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異性体の分子間力

水素結合を有した分子を除いて分子間力は分子量が大きいほど大きくなりますが、 異性体の分子間力や物質の沸点はどうなるのでしょうか? 過去の質問を検索したら融点は図形的対称性が関係していて対称性の高い物ほど融点が高くなり、また極性の有無で分子間力はかわるという回答がありました。 でも実際考えてみるとペンタンの異性体ではそれが成り立たないような気がします。  沸点はそれぞれn-ペンタン>2-メチルブタン>2,2-ジメチルプロパンです。 対称性だけで考えると2,2-ジメチルプロパンが1番きれいな対称だと思います。 これについて何か分かる方いましたら回答宜しくお願いいたします。

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noname#62864
noname#62864
回答No.1

分子間力を決める要因は多くあります。水素結合はかなり大きな要因です。それ以外にも極性、すなわち分子内の電荷の偏りも重要ですし、分子量の大きさも重要です。 また、異性体の比較では分子の形状も重要で、丸い形状の分子は細長いものよりも分子間力は小さくなります。 ただし、現実問題として、このことによる融点の議論は難しいです。沸点の場合には、上述の議論が比較的うまく成立するのに対して、融点の場合には、結晶化したときの対称性も重要な要因になるからです。したがって、沸点の順序と融点の順序が一致するとは限りません。 ご質問のペンタンの異性体の例であれば、沸点に関しては、分子の形状が丸い物ほど分子間力が小さく、沸点も低くなっており、一般的な法則と一致します。 融点と沸点は別の物ですので、分けて考えねばなりません。

tricera-pink
質問者

お礼

>異性体の比較では分子の形状も重要で、丸い形状の分子は細長いものよりも分子間力は小さくなります。 というのは知りませんでした。 ペンタンについては解決できたのでよかったです。 融点と沸点が別物だということも知りませんでした。 この辺りは難しいところですね。 丁寧な回答ありがとうございました。

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