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継続記録法と棚卸計算法
売上原価の計算をするときには、 数量計算では継続記録法と棚卸計算法があり、 価格計算では、個別法、先入先出、後入先出・・・ とありますが、価格計算をするのは継続記録法を採用している場合だけなのでしょうか? 棚卸計算法は、期末実地棚卸数量に価格を乗じて期末棚卸高を算定しますが、期末実地棚卸数量に乗じる価格は、どうやってだすのですか? やっぱり棚卸計算法も、商品有高帳に記入していくのかなぁと思ったのですが、商品有高帳に記入していくのなら、 棚卸減耗が把握できるので記入はしないんですよね・・・ 私間違ったこと言ってるかもしれませんが、 この売上原価の計算の流れ?がよくわからないので、 詳しく回答お願いします!
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棚卸計算法でも受入記録はします。しかし払出記録はしません。払出記録を行うか行わないかが継続記録法と棚卸計算法の決定的な違いです。 棚卸計算法は会計期間の最後に実地棚卸を行って残っている棚卸資産の数量に、価格計算の仮定(先入先出法など)で決めた単価を掛けて期末棚卸高を出します。 棚卸減耗の把握ですが、払出記録をとっておかないと帳簿上の記録と実際の記録との差額を出せないので継続記録法特有の物です。 こんな感じでどうでしょう?
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- kirirock
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継続記録法と棚卸計算法の違いは払出数量の計算方法違いです。前者は継続的に払出を記帳するのに対して後者は期末に実地棚卸を行うことによって差額として払出数量を算定する方法です。 この二つの違いはあくまで払出数量を記録するかしないかにあり、どちらの方法をとったとしても受入の記録はするのです。 そのためどちらも同じように受入の記録を見れば価格は算定できます。 自分は棚卸計算法の場合の受入記帳はどのような方法でされるのかわかりませんがおそらく商品有高帳もしくはそれに近いもので記録されるのではないでしょうか。 すみませんが自分は実務のことはわかりません。簿記の勉強をしたうえでわかる範囲のことのみ答えさせていただきました。
>価格計算をするのは継続記録法を採用している場合だけなのでしょうか? 継続記録法と棚卸計算法は選択適用ではありません。棚卸計算法は必須であり、通常、継続記録法と併用します。よほど規模の小さな企業でない限り、在庫管理としての継続記録はしているでしょう。その記録結果を実地棚卸しによって検証することにより、減耗損など、継続記録ではわからない損失を確認するのが正しい処理です。 >期末実地棚卸数量に乗じる価格は、どうやってだすのですか? 個別法、先入先出法、後入先出法等の中から、その棚卸資産の性格に見合ったものを選択して適用計算します。 棚卸計算法(評価法のことだと思いますが)はあらかじめ決めておかなければなりません。税務申告のためには事前に届出が必要ですし、決算書には棚卸方法を注記する必要があります。棚卸のときに勝手に決めていいものではありません。 http://www.nta.go.jp/category/tutatu/kobetu/houzin/35/pdf/056.pdf 税務署に事前に届出をしなかった場合には最終仕入原価法を選択したものとして扱われるので、その方法で計算しなければなりません。