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沖縄戦について
沖縄戦は、兵隊の死者よりも、民間人の死者ほうが多いと聞いたことがあります。沖縄戦は、日本で唯一の地上戦ですが、だからといって、なぜ、民間人ばかりが死ぬのかよくわかりません。(民間人は、兵隊と違い、戦わず、防空壕に入って入れれるのでは…。)
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民間人の死者数が多かった理由はいろいろありますが・・ ・沖縄の人が日本の教育を愚直に守りすぎてしまった。 戦中の鬼畜米英とかいうスローガンを知っているかどうかはわかりませんが、一応戦前の教育としてはこういうことをしていましたし、敵兵につかまるならば自決すべし、とか教えてもいました。 ただし、8月15日以降を見ればわかるとおり、実際にアメリカ軍がくるからといって自決までに及んだのはほとんど不明といってもよいくらい少ないです。 しかし、沖縄の場合は、半植民地という理由もあってか、そういったものを本土よりも忠実に履行してしまったようです。 ・国のため 戦争となれば一番は国のためです。そのように産業構造や食料統制などあらゆるものがシフトします。 沖縄の地上戦のときもこれは例外ではありません。塹壕や食料は戦える将兵に渡すのがある意味当然であるし軍隊は当然ながら民間もある程度容認していました。 現在資料としては残っていないですが、壕の接収などはかなり強引な手立てを使っていたと考えられます。もしかしたら軍隊が民間人に危害を加えて追い立てたということもあったかもしれませんが、(軍関係者はもちろんですが)当事者たちがあまり話さなかったり、全滅してしまった壕も多いため不明です。 アメリカ軍の降伏勧告を、住民は呑みたくても近くにいる軍の手前一緒に自決したというのもあったでしょうし、降伏を拒んでアメリカに手榴弾投げ込まれたり、自爆した壕もあったはずです。 また、アメリカ軍が最初に行った地ならし(1000機近い艦載機からの空襲と数百隻からなる艦船からの艦砲射撃)でなくなった方、南部への逃亡が追いつかずになくなった人、交戦に巻き込まれた人、伝染病などで死んだ人も多いかと思います。 戦争が始まればいやがおうにも人が死ぬ。それが戦争なのです。
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- gamera13
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「日本で唯一の地上戦 」テレビ新聞などで、よく用いられる表現ですが、正確な表現ではありません。 「現在の日本の領土の内、住民が被害に遭った地上戦」 当時の日本の領土では、他にマーシャル諸島、千島占守島、硫黄島 などでも地上戦があり、 樺太、サイパン島では住民も被害を受けています。
xxxkjrxxxさん、こんにちは。 私は20台の者ですが、私の頃の小中学校の教科書には、沖縄では、兵隊が、防空壕を利用する為に、民間人を、防空壕から追い出した、と書いてあったものですが、今は書かれなくなったのですね。 軍隊に悪いイメージを持たせない教育に変わりつつあるのですね。xxxkjrxxxさんの質問を見て、社会の変化を知りました。
- ss79
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どの国の軍隊でも基本的に民間人の保護という事は想定外となる事が多いものです。 武器弾薬、食料などの確保も軍隊自身の必要量を確保するのがせい一杯で余分がもしあってもそれは備蓄用に廻るだけです。 沖縄戦は基本的に持久戦を予定していたのですが、中央部の平野部に上陸され、島を南北に分断されてしまい、しかも大規模の砲兵や戦車による急激な進撃にあい有効な抵抗も不可能な状態に追い込まれました。 日本軍は肉薄攻撃しか手段がなくなり、民間人に対する配慮をする余裕を持てませんでした。 肉薄攻撃の為、民間人に変装し、接近するように命令が出されそれが実行されたのですが、この命令がアメリカ軍に解読されて民間人の服装でも警戒するように警報がでていましたから、アメリカ軍は接近してくる民間人でも射撃して阻止する事になったのです。 猛烈な砲爆撃は軍人、民間人の区別なく行われますから移動中の死傷が多かったようです。 しかも日本軍は地下陣地に隠れるしかなく、アメリカ軍は地下の隠れ家は火炎放射器や爆薬で封鎖攻撃しましたから民間人も区別なく死傷するケースが多かったのです。
お礼
回答していただき、ありがとうございました。民間人よりも、国のためというものが戦争なんですね。よく、分かりました。
- yatiyochan
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>沖縄戦は、兵隊の死者よりも、民間人の死者ほうが多いと聞いたことがあります。 沖縄戦史刊行会(代表 瀬名波 栄)編『日本軍の沖縄作戦』月刊沖縄社 85年 という資料によれば、 日本側の戦没者の内訳は、日本本土出身兵65908名、沖縄県出身軍人(在郷軍人ふくむ)および軍属28228名、民間人戦闘参加者(義勇兵)55246名、一般住民28745名。となっており、民間人が軍に協力し、後方活動や斬り込みに参加して亡くなった例が多かったことがわかります。 また一般住民の中には投降を拒否して集団自決したケースもありました。 >沖縄戦は、日本で唯一の地上戦ですが、だからといって、なぜ、民間人ばかりが死ぬのかよくわかりません。(民間人は、兵隊と違い、戦わず、防空壕に入って入れれるのでは…。) 防空壕に隠れていても、米軍はしらみつぶしに壕を爆破しましたから決して安全ではありませんでした。
お礼
回答ありがとうございました。防空壕だからといって、安全ではないんですね~。
- ipa222
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元々沖縄守備軍は、首里の地下陣地を最終防衛拠点に想定していましたが、最後に島の南部に軍を移動させたのです。 アメリカの上陸地点が島の中部であったこともあって、島の南半分には大勢の現地住民がいました。 守備軍が南端に移動するときに、住民の避難地と交差し、同時に米軍から猛攻撃を受けて、軍も民間人も大勢死にました。 守備軍陣地の移動で民間人に被害が及ばないように、住民をさらに避難させている途中に混乱が起こったようです。 守備軍が首里を動かず、自決していれば、民間人の被害は相当少なかったと思いますが、沖縄戦の終結は一ヶ月早まったと思います。 沖縄戦の終結は7月2日です。 一ヶ月早まったとしたら、沖縄をB29の基地とし、本土の空襲がさらに激しくなったと予想されます。 アメリカは2週間で落とすつもりだった沖縄を3ヶ月かかりました。 膨大な犠牲のおかげで、本土など多くの日本人が助かったのです。
- jayoosan
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沖縄の島々はの多くは珊瑚が隆起して出来た島で、(珊瑚)石灰岩で出来ています。 実際建築などでも地盤を掘り進むと岩盤があったり、石灰岩による空洞などがあり、内地のような土ではないので、防空壕がしっかり掘れた場所は少ないと思います。 その代わりではないですが、岩盤が大きく自然にけずられた洞窟などが存在し、そこに兵士とともに逃げ込んでいたのですが、米軍の呼びかけにも日本兵から出ないよう止められ、結果として火炎放射などで焼かれてしんだりした人は多いです。 日本兵に赤ちゃんの泣き声がうるさいから殺せとか、ある程度の年齢の子どもまでも殺せと命令された(たぶん口べらし?)という証言も、NHKの放映などで残っていました。 実際米軍の沖縄本島上陸後の、南下のペースがすごく早く、逃げる準備も方策も整わないうちに、南部へ逃げ込んで焼かれたしまった面はあったと思います。 (北のほうは、やんばる[山原]といって、原生林が多かったので南下したもよう)
お礼
回答していただき、ありがとうございました。軍隊に悪いイメージを持たせない教育に変わりつつあるというより、自分は、今、中学生で、ゆとり教育の真っ只中を今まで生きてきたので、教科書の内容もうすくなっていて、(自分が社会は塾等に通っていないこともあり)知らなかったのだと思います(間違っていたら、ごめんなさい)。