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ヒトゲノムには尻尾を生やす遺伝子が残っている !?
子供電話相談室級の質問です。 尻尾でなくてもよいのですが、ヒトゲノムには進化の過程で失われた機能や器官と対応する遺伝子が見つかることがあるのでしょうか。 例えば「ここの部分が遺伝子として復活すれば尻尾が生えて便利なのになぁ」といったことがあるのでしょうか。
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質問者が選んだベストアンサー
この間、エラ(魚類)の名残がヒトにも残っているという話を読みました。その本によると、進化の際、エラが副甲状腺になったとのこと。副甲状腺って主にホルモンに関係した臓器なので、エラから進化したとは驚きですね。 これ以上詳しくは覚えてないので、もっと知りたければ「ネイチャー」っていう赤い雑誌があるので、本屋さんに行くことがあれば見てみて下さい。
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- subaru361
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書き方が悪かったので、追記します。 「サルは○○の遺伝子が働いたので尻尾があり、人はその遺伝子が働いていないので尻尾が無い」的な発想は私はとりませんし、発生過程をみれば恐らく私の考えが正しいでしょう。尻尾については一度は発生しているわけですから。結果だけとれば、人の尻尾は失われたととらえるかもしれませんが、発生の過程のかなりの部分において、人間もサルも近似した遺伝子発現をしていると想像できます。 ただ、結果として形態が違うのは事実ですが、それが時系列をおって発現するどのような遺伝子の相互作用の結果としてそうなるのかを解明することは現在の理解では想像を超えるのではないでしょうか。 ま、尻尾のある人って確かにいますので、もうちょっと単純な遺伝子支配の可能性も否定はしきれないのですが。 なお、ヒトだけではなく、チンパンジーやゴリラなどの近縁種も尻尾については退化していることを確認するのを忘れておりましたのでついでに追記しておきます。
お礼
二度もありがとうございます。 この手のサロン的な話題は質問者には有益ですが切りがないので、24時間以内に新たな書き込みがないときは締めます。 みなさん、ありがとうございました。
- subaru361
- ベストアンサー率19% (55/283)
胎児の初期発生の図なりを見てください。4週目あたりではみな尻尾が生えています。あなたにも尻尾が生えていた時期があるのですよ。 尻尾が生えているというのどうとるかは微妙ですが、尾骨は人間にも残ってますので、退化はしてますが、尾の形成に関与する遺伝子のうち、そこそこ機能はしている遺伝子もあるということですよね。 現在は形態形成に関する理解が十分ではないため、関与する遺伝子をすべて網羅しているわけではありません。それができれば、当然質問にあるような遺伝子は見つかるでしょう。 今何か例があるかというと、ないかもしれません。
お礼
No.4へのお礼も兼ねます。 胎児の成長には初めの一万回の細胞分裂は魚類時代の遺伝子の残滓が作用し、つぎは両生類時代の、爬虫類時代の、ネズミ時代の、といった類の話が隠れていたりはしないのですかね。 ゲノムには各臓器を作ったり、20億回鼓動を打ったら心臓の活動を止めるといったカウンターがあったりして、A、T、G、Cで書かれた分子(電子ではない)計算機のプログラムであるらしいなんて、こんな妄想をもっています。 全て解明されてしまうのは恐ろしい気がします。 ありがとうございました。
- toshi_2000
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そういう遺伝子は、残っているでしょう。 実際に尻尾の生えている人もいるのですから。
お礼
ありがとうございました。
補足
尻尾以外にも例はありませんか。 遺伝子として働いていないDNAの役割に触れた解説が得られると、ありがたいです。
お礼
エラが副甲状腺ですか。エラは水中の酸素を物理的に吸収しているのでしょうかね。副甲状腺は化学的ですよね。ずいぶん変化したものです。 こんな具合にどんどん例を挙げて下さるとありがたいです。 ネイチャーは面白過ぎるのが欠点ですね。ありがとうございました。