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コーポレートガバナンス的発想

コーポレートガバナンス的発想でものを考えるとは かいつまんで言うとどのような考え方ですか??? 対比される概念などいろいろ教えてください。

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  • ajyu7
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回答No.1

コーポレートガバナンス的発想という言葉は耳慣れないのですが、一般にコーポレートガバナンスとは、株式会社(特に上場企業)において、株主(または株主を含む市場)によって、経営者(正しくは執行者)の関係を表す言葉です。 原則的には、株式会社の出資者である株主が企業の「所有者」であり、経営者(執行者)は、株主から経営を委託されているという「執行と経営(所有)の分離」のことです。 経営者というとややこしいのですが、欧米の企業の多くは、以下の通りに分けて考えています。 株主=企業の所有者 経営者=株主から委託を受け、執行者を監視する取締役等。株主の「代理人」 執行者=CEO(最高経営責任者)を中心とする、日々の経営を行う執行役員等 ☆ただし、CEOは取締役と執行役員を兼ねるのが一般的です。 株主は、自分の利益の代弁者として取締役を選任し、CEO以下の執行役員を監視するという仕組みですね。取締役は日本と異なり、外部から(地域差はありますが、英米では他企業の経営者、弁護士、会計士等が多いし、独では「監査役」として銀行などの利害関係者が入ることが多いようです)招くのが一般的です。 一方執行役員は、外部からスカウトすることも多いのですが、会社のなかで昇格した人物が中心です。 ご質問者さんの「コーポレートガバナンス的発想」というのは、つかう文脈によって意味が異なるかもしれませんが、おそらくこういった「執行と経営(所有)の分離」とそれに伴う外部からの監視・監督という意味ではないでしょうか。 コーポレートガバナンスは「資本主義の原理原則」ですから、対比する概念というのは、「共産主義」になるでしょうね。「ずべてが社会の共有物」という考え方です。 事実上の話でいけば、中小企業等でよくある「オーナー企業」は株主と経営者と執行者が全て一体ですから、「分離」による監視・監督は成り立ちませんが、3者の利害関係が全て一致するため、ある意味理想的な形です。ただし、他の利害関係者(従業員、取引先等)の利害を損ねる可能性もあります。

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