モル濃度で計算をなさっていますか?
モル濃度はこういった濃度計算がしやすい表示法です。
希釈の際は何倍希釈すればよいと考えると分かり安いです。その上で必要量を計算します。
たとえば、18Mの溶液を0.5Mに薄める場合、36倍希釈ですね。
精度を必要としないのであれば、18M溶液1mLに水35mLを加えれば36倍希釈、36mLの0.5M溶液が得られます。
約100mLの溶液が必要なら、その3倍量でつくれば100mL強の0.5M溶液が出来ます。
一方、精度が必要なのであれば、必要量とメスフラスコの容量で考えて必要な18M溶液量を算出します。
200mL必要で、200mLメスフラスコをお持ちなのであれば、必要な18M溶液量は200÷36(倍)=5.56 mLですね。
一方、濃度に勾配を付ける場合、この例だと0.1, 0.2, 0.3, 0.4, 0.5Mの溶液それぞれ200mLが必要なのであれば、0.5M溶液200mLに5.56mLが必要なのだから、その比例配分で、
0.1M = 0.5Mの必要量 x 1/5 = 1.1 mL をとって200mLにメスアップ
0.2M = 0.5Mの必要量 x 2/5 = 2.2 mL をとって200mLにメスアップ
・・・・・
となるでしょう。