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ファンドに投資して儲かる確率の算出は可能でしょうか?

投資信託について最近勉強を始めたものです。ファンド評価の指標には「トータルリターン」やリターンのブレを数値化した「標準偏差」などがあるようですが、これらは各ファンドを相対評価するには役立つように思います。しかし実際に投資者が知りたいのは、このファンドに投資して本当に利益が得られるのかということです。そこで、例えば「Aファンドに100万円投資して、5年後に200万円の利益を得る確率」を算出することは可能なのでしょうか。変な質問かもしれませんが、ご意見だけでも結構ですので回答をお待ちしています。

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  • wouser
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回答No.2

可能です。しかし多少恣意的にならざるを得ません。 まず個々のファンドのパフォーマンスですが、投資先の市場全体の値動きによるものとファンドマネージャーの手腕によるものの二つの要因に分解することができます。国内株式ファンドでは前者による影響が90%前後です。 そこでまず投資先の市場全体のリスク、リターン予測をすることになります。これらを算出するにはビルディング・ブロック法やシナリオ法などがあります。説明すると長くなってしまうのでご自信で調べてみてください。すぐ出てきます。年金運用なんかではシナリオ法を主軸に添えているようですね。ここでの問題は始めに申し上げたようにリターンの予想が恣意的にならざるを得ない、信頼度が低いということですね。リスクはそれなりの精度で予想を立てることができるのですが。 あとはファンドマネージャーの手腕による影響を考えてやります。ファンドのベンチマークに対する超過収益の相関係数を考慮してそれを先ほど求めたリターンに上乗せしてやります。ファンドのβにも注意しなければいけませんね。 これで一応ファンドのリスク、期待収益率は出ます。「儲かる」の定義を0%以上の収益を上げることだとすれば、期待収益率の下落となる確率を求めてやればOKです。標準偏差が分かっていますからエクセルで簡単に出せます。他も同様です。 例えば、標準偏差25%、期待収益率5%のファンド(国内株ファンドを意識しましたが数値はもちろん適当です。)があったとします。質問者さんが挙げた例ですと、求める確率は0.000013%となります。 質問の趣旨から外れてしまいますが、個々のファンドでこれが分かったからといって特に役に立つとは思いませんねぇ。なんせリターンの予想は難しいからですから算出した数字が当てにならないのです。私の場合は予想がしやすいリスクだけに注目しています。個々のファンドではなくポートフォリオ全体のリスクです。リスクを取った分だけ報われる(リスクプレミアムが上乗せされる)という前提に立って-2.5σ(標準偏差)くらいの下落が起きても問題がないレベルでリスクを最大限に取ったポートフォリオを組んでいます。自分の許容できるリスク最大限についてくるリターンをもらっておこうという考えです。

jsb1750
質問者

お礼

正直なところ、ちょっと私の頭では理解するのが困難な内容のようです。まだファンドは購入していませんが、自分の頭で理解できる範囲で慎重に投資をおこないたいと思います。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • toboty
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回答No.1

>100万円投資して、5年後に200万円の利益を得る確率  このためには年利20%越の運用が必要ですので、まず投資信託では、無理です。  「元利合計で」5年後200万円でも約15%の運用が必要で、これも無理でしょう。  確率は難しいですが、各種手数料を引いた実際の運用利率がわかれば、何年で元利が倍になるかは、わかります。  投資信託は、1年やれば、実際の運用利率がわかります。実用的には「72の法則」で、手数料を引いた実際の運用利率が5%だったとしますと、72÷5=約15から、元利合計で倍になるには約15年かかることがわかります。  逆に考えれば、あなたの人生で投資を何年出来るかによって、例えば20年投資出来るとすると、72÷20年=約4%ですので、20年で倍にしたいならば、実質の運用利率が4%以上となる投資信託(例えば申込手数料がノーロードで信託報酬が年1.5%ならば5.5%以上で運用されている投資信託)を選び、分配金は受け取らずに再投資することになります。現在は日本株式以外で好調な投資信託が多く、この程度は十分可能です。分散投資かつ継続的にて毎年100万円積んで、将来ずっと20年間にわたって200万円づつ受け取ることが現実的に可能です。  その間に物価の上昇率が例えば2%とすると、  72÷2=36から、36年後には物価が倍になっていますので、ちょうど40年後には、現在の価値と同額程度になった元利合計を受け取ることもわかります。 「72の法則」はご存じでしょう?  X年で元金が倍額になる利率Y%について、  72÷Y=X というものですね。  例えば、100万円の元金を投資して利率10%で運用できたとき、元利合計で200万円になるのは、  72÷10=7.2年 約7年かかる、という法則です。投資信託では申込手数料と信託報酬が必要なので、7年で倍にするにしても実際は(10%プラス手数料分の金利)で運用されないと計算通りにはいきません。

jsb1750
質問者

お礼

やはり確率を求めるのは難しいですよね。「72の法則」は知らなかったので、新しい知識が増えました。ありがとうございました。