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「話を聞かない男、地図が読めない女」-どのぐらい信じていますか?

 性差について述べてベストセラーになったタイトルの本についてお聞きします。  この本をお読みになった方に質問です。  この本が、どの程度「科学的である」とお考えでしたか?  この質問をしたきっかけは、何年かこちらを拝見していて「性差について科学的に述べてある本が知りたい」といった質問をいくつか拝見した折りのことがきっかけです。ところが「科学的に」とあるのにも関わらず、同書を薦められる方がたくさんいらっしゃるのでとても驚きました。  これは楽しい本ですし、もしかすると男女関係に新たな境地を切り開ける本かもしれません。  しかし「科学書であるかどうか」という点では、この本は著者が自分のポリシーから恋愛ノウハウを書いたような本、たとえば「愛される女になるための13のルール」といったような本と大差がありません。  どのぐらいの方がどのぐらい「科学的」とお考えなのか興味を持ち、質問させて頂きました。

質問者が選んだベストアンサー

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  • shigure33
  • ベストアンサー率11% (17/146)
回答No.5

 No.4です。  活字・・・しかもハードカバーの本になると書いてある事は信じられやすい・・・と言う事ではないでしょうか。  別にその分野の本に限った事ではないですよ?  (今や懐かしの春山本『脳内革命』等)  物理化学の棚に【相対性理論は間違っていたっ!】なんて本があったり・・・  本に書かれている内容はあくまで”情報”です。  その情報を選び、自分の中に取り入れたり捨てたりするのは読者自身ですから。  

その他の回答 (5)

noname#63726
noname#63726
回答No.6

3番です。 科学的だと思ってはないです。 と言うか、本当に数分ちょっと目を通した程度でよく読んでないので内容までしっかり把握してないのです。 元々本は好きですが、元々タイトル(馬鹿馬鹿しい)からして買ってまで読みたい本だとは思っていませんでした。

  • shigure33
  • ベストアンサー率11% (17/146)
回答No.4

 僕もそのご指摘の本は未読ですが・・・  残念ながら(?)この昨今、『科学的である』事で本は売れないのですよね。  それよりも『面白おかしく』『読みやすく分かりやすい』『共感しやすい』等のファクターが重要視されます。  筆者しかり、編集者しかり、そして読者もです。  と言うか・・・ベストセラーになるような文芸書に『科学的』を求めても無駄な様な・・・

KINGBIRD
質問者

お礼

 質問に挙げさせて頂きました本は、少なくとも「科学的である」ということを銘打ってベストセラーになった本だと思います。  しかし中身はというと、仰る通り科学的ではない、というか単なる筆者の想像を書き並べたものに過ぎない、単なるお手軽ポップ心理占いの本でした。  お読みになればきっと同じように感じられると思います。  しかし私が疑問に感じているのはこれが科学的ではない、という点ではありません。これを多くの人が「科学的であると信じているらしい」ところです。自分が学んだことともかぶるため、もしかすると私はこの分野について人より知見を蓄えることができているのかもしれません。つまり自分の知識を柱として考えることができるため、そのように感じられるのでしょうか。よくわかりません。  愚痴になってしまいましたが、ご回答ありがとうございます。

noname#63726
noname#63726
回答No.3

その本はまだ全部読んでいませんが、先日ある場所で順番待ち時間にざっと目を通しました。 私は女性ですが、サラッと見た箇所だけで、もう当たってないと思いました。 その箇所の一部は、男は1つのことしか集中できない・・・。新聞を読んでいる時は・・・。 女は1つの事をやりながら他の事・・・。 私は男性のほうに該当します。 普段から自分は男性的な考えや、行動をするのだと思う傾向がかなりあります。 興味がある事・考え方・集中力・・見る雑誌・テレビ・・・。 もしその本が統計的にそうであったとしても例外に違う人もいるとしたら、例外の部類に私は入るのだと思いました。

KINGBIRD
質問者

お礼

 頂きましたご回答を拝見する限り、この本の手法については「科学的である」ということを前提に本をご覧になったように見受けられます。間違ってご回答を解釈していますでしょうか?  今思うに「科学的であるか」という表現自体あいまいで適切ではなかったと反省しておりますが、なんといいましょうか・・・。    ただ、実際には性差というものは存在します。そのほとんどすべては有性生殖であることが原因で生まれた性淘汰であると思います。  その性差には肉体の違い以外にも行動パターンや情動等、大脳の作りや働き方についてもある程度差があります。  それは事実なのですが、この本はその事実、あるいは筆者が頭の中で考えた「事実」を元に好き放題書かれているだけで、科学書ではないのですがそのように信じられているとしたら驚くべきことです。その手法については学ぶべきところがありそうです。  ご回答ありがとうございました。

  • kyo-015
  • ベストアンサー率17% (8/46)
回答No.2

「MRI(核磁気共鳴画像撮影装置)などの発達により、脳内の構造に男女差のあることがわかってきました。そのなかで、左右の大脳半球を連絡する2億本もの神経繊維の大きな束である脳梁に男女差のあることが話題を呼んでいます。女性の脳梁後部の膨大部は、球形をしていて大きく、男性のほうが細いのです。この部分は、視覚情報や言語情報を左右の大脳半球間で交換する繊維が通るところです。ここが女性のほうが太いということは、この部分を通る繊維が男性より多いということです。これは、女性のほうが、とくに意識をしなくても細かいところまで目が行き届くことや、言語能力がすぐれていることなどと大いに関係しているものと思われます。」 (「男脳と女脳は、ここが違う」(新井康允)より) 分かりますか?私にはよく分かりません。 ご指摘の本は普通の人が読んでも分かるように解説された本ですから、科学的な難しい事は書けなかったのではないでしょうか。 実際には専門家の話を聞いたり、民族学・心理学・生物学・神経科学の最新の研究成果を調べたりして作られた本です。

KINGBIRD
質問者

補足

 例に挙げられた文章ですが、やや繰り返しが多いものの別にわかり難くはないと思います。  たとえば私はMRIの構造や仕組みをよくは存じませんし、神経繊維の構造もたいしてよく記憶してはいませんが、文自体は明瞭で文意は把握できていると思います。  要するに「今まで大脳の構造に性差があるかどうかということは謎であった。しかしMRIなどの医療機器の発達により、男女の大脳の構造には差があることが判明しつつある。もっとも大きな違いは左右の大脳半球をつなぐ脳梁の太さにある。女性のほうが太く、これが知能作業などで判明している男女の得意・不得意の差に現れているのではないかと予想されうる。」ということですよね。    余談が過ぎましたが、挙げて頂いた本もだいぶラフな書き方だと思います。そして「話を聞かない男、地図が読めない女」はそれ以下です。  多くの分野の科学の研究結果をベースにしたからといって、書かれた本が科学書とは限りません。血液型占いすら、「人間の血液型の区別にはABO式というものがある」という科学的事実を元にしています。    私はこの本に書かれていることのすべてがウソだと主張しているわけではありません。これだけ各国でベストセラーになるからには、この本は読んだ人々に共感させることのできる、経験則に基づく事実というものが折り込まれていると思います。お互い考え方が違うのだ、と認識させることは非常に有益だとも思います。男女関係でこじれた時にこの本が提唱している方法がもっとも有効な解決手段であるかもしれません。  しかしこの本を読んで思ったのは、「人にウソを信じさせるもっとも有効な手段は、ウソの中に一かけらの真実を混ぜることである」という言葉です。  繰り返し「石器時代、男は狩りをし女は洞窟で子育てや周辺で採集をしていた」というあまりに「科学的でない」固定的なイメージを根拠に性差を主張するので、この著者たちはもしかすると、500万年前にチンパンジーから枝分かれした現生人類の祖先が一本道でまっすぐ現生人類までたどりついたような非常に古い単純なイメージを持っているのではないか、と思ったことを覚えています。  しかしこうしたあげつらいはSF小説を読んだり子供向けアニメを見てここは科学的に不可能である、などとまじめに取り上げるようなものです。石器時代の生活様式の違いが性差を生んだのです、というのは(生活様式の差というのは考古学的にはいまだによく判明してはいない、その期間の淘汰がどの程度性差に関与したかということはもっとわかっていないが)一般的にはわかりやすいイメージです。  著者たちにとっても、彼らが石器時代の生活の差が生んだと主張する性差なるものが、実はそれ以前に枝分かれしたチンパンジーの雌雄も持っていたり、哺乳類の雌雄は多く性差があって人間のそれと共通したりすることはどうでもよいことでしょう。  最後に、「自然の生き物はこうであるのだから」あるいは「私たちの本能はこうであるだろうから」「現在の人間の社会もこうでなくてはならない」とするのは、自然主義の誤謬と呼ばれます。  つまり「原始時代こういう生活を送っていたのだから、現代の男女もそうあらねばならない」とすることは誤りなのです。なぜ恣意的に男女関係だけ原始時代に戻らなくてはならないのですか?その取捨選択は、現代に生きる著者の政治的な思惑によってなされたものです。  この一点で、もっともこの本は科学的ではありません。現在主流の科学的手法によりきちんと書かれた本ならば、その点に配慮されていたはずです。  ご回答ありがとうございました。

  • F-liszt
  • ベストアンサー率26% (47/178)
回答No.1

まず科学的とゆう話は、一般的にこの理論が大抵の人には成り立つ、とゆう考えだと思いますから、 そこから考えると、この本はなるほどと思う部分もありますけど、極端な感じがして、科学的とゆうのは感じませんかね。

KINGBIRD
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。  たとえば、「血液に関する科学的研究結果を元に」書かれた「血液型占いの本」を、同じように科学書と信じることができるでしょうか?私が申し上げたいのはそういうことです。この本は同じです。「性差に関する数多くの研究を元に」書かれた「男女関係について気軽にものを言う本」です。  性差についてはきっぱり二分しているために極端かもしれませんが、それがちゃんと「血液型占いの本ですよ」と明確であればポップ本としておもしろく読むことはできます。  私が疑問なのは、「研究結果をベースにしましたよ」ということがイコール科学書であるとでもいうかのような世間の扱いです。  詳しくは#2さんへのお礼の欄を拝借しました。もしご覧になって思うところがあれば、またよろしくお願いいたします。  ご回答ありがとうございます。

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