kanseiと申します。不動産鑑定士です。高校三年生という若さで不動産鑑定士を目指されているとのこと、不動産鑑定士の一人として大変嬉しく思います。
さて、ご質問についてなのですが、回答というよりもアドバイスという形を取らせて頂きますが、はっきり申し上げると学部はどこに行かれても、不動産鑑定士試験に関する限り、あまり影響はないものと思われます。実際、私の周りには、法学部、文学部、経済学部、商学部、社会学部、工学部等のさまざまな学部の出身者がいますが、特に試験でハンデがあったと言っているものはいません。(但し、数学が苦手な方は、経済学部等で経済学の勉強量を増やすという手は考えられますが・・・これも実際はあまり影響はありません)なぜか?なぜならば、不動産鑑定士試験の問題は、大学の学部において勉強するレベルの内容では到底解けるものではありませんので、それ専用の勉強をする必要があり、その結果、学部はあまり関係ないのです。たしかに、試験科目に民法や経済学や会計学があるため、これらを専攻する学部に入ることによって得られる多少のアドバンテイジはあるかもしれませんが、本気で不動産鑑定士の勉強をする人ならば、一瞬で追いつくことができます。
では、学部を選ぶ場合、何を基準にすることがいいのかですが、不動産鑑定士の勉強は基本的には独学では不可能に近いので、専門学校に行かれることになると思いますし、不動産鑑定士になるための勉強はここでするのが中心になります。よって、将来、あなたが思い描かれる不動産鑑定士の姿になるために利用できる学部に進まれたらよいのではないでしょうか?
最後に、一日も早く不動産鑑定士試験に合格され、不動産鑑定業界において活躍されることを期待しております。頑張って下さい。
お礼
ありがとうございます。とても参考になりました。 先日大学のオープンキャンパスでもらった科目紹介の資料には不動産学らしきものは見当たりませんでした。大学では不動産について学ぶことはほとんどないそうです。 やはり資格を取るには専門学校に通わなければならないので親の経済的負担を考えて自分の興味のある学部へ進みたいと思います。