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◆お年寄りの「持病の話」は心理学で分析できるのですか?◆

こんにちは。 心理学に興味があって、一般向けの読みやすい本を読んでいます。 そこで皆さんに質問です。 よくお年寄りが自分自身の持病を話したがりますよね。 話題のメインになるぐらいの頻度で話したがります。 これは何か心理学で分析できる傾向なのでしょうか? おいそがしいところすみません。 知恵をお貸しください。

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  • hakobulu
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回答No.4

病気というのは一般的には怖れられるものです。 また、人体には大変な労苦を強いるものでしょう。 つまり、自分の病気の話をするというのは、 「私は、これほど怖ろしく大変な労苦を背負っている」ということを他人に知らせているわけです。 理由は2つしかないと思われます。 一般的には「同情を得るため」ですが、 「私は皆が怖れる病というものを背負っていながらも、こうしてそれを乗り越えて何とかやっていく能力がある」という自己アピールです。 お年寄りに拘わらず、 仕事の大変さを強調したり、借金の多さを吹聴したり、宿題やレポートの多さを嘆いてみたり、殆んどは自分にそれを乗り切る能力があることを自慢したい心理が働いている場合が多いのではないかと考えます。

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質問者

お礼

乗り切る能力のアピールだとは! 新しい発見です。 ありがとうございました。

その他の回答 (3)

回答No.3

やはり共通話題のなかで無難なのかなあ?と思います。人とのコミュニケーション手段の1つというか。それが趣味だったり、子育てだったり、仕事だったり1つのリンク集団ではないかなと感じました。特に病気は辛いことが主ですし、共感共鳴者を無意識に求めたくなると思います(失恋なら同じ経験の人に賛同してもらいたいとか、慰めの言葉を求めているとか)病院の情報交換もできるかもしれませんし、どんな食べ物がよいとか、どんな運動が良いなど、会話にもボリュームが出てきて良いのかもしれませんね。

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質問者

お礼

やはり、病気の話は盛り上がっているんですね。 老人になってみないと分からない感覚かもしれません。 ありがとうございました。

  • mojitto
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回答No.2

人と話をするときは共通の話題を見つける必要があります。 例えば天気の話、趣味、ニュース、芸能、彼氏彼女友達などの人間関係… お年寄りがほぼ確実に持っているのが持病です。また持病がなくてもそれは賞賛できることなので、当たり障りのない話題として最適です。 そこから話を広げて、趣味の将棋、かわいい孫、生意気な嫁などへと話が発展していきます。 同じような例として、病院では病気自慢が始まります。なぜなら全員、なんらかの病気を持っているからです。 小学生くらいだとTVの話題が多そうですしね 親父が集まれば、サラリーや妻の話とか…

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質問者

お礼

病気の話は…共通の話題としては、適当な題材なのでしょうね。 ありがとうございました。

回答No.1

最初に、高齢者に限定せず、青年期・壮年期の方が病気・事故で、障害が残る事態に遭遇したと仮定します。意識が鮮明であれば、最初に「何故、自分が○○なんだ」という悲観的な見方します。次に、その病気・事故後の自己の状態(障害の有無も含め)や生活、自己との関係者(配偶者・子・親兄弟など)との事を考えます。同様に悲観します。では、何故悲観するのでしょう。それは、病気・事故による自己の状態を受け止めてきれていないからです。事態を把握するのに時間を要します、把握すると今度は混乱します。  次に、入院などの状態は、治療をしている時間でもあり、考え事態を受け止める時間でもあります。考えた上で、自己のあるがままの状態を「受け容れる」のです。これを障害がある場合は、「障害受容」といいます。これは、「生じる障害を自ら認識し受けとめる」こと。障害の有無に係わらず、人はその様な事態に遭遇した際、受容の状態、つまり、事態を乗り越え未来に目を向けれる状態になる事が望ましいのです。薬物治療・リハビリの効果は格段に向上します。  次に、老年期の方は、まず喪失体験が増加、喪失体験が悲哀感になり、やがて訪れる死を意識し、老性自覚を深めす。しかし、病気や障害の為に日常生活に不便を感じる様になっても、それを「受け居れ」、その事に固執しなければ「心」は安定し、老化した自己を自覚する事が少なくてすみます。老年期の方はこの様に喪失体験をする度に老性自覚が生じますが、その意識をはねのけ、抑圧する事で、心の平衡関係を保ちます(防御機構の働き)。抑圧や否定したい衝動が強いと反動形成として、明るい笑顔や態度で紛らわす場合も有ります。  代償行動が行き過ぎたと思えば、自己コントロールをし、次第に現実と適当な心理的な距離をとることができる様になります。

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質問者

お礼

詳しい説明、ありがとうございます。 老人達の心にそんな動きがあるとは。 ありがとうございました。