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ガラスに穴を開けるときの水の役割
ルーターなどを使って、ガラスに穴を開けるときに、水をかけながら穴を開けると穴が開きます。水をかけながらでないとき、または油などをかけながらのときは穴が開かない、または開けるのが非常に困難です。どうして水をかけながらガラスに穴を開けると開けやすくなるのですか?このときの水はどういう役割をしているのでしょうか?ガラスに詳しい方、ご回答よろしくお願いいたします。
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ガラスは本来、実用構造物の中では最も強度のある物質です。鉄より強い物質です。 ただ製法上どうしても表面に目に見えない「キズ」が入り、「ガラス」=「割れる」と言うイメージがあります。 金属とは分子構造が違うため、「弾性係数」も低いので、加工に当たり「潤滑」にはさほど神経を使う必要は無いですが、「硬い」物質であるために、水を使うのはやはり「冷却」が主な理由であると思います。 なぜ「水」かと言う回答は、他の方が言われる理由です。
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- toboke
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ガラスを割るときにも、ガラス切りで筋をつけた後に水をつけたほうが割りやすいと言われています。その一つの理由として、亀裂先端の引っ張り応力部分に水が入ってガラスと反応(シリカの水和反応)し、ガラスの原子間の結合を切るからだと言われています。 ガラスは水とは反応しないというイメージがありますが、そんなことはありません。 油でも潤滑や冷却の効果はある程度あるわけですから、水でないとダメだとすると、多分上記の理屈が関係あるのでしょう。
お礼
ガラスと水の反応という視点からのご回答ありがとうございました。あまり偏見を持ちたくはありませんが、私も、どうも冷却と潤滑だけの説明では不十分であるような気がします。といいますのは、穴を開けるときガラスが溶けるような感じで穴が開き、そのとき水が白くにごって何かしらの反応をしているのではないかと思われたからです。
- nitto3
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潤滑と冷却です、 油ですと僭熱が低い上に沸点が高いので冷却効果が無いのです。
お礼
参考になりました。ご回答、心より感謝いたします。
お礼
一歩踏み込んだ形でいろいろな面から説明してくださりありがとうございました。非常に参考になるところがありました。