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ヒルギの林をどうしてマングローブと呼ぶのか?
西表島では6種類のヒルギが密集しているところがあり、 それをマングローブの林と呼ぶそうです。 マングローブという植物がないのに、どうしてマングローブと呼ぶのでしょうか? 「ヒルギの林」と呼べばよいのではないでしょうか? よろしくお願いします。
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「ヒルギ科」というのは、系統分類的な名前なのに対し、「マングローブ」というのは生態的なくくりによる名前です。 ヒルギ科というのは、祖先が共通と考えられるグループなわけですが、マングローブは、祖先はばらばらでも、それぞれ、海水に耐える体の仕組みをもっているので、海水のあがってくる場所でも生活できるという、生活の仕方が共通なグループなわけです。 西表島のマングローブも、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギがヒルギ科、ヒルギモドキがシクンシ科、ヒルギダマシがヒルギダマシ科、マヤプシキがハマザクロ科で、分類(祖先がおなじグループという意味での系統分類)上はバラバラなのです。 世界的にみるともっとたくさんのマングローブ植物があり、科の数ももっと多くなります。そういった科の多くは、マングローブ植物ではないものも含んでいるので、科の名前でマングローブ植物だけを取り出すことは不可能です。 変なたとえですが、「自民党」という名前の人はいませんが、「自民党」という名前をつけないと、共通の政治理念を持っている彼らをひとくくりに呼ぶことはできません。人間は出身でもグループに分けることができ、たとえば自民党の小泉首相は慶応出身です。ですが民主党の小沢一郎氏も慶応出身ですから、「慶応」という言葉で、共通の政治理念の人をくくることはできないわけです。
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- suiran2
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「海岸や河口の一部の海水あるいは淡海水の潮間帯泥地に生える常緑低木または常緑高木植物の植生」をマングローブ(紅樹)といいます。当然マングローブいった植物があるのではありません。マングローブ林は無理に紅樹林といった日本語を作りましたが広まることはありませんでした。 尾瀬のような「湿性草原」「高層湿原」も湿性草原や高層湿原という植物がないのと同じことです。
- asahina02
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マングローブで検索すればぞろぞろと出てくるようです。 ようは河口などの海水、淡水混じった辺りに生育しているのを そう呼ぶようですね。
- walkinoctopus
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語源に関しては諸説あるというのは聞いたことがあるのですが、個人的には地理的にも南方から伝わってきた言葉の定義と和名のずれかと思ってたのですが、下記URLを見る限り近代になってから呼ばれ始めたみたいですね。