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「三日月パン」が出てくる外国の物語を教えてください
以前も別の場所で質問させていただいたのですが回答をいただけなかったのでこちらで質問させていただきます。 30年近く前に読んだ、名作童話集みたいなものの中に入っていた物語のタイトルと内容(できれば作者名も)を教えていただきたいのです。 断片的に覚えているのは、 ・三日月パン(クロワッサン)を少年が地面に埋める(堀戻しに行くシーンがあったかも?) ・もしかするとタイトルもそのまま「三日月パン」かもしれません ・クロワッサンが出てくるのでフランスの話? ・全体的な雰囲気としては、「クオレ」とかO・ヘンリーの短編みたいな感じ。貧しい少年の話という記憶があります。 この話を読んで初めてクロワッサンの存在を知りました。 ご記憶にある方は、ハッキリした情報でなくてもいいのでお返事いただけるとうれしいです。あの物語が幻でなかった、というだけでもありがたい情報です^^* よろしくお願いいたします。
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「三日月パン」で検索してみますと、 少年少女世界ユーモア文学全集2フランス編「そばかす小僧」という本に「紙さまと三日月パン」という話が収録されています。 自分で読んだわけではないので内容はわかりませんが… 昭和30年代にポプラ社から発行された全集物のようです。
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- shido516
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「三日月パン」「埋める」「貧しい少年」のキーワードで思い当たるお話があります。 主人公は裕福な少年で(5,6歳くらい。名前は確かトゥロットだったような・・・)、家の前の浜で三日月パンを食べていると、身なりの汚い貧しい少年が近くに来て三日月パンを何度も盗み見ます。 少年と話をした主人公は、最初ひもじいということや、何も悪いことをしないのに食べ物をもらえないということが理解できないのですが、少年が寝る前に神様にお祈りをしていないということを聞き、「だからいけないんだよ」と諭します。 「神様なんてうそっぱちだ」という少年に「今夜寝る前に三日月パンを下さいとお祈りすれば明日必ず持ってきて下さるから」と言うと、少年は「家だと誰かに取られてしまうからこの砂山の穴の中に持ってきて欲しい」と言い、主人公はお祈りの仕方を教えます。 次の日誰よりも早く浜に来た主人公は穴の中に三日月パンがないのを見て、青ざめます。 もうすぐあの少年が嬉しそうにやってくるのに・・・。 悲しくなった主人公がふとポケットに手をやると、朝食用に持って出た三日月パンが。主人公は急いでそれを穴の中に突っ込みます。 やがてやってきた貧しい少年は三日月パンを見つけ、息もつかずに食べ、食べ終わると主人公の「おいしかったかい?」という問いに「うん。だけど神様がくれたんじゃねえぞ。お前がパンを入れるところを俺みたもの」と答えます。 主人公は言い訳も出来ずにもじもじしてしまいますが、ふいに晴れ晴れとした顔を上げると「でもさ、僕にパンを入れさせたのはやっぱり神様だよ」と明るく言い返します。 帰り道主人公はお腹は空いていたけれど、自分が言ってしまった軽はずみなことの責任が取れた満足感でいっぱいでした。 ・・・といった内容です。 「なぜご飯がないの」という主人公の質問に「父ちゃんは仕事がないし、母ちゃんとちいちゃい子は病気だから食えねえんだ」という少年のセリフや、「神様なんてうそっぱちだ」という少年に対し、主人公が怒って砂遊びのシャベルでゴツンとぶつところなどがとても印象的でした。 シチュエーションが外国なので外国の童話と思いがちですが、実は日本児童文学者、鈴木三重吉の「乞食の子」という童話です。 30年以上前、小学校低学年の頃持っていた童話集に載っていて、私もうろ覚えながら懐かしく思い出しました。 違っていたら申し訳ないのですが、もしこのお話でしたら本当に嬉しいです。
- chevette
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No.1 正しくは「神さまと三日月パン」です 失礼しました
お礼
お礼が大変遅くなりまして申し訳ありません<(_ _)> 「神さまと三日月パン」、そしてポプラ社、このふたつでコレだ!と思いました。「神さま」のことはすっかり記憶から消えていたのですが、そういえば貧しくて今日食べるものにも困っている少年が、神さまにお祈りをしたら砂場に三日月パンが……みたいな話だったように思います。実はそれを誰かが埋めておいてくれたのだったか…… 販売はしていないようなので図書館へも行ってみたのですが蔵書にありませんでした。こんど、国立の図書館へ行って探してみます。 確かな手がかりが見つかってとても嬉しいです。探してくださってありがとうございました!
お礼
#1の方のご回答で、「少年少女世界ユーモア文学全集フランス篇」からの出典らしいことまではわかったのですが、shido516さんの書いてくださったあらすじも、私の記憶にリンクするものがあって、でもそれは鈴木三重吉氏の著作とのこと。日本人の方が書いたものでもフランスが舞台だと「フランス篇」に入ることがあるのかもしれず、まだ実物を見るに至っていない今の段階で、どちらがどちらとご報告できないのが申し訳ないのですが……。 でもたとえ違うものだとしても、こちらも是非読んでみたい作品です。同時に探してみようと思います。 ご回答、どうもありがとうございました!