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複素積分についての質問です

複素平面において、点√3iを始点とし、点-√3iを終点とする線分をC1とし、 また、{Re(z)≦0,|z|=√3}を満たす半円をC2とした場合(向きは反時計回り)、 (1)∫_{C1}(1/(1+z))dz (2)∫_{C2}(1/(1+z))dz (3)∫_{C1}(zの共役複素数)dz (4)∫_{C2}(zの共役複素数)dz を求めよといった問題について、 (1)∫_{-√3i}^{√3i}(1/(1+z))dz =log(1-√3i)-log(1+√3i) =log((1-√3i)/(1+√3i)) =log((-1-√3i)/2) =log1+iarg(4pi/3)=iarg(4pi/3) (2)∫_{C2-C1}(1/(1+z))dzは留数定理より、 =2pi*Res(1/(1+z),-1)=i2piとなるから、 ∫_{C2}(1/(1+z))dz=i*2pi-iarg(4pi/3) (3)∫_C1(x-iy)d(x+iy) =∫_{0}^{0}xdx-i∫_{√3i}^{√3i}ydy =-i[y^2/2]_{-√3i}^{√3i}=0 (4)∫_{C2-C1}(zの共役複素数)dzはこの領域内に 特異点を含まないから積分値は0になる。 したがって∫_{C2}(zの共役複素数)dz=0 として、求めたのですが、これであってますでしょうか? 一番の疑問点は、(1)と(2)では、経路の違いにより、 積分値が異なっていますが、(3)と(4)では、同じになって しまっていることです。 ご回答よろしくお願い致します。

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  • eatern27
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回答No.3

(1) >=log(1-√3i)-log(1+√3i) 「不定積分」みたいなものを考えてもるのは間違っていませんが(と言っても、実際にはこれを-1倍したものになると思います)、複素関数のlogは多価関数なので、このように考えるのは結構危険です。 logが多価関数なので、当然、 >=log(1-√3i)-log(1+√3i) も多価である「はず」です。しかし、1/(z+1)をC1上積分したものは、1つの値に決まります。この2つが等号で結ばれるのは、おかしいとは感じませんか? どのリーマン面で積分しているのかを考慮に入れないと、このようなおかしなことになってしまいます。(式変形を見る限り、そのことは考慮されていないように思います) (2) やり方はそれでいいと思います。(1番の答えが違うので、答えは間違ってますが) (3) どういう計算をしたのかよく分かりませんが、 ∫(u+iv)d(x+iy)=∫(udx-vdy)+i∫(vdx+udy) という風にしたかったんですかね?だとしたら、いろんなところが間違っています。 (4) 留数定理は被積分関数が正則の時に成り立ちますが、zの複素共役は正則ではありませんから、留数定理は使えません。そのため、 >∫_{C2-C1}(zの共役複素数)dzはこの領域内に >特異点を含まないから積分値は0になる。 このようにはなりません。(ちなみに、zの複素共役を閉曲線で積分すると、閉曲線が囲む図形の面積(の定数倍?)になったはず) まぁ、基本的には、(1),(3)はz=iyと、(2),(4)はz=√3e^(iθ)と置換して、(実数の積分だと思って)計算するのがいいかと思いますが。

linuxbeginner
質問者

補足

詳しい、ご回答ありがとうございます。 (1)については、z=iyとおいて、 ∫_{√3}^[-√3]{i/(1+iy)}dy =∫_{√3}^[-√3]{y/(1+y^2)}dy+i∫_{√3}^[√3]{1/(1+y^2)}dy =1/2*log[1+y^2]_{√3}^{-√3}+i[arctan(y)]_{-√3}^{√3} =i4π/3 (2)については、前回と同様の方法を用いて、 i2π/3と求めました。 (3)についてはz=iyとおいて、 ∫_{√3}^[-√3](-iy)d(iy) =∫_{√3}^[-√3](y)dy =[y^2/2]_{√3}^{-√3} =0 (4)については、z=√3exp(iθ)とおくと、 ∫_{π/2}^[3π/2](√3exp(-iθ)*(i√3exp(iθ)dθ)) =i3∫_{3π/2}^[π/2]dθ =i3[θ]_{π/2}^[3π/2] =i3π となったのですが、これで正しいでしょうか?

その他の回答 (4)

  • eatern27
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回答No.5

補足について。 (1) >=1/2*log[1+y^2]_{√3}^{-√3}+i[arctan(y)]_{-√3}^{√3} 第二項は、下端が√3,上端が-√3ですよね。 ちなみに答えは-2πi/3になります。 不定積分みたいなやり方で(4πi/3)と言う答えが出たようですが、この答えとちょうど2πiだけ違いますよね。これは、要するに、logの位相の選び方が間違っていたということです。 (3),(4)はそれでOKです。

linuxbeginner
質問者

お礼

ご指摘のとおり、(1)については、下端と上端が逆でしたね。正しく計算しなおすと、-2πi/3となりました。 複素関数のlogは2nπiの任意性を持つから、今回のように どの複素平面上で積分していくかを考慮する必要があるのですね。ありがとうございます。

回答No.4

#1です。 #3のかたの指摘のように誤りでした。 失礼しました。

回答No.2

#1です。失礼しました (1)=i(4π/3)です。

回答No.1

(1)は記述が正確で無いと思います。 logz=log|z|+iargz ですから (1)=4pi/3と思います。 (4)は円弧だからR=√3(定数)としてC2ではz=Re^(iθ)となります。するとdz=iRe^(iθ)dθです。 ∫(z^*)dz=∫Re^(-iθ)dz=iR^2∫dθ です。

linuxbeginner
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 (4)については、円弧ですから、z=Re^(iθ) と考えれば良かったのですね。

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