- 締切済み
銀行と信託銀行の違い
はじめまして。 私は、ファイナンシャルプランナー(以下FP)やプライベートバンカー(以下PB)に憧れて就職活動をしているのですが、銀行と信託銀行でできる業務の違いがイマイチ掴めません。 FPは信託より扱える範囲が広いのかな、というイメージがあるのですが、だとすると信託の良い面は…。 ご存知の方、是非教えて頂けないでしょうか。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- myclear
- ベストアンサー率46% (6/13)
FPは人のお金に関する人生設計を本道にします。 人にどのように生きてお金を使っていきたいかを提案します。 実際の商品を売るのではなく、より良い提案をすることがFPの仕事です。 残念ながら本道のFPを出来るところは銀行、信託にはありません。 CFPを持ちそれを専門にやっている会社が存在します。 大きくありませんので新卒等を雇用しているかはわかりませんが。 銀行よりは信託銀行の方が、個人向けにこたえることのできる商品が多いのは確かですのでFPに近い業務が出来るのは確かです。 遅くなってすいません。 具体的に疑問があったらまた聞いてください。遠慮なく。
- seno7
- ベストアンサー率34% (76/223)
再び登場…2番のSeno7です。 最初に邦銀ではPBの部門すら存在しないところが多いです。知り合いのメガバンクにいる人の話ではFPはいるらしいです。(銀行によってはFP職がないところもあります)ただ、リテールでFPというと顧客の数が限られます。 定期預金の額でいえば、だいたい100~1000万円までなら渉外(営業)の派遣社員、それ以上なら行員(正社員)、FPなら少なくとも数千万から億単位の額を扱います。 hossoriさんが今、取引のある邦銀で数千万から億単位のお金持ちはどのくらいいそうですか? 外資系ならそのお客様を扱う部門が独立しているところもあるけれど、邦銀は原則的に他の小口のお客様と扱う部署はかわりません。 そして、邦銀はこういう部署に行員ではなく、派遣社員を多く雇っています。(その募集が多いから目立つ) というわけで、FP、PBの職業で銀行が優れているという客観的な点は残念ながら私には見当たりません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 現在の邦銀の業務について、見識を深めることができ大変感謝しております。 私は、「資産運用」というよりは、資産保全も含めた一人ひとりに合ったトータルなサービスがしたいと思っています。そのため、やはり信託銀行や証券会社よりも、広い提案ができる可能性のある銀行が向いているのではないかと思います。 日本では、まだまだ定着しておらず現時点では扱える範囲も狭いかもしれませんが、今後さらに規制緩和が進めば、トータルサービスができるのは銀行のプライベートバンキング業務ではないかと思います。 Seno7さんのご丁寧なご回答により、大変勉強になりました。本当にありがとうございました。
- seno7
- ベストアンサー率34% (76/223)
私は銀行で働いた経験があります。メガバンクはじめ、銀行がリテールに力を入れてきたのはつい最近のことです。それまでは1番の回答者の方のおっしゃるとおり、どちらかというと融資がメインで、企業にお金を貸す方向でした。資産運用はやっていますが、まだまだこれからというところですね。 質問者様がやっていきたいのは資産運用でもより大きな額のお金の運用でしょうか? もしそうなら信託銀行、外資系の銀行でPB、証券会社を目指すことをおすすめします。 銀行のリテール部門にいた経験からアドバイスしますが、銀行がリテールに力を入れていることとその部署が花形だということはイコールではありません。私のいた支店では窓口ばかりが注目されていて、リテール部門の発言力は弱かったからです。(どこの銀行でもそうかはわかりませんが)
補足
ご回答ありがとうございました。 ここ数年の規制緩和により、銀行でも扱える商品が増え、これから銀行もリテールに益々力を入れていくのではないかと思ったため、信託でも銀行でも変わらないと思っていました。 しかし、「PBやりたいなら信託か財務コンサルのほうが良い」という意見も聞いたことがあります。 より大きな額の資産運用を行いたいのであれば、やはり信託の方が適しているのでしょうか…。 とすると、銀行が今後リテールに力を入れていくと言っても、扱える範囲や額の面から考えると、FP,PBを本気でやりたいなら、銀行よりは信託の方が良いのでしょうか? FP,PBをやる上で銀行の方が優れている点というのがもしあれば教えて頂けないでしょうか。よろしくお願いします。
- myclear
- ベストアンサー率46% (6/13)
はじめまして。 信託銀行は不動産及びかなりのお金持ちのFPをするところです。 一人の人に対して生保、相続、資産運用を提案するところだと思います。遺言信託ができるのは信託銀行だけです。そこが大きく銀行とは違います。 改めて自己紹介します。普通銀行員(信託銀行と区別してこういう言い方をします)で、学生の時にCFPを取りました。 銀行でも資産運用はできます。生保、株式、投資信託等は売れます(売るための資格はとって下さい、簡単です)。 ただし、相続に絡むことはできません。 銀行のメインの仕事は会社相手です。お金持ちのアドバイスをメインはしていません。銀行でのメリットは社長に直接お会いできるところかもしれません。 対象にする相手が大きく違います。 FPとは第三者の視点でその人によりよい商品をすすめることができます。 ところがたとえばA信託銀行に入ったとしたら、A銀行の商品しか勧めることは出来ません。人次第ですが、目標もあります。ボランティアで信託銀行に勤めているわけではないですから。 信託銀行のいいところは、大企業だからこそ、あなたを一人前に育ててくれるノウハウを持っていること(これは中小企業にはマネできないでしょう) 組織力で一人の人に対して取り組めるところです。たとえば、信託より証券会社のほうが株式、投資信託のほうが詳しいのは当然ですよね。信託銀行は全部HDをとっているので組織力で、お客さんにいいサービスを提供できるところだと思います。 進む道は人それぞれです。頑張って進路を決めてください。
補足
ご丁寧なご回答ありがとうございました。 私は、銀行でもリテール業務を希望しているのですが、リテールをするなら信託の方がよいということでしょうか? 3メガなどリテールに力を入れている銀行が多いので、信託と変わらないのかと思っていましたが、遺言信託など、扱える範囲以外にも、やはり信託の方がFPの本道なのでしょうか? 度々申し訳ありませんが、是非教えて頂けないでしょうか。
補足
ご回答ありがとうございました。 お言葉に甘えさせて頂きまして、もう1つだけお尋ねします。 No1のご回答の中で、「遺言信託は信託銀行しか扱えない」とおっしゃっておられましたが、SMBCの採用HPに以下のような件を見つけました。 「プライベートバンキング」業務は、 1.一任勘定を使った資産運用業務 2.投資、保険のアドバイス 3.投資信託の組成・販売 4.信託業務(遺言信託・執行) 5.通常の銀行業務(ローン、クレジットカード等) 6.証券売買 7.為替・資金の売買 8.カストディアン業務 9.税務アドバイス…など多岐にわたる。 これは、欧米で行われているPB業務で日本では規制によりまだ扱えないものも含まれているのでしょうか。 お時間がありましたら、ご回答よろしくお願いします。