地上に行った同級生たち(自分の学部/文/法/経済)から話を聞いてきたというだけの立場ですが、ひとつの参考までにと回答いたします。
高校生の頃には「法や経済に関する問題が出るからその学部」というような噂が流布していましたが、
実際に、同じ大学の法学部や経済学部の同級生によれば、
「公務員試験の内容と大学の授業の内容はほとんど関係ない」
とのこと。
確かに、たとえ一・二年時の概説授業といえども、公務員試験用参考書にまとめられているようなことをそのまま概説されたら、(それなりのレベルの大学ならば)大学として大問題ですよね。それならわざわざ大学に来ないよ、という。
私の専門は心理でしたが、確かに、心理職(公務員)の試験問題と大学で学べたことはほぼ完璧に無関係でしたし、
学部は異なれど、そのあたりの事情は同じなのかもしれません。
文系の場合は一般に、専門色が強くなるのが早いですし。
結局、何故か私のいた学部から行政職(地上)に行った人もたくさんでした。どちらかといえば文・工・医に親和性が高く、法・経済とは全く無関係な学問でしたが。
「法律とか経済とかやるの大変じゃなかった?」
と尋ねましたら、
「うん、教職科目で憲法だけはやってたけど、他は真っ白だからねえ(苦笑)」
とは答えられましたが、
しかし、同じ質問を法学部の人にしても、おんなじ答えが返ってきたのは興味深いことでした。
さて、受験対策ですが、実質競争率の高い(トップ大学内だけで数十倍ということにもなる)各専門職の場合はさておき(前述の通り大学で学んだ内容と直接の関係がないため、過去問および傾向の把握のために専門学校の教材を取り寄せたりしてました)、
行政職の場合は、時間やお金をかけて合格したという人は、私のまわりにはいませんでした。
せいぜい、春休みをひとつ潰してベネッセやったとか、市販の問題集を解いたとか、その程度らしかったです。
ですから私の印象では、公務員試験(地上程度)を突破するため「だけ」に法か経済に行く必要は、別にないのかな、という感じだったのですが(大学では自分のやりたいことを追求しても、その後の合格に支障はないということ)、
たまたま法律的な/経済的な素養を深めたい、ということであれば、全く問題ないのだろうと思います。
私見では、興味のある方に行くか、
特に興味がかたまっていないようであれば、戦略として、入りやすい方に行くか、
ということで良いのではないかなと思いました。
なお、国税専門官のことは全く存じませんので、上のアドバイスはあくまで地上向けのものです。
お礼
返事ありがとうございました。