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ヒグラシに蜩の字を当てるのは何故?
Q1 中国にもヒグラシがいて蜩の字を当てているのですか。(漢和辞典からは中国では、蜩=セミ一般のようでもあり、蜩=ヒグラシのようでもある) Q2 Q1でイエスのとき、中国では何故この字を当てたのですか。 Q3 蜩の字が中国伝来でなく日本固有の表記の場合、何故この字を当てたのですか。 蜩=虫+周は、「国中あまねく分布している」からとか、もの哀しい音色に反して傍で聞くと意外なほど声が大きいので「周囲にあまねく声が届くから」とでもいったヒグラシの習性や生態に由来するのではないかと仮説を立てています。果たして・・・。 そろそろ関東も梅雨明けで待望の蜩の季節です。蜩の字の由来が毎年気になって仕方ありません。
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Q1 以前台湾では「蜩」を使っていましたが、最近は「暮蝉」と言っています。「蜩」を使っていたのは、日本占領時代の名残だと思います。台湾も中国でもセミ全般は「蝉」といいます。 Q3 これは想像ですが、昔は鳴き声の美しさから、(他のセミとは違う)と判断されたのでは?セミと認識されたか、全く違う生き物と考えられていたかはわかりませんが。 ちなみに、「寒蝉」はツクツクボウシのことです。台湾や中国で現在も使われています。漢和辞典は生物学辞典ではないので、間違いも多いと思います。
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- linearis
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追加情報です。台湾名と中国名で異るものがあります。 和名/中国名/台湾名 ヒグラシ/○(○は虫偏に唐)蝉/暮蝉 クマゼミ/△(△は虫偏に乍)蝉/熊蝉 ニイニイゼミ/□(□は虫偏に恵)蛄(虫偏に古)/中国名に同じ *台湾でクマゼミを熊蝉と書くのは日本占領時代の名残でしょう。
お礼
詳しい情報をありがとございます。 linearisさんの回答から中国名に蜩の字を当てる蝉はいないことがはっきりした一方、u_king5555さんの回答から蜩の字を当てるのは日本特有の発明ではなさそうなことも、はっきりしたようですので、これにて締めることにします。みなさん、ありがとうございました。 余談ですが中国では蝉を鈴鈴子という言い方があると聞いたことがます。幼児語?。
- u_king5555
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私の持っている漢和辞典では、 「1、せみ。せみの総称。 2、『寒蜩』とは、せみの一種。初秋に鳴く小型のせみ。ひぐらし。」 ・・・と書いてあります。 この文字の成り立ちは辞書によると、 「虫+音符周(シュウ)」で、せみの声をまねた擬音語。中国人はせみの鳴き声をテウテウと聞き取った。 つまり中国では「蜩」=セミ全般 ひぐらし=「寒蜩」ってことじゃないかな?と思います。
お礼
早速の回答、ありがとうございます。 1 「寒蝉=せみの一種。ひぐらし。」もあるのですね。手元の辞書には「蜩蟷=せみの一種。ひぐらし。」、「蜩蝉=せみ。ひぐらし。」がありました。 2 「蜩」=セミ全般。ひぐらし=「寒蜩」を始め数種あり。と、いったところらしいですね。 3 「虫+音符周(シュウ)」が擬声語と知って疑問は解決したみたいですが念のために、もう少し放置しておきます。悪しからず。
補足
漢和辞典から、どうやら中国ではヒグラシをもって蝉の代表としているニュアンスを感じます。 この真偽と仮に真であるときの、その理由が判ると質問者の欲求は完全にみたされるのですが・・・。 テウテウと聞き取る蝉の種類も分れば知りたいところです。
お礼
お礼が遅れてすみません。 暮蝉も寒蝉も日本人の感覚にも、よく合う命名ですね。 漢和辞典の使い方には気をつけます。