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アスピリンの主な副作用とその回避方法

薬学部に通っている大学2年生です。 学校の課題で 「アスピリンの主な副作用とその回避方法は?」 が出されました。 この文章の意図は、 副作用を避ける為の回避法なのか、 副作用が起こった時の回避法なのか、 とても悩んでいます。 もしよろしければ、意見を聞かせてください。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

回避方法というのは「副作用を起こさないためにどうするのか」ということだと思います。副作用が起こってしまって何か障害が起きたとしても、その障害を取り除く、ということしかできないわけですし・・・ 副作用として有名なものとしては「胃腸障害」「消化管出血の誘発」「(アスピリン)喘息の誘発」「低血糖」「出血傾向」などがあります。 回避方法としては「胃腸障害」「消化管出血の誘発」に対しては「消化性潰瘍になったことがある、または現在なっている患者には投与しない」ということ、「(アスピリン)喘息の誘発」に対しては「気管支喘息のある患者には投与しない」ということ、「低血糖」「出血傾向」に対しては「経口糖尿病薬や抗凝血薬などの血漿タンパク結合率が高い他の医薬品を同時に服用しない」などが考えられると思います。

bjtqm877
質問者

お礼

胃腸障害として、アスピリンに緩衝剤を加えて製剤することで軽減できると、これも回避の方法なのかな?と少し思いました。でも確かに、副作用が起こったら、薬剤師の範囲だけでなく、医師まで及ぶと。参考になりました。ありがとうございます。

その他の回答 (3)

  • ursonice
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回答No.4

アスピリンを血栓予防などで服用している場合、 可能性として出血傾向があると思います。 例えば歯科などで出血を伴う処置をする場合には 休薬などの対処が必要となるでしょう。 消化器障害の副作用は有名ですが、 (1)空腹を避ける。 (2)コップ一杯の水で飲む。 (3)胃薬を併用する。 (4)アルコールは避ける。 アスピリン喘息なるものがありますが、 鎮痛剤で喘息が悪化する人は服用しないこと。 また喘息の方は控えた方が無難でしょう。 ピリン疹は有名ですがアスピリン疹というのもあります。 アスピリンに対してアレルギーのある人(既往歴のある人)は 服用しない事。 小児のウイルス性疾患にアスピリンを使用すると ライ症候群になることがあります。(因果関係は不明) インフルエンザなどの解熱鎮痛にはアスピリンでは なくアセトアミノフェンを服用させる。 スティーブン-ジョンソン症候群にいついては 服用後の観察をしっかりするしかないと思います。 肝臓や腎臓の疾患がある人は注意が必要です。 症状を悪化させる事がある。 他にもいろいろあると思いますが… 学校の課題のポイントは消化器障害になる仕組み ではないかと思われます。

bjtqm877
質問者

お礼

詳しく説明頂きありがとうごうざいます。 消化器障害について、 まとめてみようと思います。 ホントにありがとうございました。

回答No.3

No.1です。一応、補足説明をします。 >胃腸障害として、アスピリンに緩衝剤を加えて製剤することで軽減できると、これも回避の方法なのかな?と少し思いました。 アスピリンが胃腸障害(特に胃によくない)を引き起こす最も大きな理由としてはCOX-1(シクロオキシゲナーゼ-1)を阻害することがあげられます。 体の中では「アラキドン酸」という物質が「COX(シクロオキシゲナーゼ)」によって「PG(プロスタグランジン)」という物質に変換されます。このPGが炎症を起こすのです。当然、COXを阻害してしまえばPGができなくなるので炎症が起きなくなるのですが、困ったことにCOXは胃粘膜にも存在し胃を保護しているのです。 なのでアスピリンによって胃粘膜に存在するCOX-1を阻害すると胃粘膜が障害されてしまいます。 このため、アメリカでは腸内で溶けるよう設計されている「腸溶錠」というものが広く普及しています。 腸溶錠を使えば胃粘膜が障害されないのでこの副作用を大幅に軽減することができます。ところが日本ではアスピリンはダイアルミネート製剤(緩衝錠)が主流で、近年ようやく腸溶錠が販売されはじめたにすぎません。腸溶錠は胃酸による薬剤の分解を阻止することによってつくられているのですが、このように薬物の持っている化学構造の一部を修飾して、本来薬物が有している不安定な要素の改善をはかる、ということを薬剤学的に「プロドラッグ」といいます。

bjtqm877
質問者

お礼

大変詳しく説明頂きありがとうございました。 薬理の授業で習う?予習になりました。 すっごくわかりやすかったです。 本当にありがとうございました。

  • simakawa
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回答No.2

副作用は起きてからでは治しようがありません. 事前に問診をして患者の体質を見極めるなどしか思いつきません.アレルギーや喘息の患者には与えないしか分かりません. 副作用が回避できる方法があったらまたこれに載せてください.

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