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数学の3大分野、代数・幾何・解析
数学の3大分野は、代数・幾何・解析といわれると思います。 僕もそれには一応納得できますが、なんらかの違和感を持っています。 数学を表現するのに、記号や数学的文字や数式や論理式などを含む文字的側面と、図形的側面に大別されると思います。 それで、代数・幾何が対照的に思いますが、解析という分野の位置づけが僕にはあいまいなのです。 たとえば、別の何かと比較して、解析という分野の位置づけをとらえれないでしょうか?
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初等数学の「単元」をあげると、 「式の計算」「方程式」「関数」「平面図形」「空間図形」「確率・統計」 となります。 「式の計算」「方程式」が代数分野 「平面図形」「空間図形」が幾何分野です。 「関数」は広い意味では解析分野で 「確率・統計」は統計分野とくくったら良いでしょうか。 統計分野は数理的統計であっても、抽象化に限界がありますし、抽象化していくと、確率密度変数を扱う関数の研究が主命題になります。 ですから、わかりやすい分類としては、「代数・幾何・解析」とする考え方があるのでしょう。 ただ、あくまでこれは話をおおづかみにとらえるための方法であって、座標で図形を扱う解析幾何学では方程式が頻繁に出てきますし、微分積分に代数計算が必要であることは言うまでもありません。 しいて、「解析」の反対の概念をさがすなら、「解析しない数学」つまり、動かない数の世界である「算数」のことになるのではないでしょうか。
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- scale--free
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私はとある講演で次のようなことを聴いたことがあります。 幾何は方程式を立てる。 解析はその方程式の解の存在を調べる。 代数は解を記述・表現する。 もちろん、これは幾何・解析・代数の役割の一部を述べたものですが、 現代数学では幾何・解析・代数の関わりは複雑になっています。 例えば、微分幾何学のある分野では、(非線形)解析は欠かすことのできないものになっています。
- fronteye
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数学を代数・幾何・解析に分類するのは、おそらく明治時代に作られた大学設置基準に「数学科ではこの3分野を開講する」といった内容が記されているからだと思います。 学士の認定には、この3分野をそれぞれ何単位以上か修得する必要があったと思います。 だから大学では新しい講座を開設するたびに、この3分野のどれかに無理やりにでも当てはめようとします。(「その他」という分類もあったと思うが?) でも、実際の現代数学でこの3分野の分類が意識されることはほとんどないでしょう。 質問への直接的な回答にはなっていませんが、参考になれば。
- tuort_sig
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敢えて位置づけをするなら、解析は代数と幾何の中間(?)。 理由は、方程式系の解析では代数が必須であり、多様体の解析では幾何を扱うから。
お礼
みなさま、ありがとうございました。 まだまだ、もどかしい思いはありますが、参考になりました。