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人間の寿命の変化
動物の平均寿命はほとんど変わっていないように感じますが 人間、特に日本人の平均寿命は、例えば平安時代などに比べると飛躍的に長くなっています。 それに比べてアフリカの某国などでは、未だに平均寿命が40歳というところが存在します。 この違いは何なのでしょうか? 食生活の違いが原因ならば、仮定の上での質問ですが食料事情の悪い国が食生活を変えられれば、日本人同様の寿命を得られるのでしょうか。
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平均寿命の研究をしています。「医療」と「栄養」が教科書的には書かれていますが、簡単ではありません。 世界の平均寿命を解析すると、70%は、経済水準に基づくと結論できます。ただし、日本の衛生学会では、「科学的ではない」と一蹴されましたが。 経済水準なら、「金持ちは長生きできるのか」と質問されるのですが、平均寿命は全体であって、個人あるいはその貯金額ではありません。国のレベルで解析すると、経済が主たる原因ねということになります。 先進国に住んでいないと、長生きできない、ということです。以下、簡単に述べます。 第一は、やはり医療や栄養などの衛生環境。 第二は、教育や社会保障。 第三は、生物環境や生活習慣。例えば、女性が男性より長生き、というのは、先進国の特長で、これが平均寿命に10%程度影響しているでしょう。タバコが肺がんの原因の90%を占めます。 第四が、自然環境。少し前までは、沖縄が日本では第一位でした。しかし、心臓による死亡率を補正すると、平均くらいになるそうです。その研究者の推論では、北の寒い地方では、夜中にトイレに行くときに、寒い思いをする。そのとき、心臓に負担がかかるが、沖縄は暖かいから、というようなもので、『なるほど』と感じました。 第一と第二は、経済に大きく依存しますが、第三、第四はそれほど関係しません。 なお、経済は、平均寿命だけではなく、出生率とも関係していて、「少子化を解決する」なんぞは、貧しい時代に戻らないと、不可能に近いのですが。どこかの政府はアホな「少子化対策」なんぞの焼け石に水を大声で叫んでいて、国民も騙されて・・・・。
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- Yusura
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#5です。 ペットの寿命についてですけど。 私が飼っていたわけじゃなく、実家で犬を飼っていて、姉妹が世話をしておりました。 だからその当時彼女らから聞きかじった知識になるんですけど。 http://www.nisshin-pet.co.jp/study/dog_bible/01/02.html http://poopet.exblog.jp/887652/ ←個人のサイトですが ↑こういうことを聞かされていたわけです。 この30年で犬の寿命は延びた、って。 その時、一番大きいのはフィラリアとジステンパーの予防、狂犬病の日本国内では罹患ゼロではないか、と言われました。 ジステンパーって、子犬がかかりやすい病気ですよね? 昔はこれでよく死んだとか聞きます。いかがでしょうか? それに、戦後生まれの父に聞いたときも、実家でたくさんの犬を飼ったが、 長生きするものもいたけれどだいたい平均としては5~7歳ぐらいでだったのではないか、と言っていたことが印象に残っています。 母の話は覚えていません・・・。 KGSさんが飼っていたというのがいつの時代で、何匹ぐらい飼っての実感なのかわからないんですけど、 やっぱり昔は食べさせるものに無頓着だったわけですし・・・。 人間だって草食べて90歳まで生き延びる人もいると思いますが(女は藁食わしても肥えるというじゃないですかw) カレーのタマネギで死んだ犬だっていたんじゃないかなと思うんですけれど。 だから、全体としては、KGSさんの「カレーや犬まんまで16歳まで生きた犬」というのは、珍しい部類なのでは? さらにそれ以前の時代というと、犬は使役する家畜の扱いのが多いと思います。 人間の食料が貧しい時代に、犬に充分なエサを与えていられたとは思いませんから、 たぶんネズミなどを自分たちで勝手に捕らえて食べていたんでしょう。 江戸時代に外国人が犬をつなぐのを見るまでは、日本ではネコのほうをつないでいたそうですから。 で、脚力や歯が衰えて自分で狩りができなくなる10歳頃にはやはり死んでいたのではないでしょうか? 人間から話がそれました・・・。 ペットフード会社が「ペットフードのおかげでペットの寿命はこんなに伸びました。」と言われても なかなか信頼性が疑わしいような気もしますけれど、 やっぱり食べ物によって寿命が飛躍的に延びるというのは事実だと思います。 実際、犬の飼育環境が激変した(欧米のように人間の身近でコンパニオンアニマルとして手厚く待遇するようになった)のって、 ここ20年ぐらいだと思いますので、この25年で寿命が飛躍的に伸びた、という調査とも一致していると思います。 長文すみません。
お礼
たびたびご回答ありがとうございます。 言われてみれば今から2、30年くらい前は犬、猫などのペットを病院に連れて行ったり、予防注射をするという飼い主は稀でした。 うちもそうですが、なぜか長生きしていた記憶があります。 でも、考えてみれば近所で飼いはじめた犬もいつの間にか死んで違う犬に変わったりしていましたから平均して見れば、今よりは早死にしていたかもしれません。 昔は年取ってヨボヨボの犬や猫はあまり見なかったように思います。
人間は、生物学的には事故、病気、飢えなどの外的要因により死亡しない限り、120歳くらいまでは自然に生きる構造を持っているということを読んだことがあります。テロメアに関する記述でしたが、まだテロメアと寿命の関係は解明され切ってはいないようですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%82%A2#.E7.B4.B0.E8.83.9E.E3.81.AE.E8.80.81.E5.8C.96.E3.81.A8.E4.B8.8D.E6.AD.BB.E5.8C.96.E3.80.81.E3.81.8C.E3.82.93.E5.8C.96.E3.81.B8.E3.81.AE.E9.96.A2.E4.B8.8E ですから、平均年齢が40歳から80歳になったとしても、それは外的要因による死亡の確率が減ったということで、まだまだ(120歳位までは)伸びる可能性があるということでしょう。 テロメアの件は参考URLの本で読んだのですが、また、この著者の見解として、死ぬということは高等生物の獲得した機能である、ともあります。アメーバのように際限なく生きることよりも、子孫に新たな可能性をゆだねて寿命を全うする生き方を選んだ、ということのようです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 一説によれば、衛生状態の改善というのは石鹸の発明が原因というのも聞いたことがあります。 石鹸の発明がいつのころなのかは判りませんが、単純にこれが原因であれば石鹸の発明以降、急激に平均寿命が伸びるのでしょうが徐々に伸びていると言うことは、食生活や衛生面以外に様々な要因が複雑に絡まっているんでしょうね。
- Yusura
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>動物の医療などは、ごく最近のことですし動物医療によって犬の寿命が倍になることはありません。 >例えばドッグフードが改良されて犬の寿命が倍になるのなら判るのですが、人間だけが飛躍的に伸びるということが理解できないのです。 少し考え違いをされていると思います。 人間が犬の食べ物に気をつかわなかった時代にくらべたら、 犬の寿命は倍になっているそうです。 昔は5~7年が普通だったそうですから・・・。 (平安時代はわかりませんが。) 今では15歳以上の天寿をまっとうする(?)犬もたくさんいますよね。 それから、動物園とか飼育下にある動物と、野生の動物だと 「飼育方法とかあんまりよくわかっていない(つまり人間でいう日本の環境にない)動物」でも、 飼育下のほうが寿命が長くなる動物はいると聞きました。 食料と医療の差というのはそこまで違いを生み出すものなんだと思います。 他に、もしかしたら人間が極端に弱い生き物で、野生下(?)だと50年ぐらいなんだけど、 本来はもうちょっと長生きできる生き物だった、とか。 つまり「人間だけが特別」説。ってどうでしょうか。 アフリカの人々で、成人後でも欧米に移住して、欧米生まれの人々に比べれば粗末に生活にも関わらず アフリカよりも平均寿命が長くなれる・・・という話は聞きます。 だから、 >ということは、部族紛争の絶えない人たちに食生活と安全を保証したら >いきなり日本人と同じくらいの寿命が得られるのか疑問なのです。 これも半分正解だと思います。 ただ日本人並みに寿命が長くならないのは、食生活と衛生状態、気候の違いなんかだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >昔は5~7年が普通だったそうですから この根拠はどこにあるのでしょう・・・ これが、私の最も興味があるところなのです。 昔は犬には、今では考えられない食生活、カレーとか味噌汁かけゴハンなどを与えていて、けっこう長生きしていました。 飼っていた犬も雑種ばかりでしたが、16、7歳まで生きていましたし猫は19歳まで生きました。 平和な日本ですが、人間の本来の寿命として本当はどれくらいなのが世界の標準なのか知りたいのです。
- geneticist12
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>それに比べてアフリカの某国などでは、未だに平均寿命が40歳というところが存在します。 この違いは何なのでしょうか? 医療のレベル、経済事情などにより、乳児の死亡率が高いためであるといえます。出生数が多い上に、乳児死亡率が高ければ、平均寿命を大きく引き下げることになります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%9D%87%E5%AF%BF%E5%91%BD
お礼
ご回答ありがとうございます。 乳児の死亡率はたしかにありますね。 今の日本では、出産時に乳児や母体が死亡すると大問題になりますが ちょっと昔なら、医療体制が整っていなかったのでこういう事故も多かったと聞きます。
- Yusura
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動物の寿命も変わっているらしいですよ。 ペットの寿命が伸びたのはもちろん、人間の住む都市に適応したものは長くなったり。 ライオンやオスゾウなんかは短くなっているとか。人間に狩られて壮年のものが減るからだそうです。 そういえば伊豆に行ったときも、地元の漁師さんが「サザエやアワビの大きい天然ものは最近は見かけない。 20年前にはこぶし大のものがごろごろいたのに、今ではそれが大物だ・・・」と仰っていましたのが興味深かったです。 それならクジラとかも短くなっているのがいそうですね。 人間の場合、平均寿命の違いは「栄養状態の違い」と、「衛生状態の違い」だそうです。 つまり栄養が足りるようになって、医療技術が発達しまたその恩恵が多くの人に行き渡るようになったので、 寿命が長くなったのだとか。 明治時代から日本人の寿命が飛躍的に伸びていることを考えても、 現在アフリカの食糧事情の極端に悪い(明治の日本よりも)国々で 食生活等生活環境が整えば日本人と同じとまでは言わないまでも、違いは誤差ぐらいにまでなると思います。 食文化が違うのでどこまでかはわかりませんけど。 少なくとも平均寿命が先進国の半分ぐらいの国はだいたい、非常に貧しいです。 大国のエゴの陰で云々って感じですよね。 あともう一つ、教育制度が充実していることもあると思います。 教育制度が充実すると、人間は犯罪を働く率が減ります。 義務教育の起源がそれらしいですから・・・。 教育が行き渡って犯罪が減り、自分の人生を筋道立てて考えられるようになれば、 やっぱり寿命は延びると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 日本人の寿命が飛躍的に伸びているので、DNA的に何か違いがあるのかとも思っていました。 別に日本民族が特有のDNAを持っている訳ではないですよね。 サザエの話は納得です。 殺りくする者がいなければ当然、長生きするものが出てくるはずです。 弱肉強食の世界で生物のバランスを保っていたのに人間の出現によって バランスが崩れているのかもしれません。
- kiyocchi50
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衛生環境の向上と、医療の進歩、そして食生活が主な理由でしょう。 これによって、乳児死亡率が飛躍的に低くなり、健康で長生きできるようになります。 そして、先進諸国の場合は、部族間の殺し合いみたいなものもないですし、社会保障がしっかりしているので、貧しくて餓死するひとは少ないです。 いろいろな条件が絡み合って平均寿命が伸びてきました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 乳児死亡率は確かにありますね。 戦争による平均寿命の影響も考えられるでしょう。 ということは、部族紛争の絶えない人たちに食生活と安全を保証したら いきなり日本人と同じくらいの寿命が得られるのか疑問なのです。
- porilin
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衛生面と医療面の発達からです。 医者と薬が無いとインフルエンザだけでもバタバタ死んでゆきます 餓死(栄養問題)も当然ありますね。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 医療が進歩したからというのは想像できるのですが 動物の医療などは、ごく最近のことですし動物医療によって犬の寿命が倍になることはありません。 例えばドッグフードが改良されて犬の寿命が倍になるのなら判るのですが、人間だけが飛躍的に伸びるということが理解できないのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 医療技術の進歩や食生活の改善によって平均寿命が伸びているであろうことは素人ながら、感覚的には思っていました。 でも、突き詰めて考えていくと深いです。 日本にも長寿村と呼ばれる地域があるそうですが、考えて見ればそういう村であっても病人が出れば救急車を呼べる訳ですから、途上国のように病院にさえかかれない地域とは根本的に医療環境が違いますね。