ナマズでご質問していたcaudaさんですね。
魚類の空気呼吸は様々な方法があるようです。大学時代に魚類分類?の授業で「淡水魚を強く握るか,足で踏むかすると鳴いたり音が出るものは,上鰓腔等に空気があるためでほとんどのものが空気呼吸をしている。…」肝心な各論は全く覚えておりません。ドジョウもウナギも雷魚も確かナマズもみんな音がしたように思います。ドジョウは腸呼吸であることは有名ですからご存じのことと思います。
ラビリンス器官(迷路器官)(labyrinthform organ)ですが,これはキノボリウオ科のLabyrinthiciに属する魚類のみが持つものです。雷魚等が持つ上鰓腔から空気呼吸します上鰓器官(suprabranchial organ)と発生学的に異なります。
問題はウナギやナマズですが彼らも上鰓腔を持ち空気呼吸します。しかし,これらを狭い意味の上鰓器官と呼ぶのかどうか知りません。広く上鰓腔から空気呼吸すると言った意味では上鰓器官と呼ぶ人もいます。ウナギは皮膚呼吸もします。上鰓器官と皮膚呼吸で体が濡れてさえいれば死ぬことはありません。ですから雨の日等にヘビのごとく移動し,閉鎖された湖等にも分布することになります。一種の無効分散ですが…
残念ながらナマズはよく知りません。何かの参考になりましたなら…