても生きる資格があるのか、という問題になるのかもしれません。 この場合は、 「正当な理由無く他者の生きる資格を奪いかねないような行為をする者は、本人の生きる資格を奪われても(あるいは抑制されても)止むを得ない。」 ということになるでしょう。 正当防衛として相手の生きる資格を奪う(あるいは抑制する)権利は誰にでもあります。 「生きる資格がない」とは、その権利を主張するための根拠として初めて意味を成すのであって、 何が正当なのか、本当に正当なのか、という考察無しに感情的な排他的言辞として軽々しく用いる言葉ではないでしょう。
お礼
回答ありがとうございました。お礼が大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。 >他人から認めてもらう性質のものではないはずです。 >生きていること自体が「生きる資格がある」 私も同じように考えています。 >では、どんな悪いことをしても生きる資格があるのか、という問題になるのかもしれません。 そうですね。でもその悪いことが本当に悪いことなのか、「生きる資格がない」と言うに値することなのか… この辺りが難しいような気もします。hakobuluさんが仰っている『「正当な理由無く他者の生きる資格を奪いかねないような行為をする者は、本人の生きる資格を奪われても(あるいは抑制されても)止むを得ない。」ということになる』と、この辺りが重要なポイントのような気もします。 大変参考になりました。ありがとうございました。 (2007/03/12 0:58)
- 8942
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自戒する時に使うなら良いと思いますが 他人へ言って良い言葉ではないでしょうね。(例外はあるかも)
お礼
回答ありがとうございました。お礼が大変遅くなり、申し訳ありませんでした。 >他人へ言って良い言葉ではない 私も同じように思うのです。法を犯した等、そういったことではないのですから「生きる資格」の有無は誰にも決められない。ましてや他人へ言うのは如何なものか。。。 と思っていたのです。もし「生きる資格がない」と言うならば、私も自戒する時に使うものだと思います。 とても参考になりました。ありがとうございました。(2007/03/04)
- lululupimm
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資格って誰かが誰かの能力を認めることですよね。 だとすれば、死刑って誰かに生きる資格を剥奪されることかなと。 ということは、生きる資格は誰もが最初からもってるけど 何かの理由で剥奪されるわけですね。 この剥奪された人間は、周囲の環境から害とみなされて 淘汰されるわけですが、これって人間だけじゃなくて 自然一般もそうなのかなと。 環境に適合できない種は減少していくと。 とすれば、周囲の環境に淘汰されない能力を示すことができて、 誰かがそれを認めたとき、それが生きる資格ってことですかね。
お礼
回答ありがとうございました。お礼が大変遅くなり、申し訳ありませんでした。 >周囲の環境に淘汰されない能力を示すことができて、 >誰かがそれを認めたとき、それが生きる資格ってことですかね。 なるほど。『環境に適合できない種は減少していく』というのは、「生きる資格がない」発言された方も同じようなことをよく言っていますので、この辺りを言いたいのかもしれません。 とても参考になりました。ありがとうございました。(2007/03/04)
- corpus
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生きる資格は生まれてくることで得られます。 それ以上にないと思います。
お礼
回答ありがとうございます。お礼が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。 >生きる資格は生まれてくることで得られます。 私もそう思います。「生きる資格がない」と発言された方にそのことを話したこともあったのですが、その方にはそういった考えがなかったようです…。
お礼
回答ありがとうございます。お礼が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。 >他者とともに生きること そうですね。私は人は独りでは生きられないと思っています。多分、その「生きる資格がない」と言った人は「社会性を身につけろ」といいたかったのだと思います。 社会性・道徳性を身につけることは他人と共存していく上で重要だと思いますが、仮にそれが欠けていたとしても私は誰にでも生きる資格はあると思うのです。命がある限りは…。 何となく答えが見えてきた気がします。ありがとうございました。