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育種遺伝学について(編入)

神奈川の大学に通っている経済学部3年生です。  今年、育種遺伝学関係の大学に学士編入しようと考えています。育種遺伝(米や野菜)を教えている大学院を受験しても知識がないので、まずは大学から学びなおそうと思っています。  将来は品種改良を行っている企業や研究所に就職したいと考えています。 質問があります。 1、就職についてです。農学部は就職が厳しいと伺っていますが、育種遺伝学でも厳しいですか?(学部卒、院卒では違うのですか?) 2、育種遺伝学(米や野菜)を学べる大学で良い大学はどこですか? 3、品種改良の技術を身につけ、食料増産を行い、将来くるであろうとされている食糧問題の解決に貢献したいと考えています。私が今から学んでも、この考えは理想論で終わりそうですか? アドバイスをお願いします。

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回答No.1

(1) わが国における農業の占める割合がどんどん小さくなっていますから、実学系である農学部全体としてみると専門を直接生かせる仕事にはなかなか就きづらいというのは否定できないと思います。農業土木や機械の学生を採用するくらいなら工学部の学生を取るでしょうし、農業経済の学生を採用するくらいなら経済学部の学生を採用するでしょうし。 しかし、育種とかはバイオに繋がる分野ですから、農学部の中でも分野としては拡大傾向にある分野であると思います。そこらへんはあまり心配しなくてもよいのでは。 ただ、研究者/研究職のポジションとして採用を臨むのであれば、修士レベルまでは行く必要があるようです。 公務員で農業部門に配属されて研究職につくには、上記の業績による採用のほか、公務員試験の突破による採用もあります。こちらはむしろペーパー対策が必要になりますね。学部卒でも大丈夫です。 (2) 編入で行くなら筑波大・生物資源かな...。大学自体もさることながら、つくば市内にある国の農業関係の研究機関との連携が行われていることも魅力的だと思います。 国立大の農学関係なら大丈夫なのではないでしょうか。ただ、大学院まで進学を考えているのであれば、大学院レベルの教育がしっかりされているところで、かつ、編入を受けれいているところを探したほうがよろしいかと思います。どうせなら同じ大学で修士まで行ってしまうほうがいいと思いますし、学部4年生の段階から修士を意識した研究をしたほうがいいですから。 (3) 理想を語れない人に社会への貢献はできないでしょう。大いにやっちゃってください。 なお、育種関係だと、長期的な意味での食糧問題(不足など)のほかに、短中期的な食糧問題として、育種にかかわる知的所有権の確立が課題となっています。国内でつくりだした品種を守り、継続して農業を行えるようにするために必要なこととされ、貿易・経済政策・法律に詳しい育種関係者(あるいはその逆)というものが強く求められています。現在経済学部で勉強をされているということで、それらの知識を併せ持った人材になれる可能性が高いわけですから、ぜひぜひ経済学部での勉強も大切にして食糧問題の解決に向けた人材となってください。

Doragon7777
質問者

お礼

アドバイス、ありがとうございます。 とても早く、内容の濃いアドバイスでした。 「筑波大・生物資源」について調べてみます。 公務員で農業部門の研究職というのも魅力を感じます。 1つ質問を追加します。 「公務員と企業の研究職では求められる成果が大きく異なると思うのですが、求められる成果はどの位違いますか?」  将来、私は食糧問題の解決に貢献したいと考えています。経済学部で主に貿易について学んできたので、その強みを生かした育種関係者になれるように努力します。

その他の回答 (1)

回答No.2

以前農大の農学科を卒業しました。専門は花卉のバイオ(ホルモン関係)です。今は中学で理科を教えています。 1 私も最初大学に入った時は育種関係の仕事に就きたいと考えていました。実際に就職活動で育種関係の会社(タキイとかサカタ、JTなどなど)の就職状況を調べました。今から5年ほど前ですが、タキイサカタは採用そのものもが少なく年に数人の為倍率がものすごく高いし採用しない年もあるといわれました。(もともと種苗会社と私の研究室は付き合いがあるので品種改良をしている現場などに見学に行かせてもらってそこの人事担当の方から直接聞きました。)また、先輩などに聞いても育種関係の仕事は中々採用が無く難しいといわれました。研究職につきたいならまずは院卒(博士がよい)を出ていないと無理なようです。これは他の理系の研究職にもいえることです。私の周りで育種関係の会社に就職した人は数人です。あとはぜんぜん違う仕事の人、公務員(農業職)、教員(私もそうですが、理科、農業)、自営(実家に戻って農業)、若干農業に関係のある仕事(大手のホームセンターとか園芸の会社とかの事務系)です。研究職についているのは大学院に行って博士を取った先輩くらいです。 2 うちの大学は(私の在学時)米と野菜は分野が違い、2年生の時にどちらか(生産(米麦育種)か園芸(野菜果樹花卉育種))に分かれていたのでどちらか一方のみ勉強できました。その後3年生から研究室に所属するのでさらに専門的に分かれました。この大学が良いかはわかりませんが、私は満足していました。(今はちょっとどうなっているか分からないのですが・・・) 3 理想論ではありますが、実際に行っている人はたくさんいます。 米だってもともとは熱帯地方の植物だったのを北海道でも生産できるように何年もかけて品種改良したわけでそのほかの植物だって改良の余地はまだまだあります。大きな志を持つのは大切だと思います。 編入は大学によっては難しいところもあります。内の大学は1年生から専門を学ぶので3年生で編入すると必修を学ぶのが2年間では難しいので何年もかかるようです。(経済学部だと単位流用も難しいと思います) 実際にうちの大学の短大から4大に編入した友達は3年4年と毎日のように大学に来て朝から夜まで授業を受けて単位を取っていました。 大変だとは思いますが、頑張ってください。

Doragon7777
質問者

お礼

回答してくださりありがとうございます。 企業へ就職する現状についてよくわかりました。 就職は狭き門だと分かっていたのですが、実際の様子は今回はじめて知りました。とても参考になりました。 経済学部からの編入なので、農学の専門を習得するには時間と労力がかなり必要だと感じました。 今回いただいたアドバイスを参考に将来について考えていきます。

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