• ベストアンサー

砂漠

 砂漠って、どうしてできるんでしょうか。  砂漠を農地にすることって、できないのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nacam
  • ベストアンサー率36% (1238/3398)
回答No.3

基本的に砂漠が存在するのは、中緯度地方で、熱帯や寒帯などには存在しません。 気温が高い事や、海からの距離にも関係しません。 中緯度地方で、海洋からの偏西風やモンスーンの影響を受けない地区に砂漠が発生します。 また、沖合いに寒流が流れている地域は、海洋沿岸部でも砂漠化の傾向が出ます。 砂漠となるのは、 ・海洋から遠く離れた地域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠、キジルクム砂漠、サハラ砂漠、オーストラリア内陸部の砂漠など) ・沖合いに寒流が流れており、偏西風の向きと反対になる地域(アタカマ砂漠、ナミブ砂漠など) ・海洋に近くても、常に高気圧の力が強く、モンスーンになりない地域(ネフド砂漠、ルブアルハリ砂漠、ワラン砂漠など) この中で特に特徴的なのは、チリのアタカマ砂漠です。 アタカマ砂漠は、世界で最も降水量の少ない砂漠です。 しかしアタカマ砂漠は、太平洋に面しています。 (太平洋とアンデス山脈に挟まれた地域にあります) これは、沖合いを南極からのフンボルト海流という寒流が流れており、海上での水の蒸発が極めて少なく、常に風が、陸側から海側に吹いているために、蒸発したわずかな水蒸気も、陸側にこない事が原因で、砂漠となっています。 >砂漠を農地にすることって、できないのでしょうか? 砂漠化の一番の問題点は、降水量の少ない事、植生よりも人口増加が大きい事、燃料に蒔きなどの樹木を使う事が、問題となります。 その事を、ひとつひとつ解決してゆく必要が有りますが、現実にはかなり難しいでしょう。

keikaku
質問者

お礼

 お礼が遅くなって申し訳ありません。  とても詳しい説明をしていただき、とてもよくわかりました。  海に面しているところでさえ、砂漠になるというのは意外でした。海に面していれば、海で蒸発した水が雨となると思っていたからです。

すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (5)

  • fwij1052
  • ベストアンサー率20% (1/5)
回答No.6

砂漠は「降水がない」からできます。他の方も述べているように、気温や隔海度はあまり関係しません。 「降水がない」要因は(1)高気圧が発達するから(回帰線~緯度30度付近)、(2)沿岸を流れる寒流が上空の空気を冷やし、海水の蒸発量を減らし、雲をできにくくしたまま陸上に流れ込む(ナミブ砂漠、アタカマ砂漠)です。 乾燥した土壌に水をまくと、地中の水分が空気中に蒸発するときに地中の塩分を持ち上げてきてしまいます。水分は大気中に蒸発しますが、塩分は地表に残ります。これが塩類化です。 砂漠を農地にするためには、すぐに蒸発していかない設備が必要です。具体的には、 ・蒸発量を上回る水をどこか(外来河川など)から供給する ・日陰をたくさん作り、蒸発する温度を少しでも下げる などの対策が考えられるでしょう。

keikaku
質問者

お礼

 お礼が遅くなって申し訳ありません。  とても詳しい説明をしていただき、とてもよくわかりました。  ありがとうございました。

すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#37852
noname#37852
回答No.5

NO.4です。 ごめんなさい、塩分でなくて「塩類集積」でした。

すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#37852
noname#37852
回答No.4

個人的には「砂さばくばっかりじゃないのね」と知ってからはマニアっぽく(?)「沙漠」という字を使っています。 沙漠ができる要因はいろいろでしょう。 自然にできることもあれば、公害みたいな感じでできることもあり・・・ 中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンの間だそうですが、アラル海というのがありまして、もともと沙漠地帯にあった塩湖だそうなんですが、農業用水で水を使いすぎたりして、干上がった場所が「塩沙漠」になっているそうです。 こうなると農地には使えません。 http://www.eorc.jaxa.jp/imgdata/topics/2004/tp040213.html 温暖化の影響で高山の雪解け水が来なくなったり、雨が少なくなって荒地が広く・ひどくなった土地もあります。 たとえばアフガニスタン。これは「沙漠化」でしょうか。もともと乾燥地帯ではあったのでしょうが、ひどくなったそうです。 乾燥地帯を農業に使っている地域はあります。 センターピポットというのがあって、米国中西部のあたりとか、中東の沙漠とかで使ってるらしい。 スプリンクラーで水やりをして丸い畑を作ります。 ラスベガス近郊のをヒコーキから見たことあります。こんなのでした。これはどなたかが撮ったものを検索して見つけたものですが。。 http://mustfa.web.infoseek.co.jp/wdw00158.jpg http://mustfa.web.infoseek.co.jp/windowaside.html しかし気をつけないといけないのは塩分集積。 雨が少ないと地表に塩が貯まりやすいんだそうです。塩が貯まると塩沙漠みたいになって植物が育たない。 塩を除去するのも大変(っていうか無理)。 それと、すでにカリフォルニアあたりで問題になっているようですが、じゃんじゃん水を使うと井戸水がどんどん減っちゃうという問題もあります。雨が少ない土地なので。 少量ずつ水をやる方法で研究している日本人チームもあります。 点滴灌漑(かんがい)というやつがそうかしら? http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/inf/syokuryo.html 昔、図書館で本を借りて読みました。 保水剤を使って、水を少しずつやるとあまーいメロンができて、ネズミなんかがやってくるほどだったと。   ↓ http://www.amazon.co.jp/%6c99%6f20%3092%7dd1%306b/dp/4004302870/sr=1-3/qid=1157352206/ref=sr_1_3/250-5784457-6455402?ie=UTF8&s=books 上記の本にも出てきたのですが、鳥取砂丘で砂地の農法を研究しているんだそうです。

参考URL:
http://www.tottorisakyu.jp/kyou/kansou/kanso-center.html
keikaku
質問者

お礼

 お礼が遅くなって申し訳ありません。  とても詳しい説明をしていただき、とてもよくわかりました。  ありがとうございました。

すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#21649
noname#21649
回答No.2

植物が生きていける大雑把な温度は40度です。これ以上になると高等植物は生きて行けません。枯れます。 枯れると土などが直接太陽の熱で乾燥します。水がなくなります。残るのは塩類です。塩類が高濃度になると植物は育ちません。枯れます。 最近の例ではカスピ海。灌漑用水として上流にダムができ水が入らずにかすび海は塩湖に.かんがいした土地には塩がたまって何も育たない砂漠に。 農地の場合非収穫期が何ヶ月か存在します。その間表面を負おう草はなく水が蒸発して急速に砂漠化が進みます。 なお.海水から蒸発した水が供給されるのはせいぜい海岸から200-5000km, 稲作のような水を大量に使う栽培は100kmが限度です。

keikaku
質問者

お礼

 お礼が遅くなって申し訳ありません。 現在、砂漠で地下水を利用して植物を栽培していることろがあると聞きました。(世界で一番受けたい授業より)  このことで、砂漠が農地にかわるといいなっと、感じました

すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#21760
noname#21760
回答No.1

URLを参考 『沙漠と沙漠化について』 http://www2.wbs.ne.jp/~kunio/sabakukagaironn.htm 「沙漠」で検索かけるとまた深く調べられると思います。 『日本沙漠学会』なんてのもあるそうです。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaals/

keikaku
質問者

お礼

くわしいサイトを紹介していただき、ありがとうございました

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A