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病院建築について質問
私の知っている 公立病院の建築で 病院規模 約400床 地上10階 地下1階 地上3階までベース四角 4階以降 形はバタフライ型 の構想で設計図が描かれたものを目にしました。 スパン間隔が6.2mとなっています スパンは全ての階で同じになっていました。 6.2mは広いのでしょうか? 端だけは長い 9m程度? 集中治療室のホームページを見ると7.2mが望ましいとありました。 果たして、6.2mは建築上 メリットは何処にあるのでしょうか? コストが安い? 耐震強度上有利? あちこちのホームページで公開されている病院は スパン間隔が広いものを採用されています。 理由は将来変更が容易であろうとコメントが付いていました。 どなたか、専門家のご意見をお伺いいたしたいと思います。 ご意見お願い致します。 (同様の文章を幾つかのサイトに投稿させていただきました)
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>もし、1~3階は7.5mそれ以降は6.2mと言う形には >出来ないのでしょうか?とか思うわけです。 これは、完全に不可能ではありませんが、ほぼ無理な話です。 基本的に柱は上から下まで同じ位置に通さないと、構造的に問題が生じます。 構造的に無理をすれば計算上はできないこともないですが、 柱が大きくなる、梁せい(梁の高さ)が大きくなる等内部空間が圧迫されるのは必至です。 コストも無理をすればするほどアップします。 プランが分からないので、 >設計で病室の形等で対応できないものでしょうか? については、なんともお答えしようがありません。 個室ばかりの病棟なら、病室2室で1スパンのところを、3室で1スパンという考え方にする、と いった形での対応も可能ですが、 4床室が絡むと難しくなります。 4床室・個室・4床室・個室といった並べ方にすれば スパンを1.5倍にできる可能性もありますが、 実際の病棟構成としては使い難いでしょう。 病棟のプランにおいて下階に7.5mのスパンが必要な部分に個室を集め、 その部分だけ変則スパンにする、というのが現実的だと思われます。 既に適用済みかもしれませんが、低層階のみになる部分がある場合は、そのスパンは大きくするとか。 これ以上は、さすがに現物がないと、アドバイスも難しくなります。
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- moon00
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現在計画されているものとして考えると、確かにスパン6.2mは少し狭い気がします。 4階以降に形状が変更になっているのは、そのあたりから病棟階になっているからでしょうか。 確保したい病室の数と敷地の関係からのスパンの可能性もあります。(病室の真ん中に柱を出すわけにいきませんから。) その他、考えられるのは、建物の高さを抑える必要がある、ということはありませんか? スパンを大きくすればするほど、梁せいが大きくなり、有効に使える梁下高が圧迫されます。 例えば階高4mの場合、スパン6.2mなら梁下で3.3m確保できるが、8mになると3mしか確保できない、といった場合です。 特に病院の場合、下層の診療部門には天井高を必要とするものもあるでしょう。 その場合、スパンを飛ばす=階高を高くする→全体の高さが高くなる、となります。
#1です。 質問者の意図がよくわかりませんでしたが(素朴な疑問なのかと思いました)、補足によると現プランに反対する立場のようですね。 建築の構造の面からいうと、RCでは8m程度までが一般的です(7×7とか6×8などが好まれます)。でもSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造にすれば、もっとスパンを大きくすることができます。 鉄骨造でも同様にスパンを飛ばすことは十分可能ですが、鉄骨の場合スパンが飛ぶと歩行などを原因とした床の上下振動が問題になることがありますので(鉄骨は主に事務所ビルに採用されます)、病院のような振動を嫌う精密機器や精密作業をするところ、入院施設のように睡眠をする場所では不向きかもしれません。 コスト面からいうと鉄の単価は高いので鋼材料が多くなれば、高くなりますが、梁の数などが減ればその分は安くなります。 そういえば昔、芸能人が、カラオケボックスを建てた際に、カラオケ機器が搬入できない欠陥カラオケボックスを建てられたという事件がありました。 病院においては建築物に対する費用の全体のコストの割合は他の建物と比べて極めて低いです(その分設備機器の割合が高い)。 病院は設備上の問題を優先すべきであり、それに見合った建築計画をすることが大切でしょう。 意匠的にもかなり工夫している建物のようですが、耐震性からいうとシンプルな長方形のほうが、バランスが良く、複雑な形状は耐震性が劣ることがあります。 建築的にはスパンの飛ばせないRC造でも7~8m程度のスパンは全然問題なく確保できます。むしろ6.2mというのは小さい方です。 建築の計画を進める前に、病院の機能としての計画を煮詰めて、それを反映して建築計画を進めた方がよいのではないでしょうか? 耐震性やコストも大事ですが、病院は機能性がより大切な建物です。
お礼
おそくなりました ご意見参考に設計側にアプローチした結果 スパンを一部伸ばすことが出来ました ありがとうございました
一般的な鉄筋コンクリート造の場合4本の柱で囲まれた1グリッドの面積が50m2が理想的です。 そのため普通スパンは6~8mの間隔になります。 鉄骨ならもっとスパンを飛ばせます。 6.2mはどちらかというと狭い方です。 >スパンは全ての階で同じになっていました。 普通スパンは各階同じにするのが構造的にアンバランスのない無理のない計画です。 スパンが飛ぶと耐震性などから梁のせい(高さ)を大きくする必要がありますので、梁せいから考えると必要な階高が増えます。そのため、高さ制限などの関係から建設できる階数が減ることがあります。 >理由は将来変更が容易であろうとコメントが付いていました。 構造が鉄筋コンクリートか鉄骨かよくわかりませんが、ラーメン構造(柱と梁)でフレームだけをつくっておき、間取りや設備などの配置をフレキシブルにする形式のマンションなどが最近建てられています。 (参考サイトは戸建てのものですが) http://www.mokkotsu.com/whats/03/ 質問の病院はこのような形式でつくっているのかもしれませんね。 この場合、グリッドが細かいほうが構造的に無理のない配置が得られやすくなると思います。 そういうことをいっているのではないでしょうか? >集中治療室のホームページを見ると7.2mが望ましいとありました。 これについてはよくわかりませんが、集中治療室の利用上からそのぐらいの大きさが必要だということだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございました 病院は、大型の医療機器を入れることがあり どうしても 7m以上のスパン間隔がほしいので 現在の計画を変更したいのです。 ご意見ですと、7m以上は可能と判断できますので 参考にして、再検討できればと考えます スパンだけの問題と思いませんが 広くしたい、説得できる方法を模索中です。 公立のため税金の有効活用も考え長期間使用に耐えられる 良い施設にしたいと思います。 ご意見参考にさらに検討してよいものを作れたらと考えます 本当にありがとうございました。
お礼
ご意見ありがとうございました おっしゃるとおり 確保したい病室の数と敷地の関係でスパンが 決まったいるようです。 設計で病室の形等で対応できないものでしょうか? もし、1~3階は7.5mそれ以降は6.2mと言う形には 出来ないのでしょうか?とか思うわけです。 大変貴重なご意見ありがとうございました。