まさにお書きのような生物活性天然物の単離・構造決定を行っています。
が,この質問は範囲が広すぎて回答不可能です。
『研究室で新しい検定方法を導入したいと思っている』のであれば,次の様な方法があります。
1.どの様な活性・作用を対象とするかを決める。
抗癌活性とか,抗炎症作用とか,痔の薬とか,植物の休眠物質とか,・・・。大雑把で構いませんが,対象を絞らないと,範囲が広すぎて先へ進めません。
2.その活性・作用に関する総説を調べる。
総説でなくても良いですが,その活性・作用でどんな物質が見つかれば有益なのか,どんな物質が求められているのか,を調べます。
と同時に,どんなアッセイがされているのかを調べ,興味があるものについては元文献を調べるなどして実験方法を把握します。
総説としては,「実験医学」「細胞工学」「蛋白・核酸・酵素」・・・といった生物系の雑誌が手近で良いかもしれません。
3.ある程度絞れたら,その系統の実験が解りそうな生物系の研究室に相談する。
アッセイ法を指導してもらえれば言う事無いですが,そうでなくとも,その方法が天然物化学屋でもやれるものかどうか,どの程度の経費が要るか,実験装置などは借りられるか,・・・といった点のアドバイスを貰います。
「検定方法の種類や、導入のための条件など、」であれば,ホームページや書籍を探すのではなく,図書館に行って,天然物化学関係のジャーナルをお読みなさい。一杯出てきます。
でも,それらは誰かがやっている方法です。あなたの研究室の特徴は出せませんよ。特徴を出したかったら,上記の様にして生物系の先生に相談して,新たなアッセイ系を組むべきです。皆そうやっているんです。