絵を習い初めて3年になりますが・・トホホ
ハガキのすみっこにササッと絵を・・・小さい額に自分のささやかな絵を入れて飾りたい・・
水彩絵具で花の絵が描けたらなぁ・・という希望で先生をみつけました。
先生は、最初問い合わせの電話をした時「絵手紙はどうですか?」と聞かれました。
私は、絵手紙の絵は好きではないのです。本当の姿形の絵を描きたいと申し上げました。
デフォルメされた形でないものを描きたい・・と思っていまして。
かといって細密画は嫌いなのですが。
先生は、「ああいう絵(絵手紙の絵)はお好きでないのですね。そしたらわかりました。」後は何かおっ
しゃいましたが忘れました。
私の記憶では、本格的? な普通の? の絵を教えて下さるようなニュアンスの御返事だったと思いま
す。そしてその教室に行き始め 3年が経ちました。
3年間・・・デッサン、色相のこと、水彩画、アクリル画、それらを交互に教えて頂いています。
イーゼルに載せて8号くらいの絵も3枚仕上げました。セザンヌの玉ねぎの模写もしました。
私の部屋にその絵を飾っています。先生が手を入れて下さったのがほとんどなのですが(笑)
しかし、傍らで私の絵の上に描いて下さる先生の色の入れ方筆さばきを拝見していますと
とても勉強にはなっています。
少しづつ色の混ぜ方も慣れてきました。
この教室は小人数のマンツーマンに近いカルチャー教室です。美大を受ける子も来ています。
前置きが長くなってすみません。
このまま、ここで教えて頂いて行けば、必ず素晴らしい絵を書けることは間違いないと確信します。
しかし…私、哀しいかな60代の後半に突入。もう先がないのです。60の手習い ? 世間ではそうも
言いますが。本格的な絵も良いのですが、ササッと一筆 !!!
この私の長年の夢は一体何時の日に叶うのか ? 思い返すとそれは私が小学4年生の時でした。
その頃はもちろん絵が大好きでした。絵の写生にクラス全員が担任に連れられてに出かけました。
当時から淡彩の絵が好きで、画用紙の真ん中に大木をドンと据えて淡く塗りつぶして完成。
学校に帰ってきて、担任がクラスみんなの前で「この絵は誰のですか? ふまじめな絵です」
私の絵をかざして批評しました。動物園に行ってイルカの絵を描けば、黒いイルカの肌の周りをクレ
ヨンで黒く縁取ったところ、輪郭を描くと平たく見えるからダメ!! と批評されるし・・・子供心が萎縮。
絵は大嫌いになり、幸い中学では絵の授業がなくなってラッキー!!! 結婚して姑の介護も終わり
ほっとしたらムクムクと絵が書きたいと思うようになりました
絵であれば本格的な絵でなくても良かったのです。
教室で最初のころに、私の希望は先生に告げてありますので、今更ササッと淡彩の絵を・・・なんて
言うこともできません。近頃では油絵もどうですか? とすすめられているのです。
一層遠のく私の描きたい希望の絵・・・トホホ・・・です。
私と一緒にこの教室に来ている男性は、日本画を描いています。それこそ墨彩でササツと淡い色彩
で描いてとてもうらやましいです。
世間にはカルチャー教室が山程ありますし、個人的な教室も有ります。
私の人生には先がないと思うとあせりの気持ちが先だってきます。
やめて早く次の所にトライしなければと・・・
せっかくの3年間も惜しいですし、先生はとても私は好きです。女性で、素朴な方なのです。
教え方もていねいで本当に私が若ければ続けたいと思ってはいますが、なにせ先が遠くて見えない
のです。自宅から教室は遠くて大変ということも有ります。
ここを辞めて、次の先生を探すというのであれば、最初に私の希望をしっかり述べるのはもちろん必
要ですが。本格的な教室は、もう同じ事の繰り返しになるのかもしれませんね。
カルチャー教室は初歩の者は少ないでしょうし、多くの受講者の中の一人にていねいに教えてくれる
ことは望めませんね。本格的な絵を教えようといわれる教室の先生からは私のようなものは邪道
なのでしょうね。ササッと描く絵にも、もちろんデッサンなどの基本的なものは必要とわかっていま
す。デッサンなどこれからもいやではありません。
私のような絵を描きたいという希望の者はどうしたら良いのか御指導をよろしくお願いします。
まとまりがなくてすみません。よろしくお願いします。