1.シャポンは産まれたときから、クリスマス用に育てられます。生後まもなく去勢されます。約240日から270日くらいの飼育日数をかけます。
クリスマス用に大勢で食すには、4kg位の鶏が必要になります。(日本の丸鶏でしたら、一番このまれるのは1.5kg以下ですからどれだけ大きいかおわかりになると思います。)通常鶏の雌でしたら 飼育をはじめて5ヶ月くらいこすと 卵をうみはじめます。こうなりますと体の栄養が卵にとられていき、ふっくらと旨味ののった鶏にはなりません。そこで、雄を食べる目的で飼育するわけです。普通120日以上もえさを与えて飼うということは
えさ代や人の手間もかかるわけですから、本当に特別な分ということになりますよね。
七面鳥も大きいですが、これはコロンブスがヨーロッパに伝えたものですから比較的歴史は浅いです。
以下は推測ですが、もともとキリストの誕生日は日にちがさだかでなくどちらかといえば冬至に関係する行事とくっついたように思います。冬に滋養のたまる食材として、じっくり育てた鶏は最適だったのではないでしょうか。
2.鶏の雄は去勢すると 雄としての顕著な発達がなくなります。性格もおとなしくなり大変飼いやすくなります。(もともと雌っぽい雄もいますが・・)去勢をすると雌のように、脂肪がのりやすくあまり動かないような飼い方をすると肉質もふっくらしてきます。また短時間におおきくすると皮と肉の間に鶏脂がついてしまいやすいです。その点 ゆっくりとそだてた雄の鶏は脂肪が肉に入り込みジューシー!となります。また おすは本来長く飼育すると 筋肉も真っ赤になり大変雄くさくなってしまいます。それがこのようにするとあらわれなくなるのも特徴です。
* これは個人的意見ですが、聖母マリヤは受処女のまま胎告知を受けていますよね。それとの関係もなにかありそうですが、歴史はわかりません。
* 今のヨーロッパの一部の動きでは動物愛護の観点方からたとえ食す生き物であれ苦痛を与えてはならないのではないかとの声があがっています。シャポンもリストにあがっています。
お礼
鶏などのお肉にかぎっていえば、レイザーラモンHGよりもおすぎとピー子のほうが美味しく、世話もしやすい、ということなんですね。ありがとうございました。