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計画換気(第1種熱交換型)について
現在新築を計画しており、換気システムについて質問します。 第1種熱交換型(全熱交換型)で検討しておりますが http://www.alianet.org/kanki/index.html で各メーカーのプラン例を見ますとトイレ・洗面所の換気に違いがあります。 いずれも全熱交換型と思われますが、トイレ・洗面所を換気システムの対象にするもの、逆に対象外にし直接屋外へ排気にするものとがありました。 当方の新築計画の設計では対象外の直接屋外への排気です。 新築場所は寒冷地のため冬季の室内暖気がトイレ・洗面所から排出され、エネルギーロスが大きいような気がしてます。 また、トイレ・洗面所の排気をOFFにした場合、室内に臭気が逆流しないか不安です。 逆に、トイレ・洗面所を換気システムの対象にした場合、全熱交換型だと臭気が循環しないでしょうか。 これら懸念事項の解 および どちらのタイプがお勧めかについて、どなたかアドバイスお願いします。 ちなみに、間取りは比較的オープンで、居間からトイレ・洗面所は直接出入りできます。 また、暖房は全館暖房です。
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充分理解されているようですので、回答する必要無いのでは、と思われますが・・・。 懸念事項について書いてみると、 >新築場所は寒冷地のため冬季の室内暖気がトイレ・洗面所から排出され、エネルギーロスが大きいような気がしてます。 確かに、ロスはすることとなります。 但し、どの程度のロスとなるかについては、トイレ等の換気扇はあくまでパートタイムの使用となりますので、使用頻度により大きな差がある、としか言えません。 >また、トイレ・洗面所の排気をOFFにした場合、室内に臭気が逆流しないか不安です。 当然、その危険性はあります。 全体換気での通気計画(どこから給気されてどこで排気するか。その経路とトイレ等がどのような位置関係に有るのか。)と整合が取れているか、トイレ使用時に換気扇を確実に適切に運転させるか、が問題となります。 >逆に、トイレ・洗面所を換気システムの対象にした場合、全熱交換型だと臭気が循環しないでしょうか。 全体換気のシステムで、給気と排気が混合することはほぼ有り得ませんので、その心配はしなくて良いと思われます。 但し、全体換気の換気扇本体にフィルターが装着されていますが、その清掃を行っていない、などの場合に、換気扇本体から排気が漏れて設置箇所付近が臭い、給気側に臭いが流れる、などの事象は有るようです。 優劣は難しい問題、有る意味で使用者(入居者)や設計者の考え方次第と思います。 トイレ等に個別の換気を設けることは、当然コストアップ(設備コスト・ランニングコストとも)ですし、全体換気だけで充分な換気が確保できていれば、必要ないものと言えます。 ただ、だからといってレンジフードファンを無くしません。台所の臭気や水蒸気が大きいからです。 同じように、トイレに個別の換気扇を付加しておけば、臭気対策として有効なのは当然なのです。 私の意見としては、全体換気のみ(トイレ等に個別換気を付加しない)でも、きちんとした通気計画ができていれば、苦情を受けたこともないですし、コストダウンにもつながるので、全体換気のみで考えるようにはしています。 但し、プランにより、どうしても個別換気を付けた方が良いと思われる場合や、入居者の希望により、設置した例も有ります。
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- kkknagisa
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>仮に、実際に住んで、(季節によるでしょうが)湿気・結露の問題がなく換気OFFにした場合のことを考えると、トイレ等の局所換気もありでしょうか? 当然、有りでしょうね。 ただし、やはりイニシャルコストがもったいない気もしますので、夏期の片肺運転(排気のみ)もやったりしてますが。 フィルターの汚れ防止に結構効果があるようです。(虫が付かない) 但し、切り替えは手動が良さそうで、躯体温度制御とかしてみたものは、なかなかうまく行ってないようですが・・・。
お礼
ありがとうございます 素直に全体換気がよいですね とても参考になりました
- nobu_zi
- ベストアンサー率71% (5/7)
>>トイレ・洗面所を換気システムの対象にした場合、全熱交換型だと臭気が循環しないでしょうか 皆さん詳しくレスされてるので、全熱交換機のリークの問題についてだけ書きます。 臭気の移行についてはメーカーの資料に良く目を通すと目立たないように書いてあります。 実験室での測定データでは3%とか5%とか書いてますね。 でもこれはあくまで実験室での測定データです。 病院のバイオハザード施設とか有害な薬品を扱う実験施設では全熱交換機は危なくて普通使わず、アルミ製のエレメントで顕熱交換のみ行います。 やむをえず使う場合には、熱交換エレメントに対する送風機の配置場所を工夫します。つまりは熱交換エレメント内の吸気経路側の圧力を排気側より常時高くなるよう設定し、エレメント越しの空気の逆流が起こりえないようにするのです。 メーカー製の送風機一体型製品を調べた限りでは、送風機の位置はエレメントに対し給排気とも同じ条件となる様に設計されてます。理由は一番コンパクトに出来るからです。 このような製品では、給排気のダクト長が測定室のように同じ条件であれば良いのですが、どちらか片方が長い(もしくは短い)場合には、圧力の高い側から低い側へカタログ値以上のリークが装置の中で常時発生していると考えられます。 また寒冷地での暖房時の使用においては、エレメント上への結露や結氷も考えられます。サニタリーゾーンの高温多湿排気を全熱交換機に通すのであれば、内部結露の危険性はさらに増します。 抗菌加工はしてあると思いますが、長期間使用した場合にはエアコン同様にカビ臭等の不安も残りますね。 僕個人としては全熱交換器で良い思い出はありません(笑 本題から外れてしまってったらゴメンナサイ
お礼
ご回答・アドバイスありがとうございます。 小生も技術者のため、理論的なご説明のため非常に納得できました。一つ質問ですが、吸気側の圧力を高くし、臭気を移動させないということは、排気側の潜熱となる湿気(水蒸気)も移動させないといことにはならないでしょうか(圧力と移動量の程度問題にはなるでしょうが)
- suzukenn
- ベストアンサー率14% (2/14)
>エネルギーロスが大きいような気がしてます。 寒冷地との事ですが、個別の換気扇を設けると室内の熱の流出、外気の流入が考えられるのでエネルギーロスは多少なりとも考えられます。 >トイレ・洗面所を換気システムの対象にした場合 トイレなどは出来るだけ個別の換気扇をつけておくのがいいですね。全熱交換で匂いが取れず気になる場合に作動させるといった形を取れますからね。 >暖房は全館暖房 余談ですが、サッシと断熱材をどうするかによってランニングコストが大きく変わってくるので注意が必要です。
お礼
ご回答・アドバイスありがとうございます 説明不足でしたが、換気に対しては、シックハウス対策よりも、どちらかといえば、湿気・結露対策を重視してます。また、その弊害として、臭気・暖房を懸念しております。 断熱材・サッシについてはそれなりにこだわりました。あとは換気によるロスが気になるとこではあります。 非常に参考になりました。ありがとうございます
- inon
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メーカーの参考プランで換気計画を実施するととんでもなくたくさんの換気扇を設置しなくてはなりません。私もこの法律が施行されたときには、又工事費が高くなるなーという感想を持ちました。 しかし、調べていくと実際にはメーカーの参考プランが如何に度を超しているか、商品を売らんが為に作成されているかが分かり腹が立ったものです。 下記のHPは私のHPではありませんが、参考になると思います。普通の住宅であれば、一二階の各トイレにそれぞれ熱交換型の換気扇を付けて、各部屋に給気口を付ければ建築基準法の基準はクリアー出来ると思います。担当の設計屋さんとご相談下さい。
お礼
ご回答・アドバイスありがとうございます HP見ました。非常にシンプルなシステムですね。 説明不足でしたが、換気に対しては、シックハウス対策よりも、どちらかといえば、湿気・結露対策を重視してます。また、その弊害として、臭気・暖房を懸念しております。 非常に参考になりました。ありがとうございます。
お礼
ご回答・アドバイスありがとうございます。 説明不足でしたが、換気に対しては、シックハウス対策よりも、どちらかといえば、湿気・結露対策を重視してます。また、その弊害として、臭気・暖房を懸念しております。 非常に参考になりました。ありがとうございます。 コストが安い点・トイレからの室内への逆流がしにくいことより、全体換気が良いようですね。 仮に、実際に住んで、(季節によるでしょうが)湿気・結露の問題がなく換気OFFにした場合のことを考えると、トイレ等の局所換気もありでしょうか? (ちなみに、基礎内・小屋根裏は自然換気です)