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LEDの見分け方
形の同じLEDの違いを、どうやって見分けるか教えてください。 プリント基板に使うチップLEDで、ランクが違う2種類を持っていたのですが それを混ぜてしまいました。見た目はまったく同じで照度計でも違いがよく わかりません。
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ANo2.です 砲弾型LED(ランプタイプ)ではなくプリント基板実装用のLEDであるチップタイプのLEDご使用ということでLEDに関しある程度ご経験がおありの方と思って回答しました。 LEDは緑、青、白色のGaN系のものと、緑(色悪い)~橙色のGaP系、橙~赤系のGaAlInP系、それと赤のGaAlAs系さらには赤外用のGaAs系などがあります。 GaN以外は発光波長、電気特性ともに製造ロットごと、ロット内ともにそれほどばらつかないため原則的には輝度だけで区分けします。一方GaN系は、本質的にウエハ内でばらつきが生じるため、輝度、波長と電気特性で区分けをします。 Vfとは一定電流(20mAが一般的)をLEDに流すに必要とする電圧です(LEDは電流駆動素子のため、通常電流が定まると、輝度が定まる)。GaN系ですと2.9~3.7Vにばらつくため、乾電池2個では肉眼では点灯していることが確認できないものから乾電池2個では明るすぎて直視できないものまで市販されています。 ソータとは、特性により、素子を選別する装置のことであり、半導体の基板上に、素子を組み立てた状態(それを素子一個ずつに切り分けたものをチップもしくはダイと称す)で電気特性、光学特性を測定し、ランクわけする装置をチップソータ(海外ではダイソータと称することが多い)、またこの素子をランプに組み立てて、ランプの状態で特性測定し、区分けするものをランプソータと称します(LEDはしたがって全数、光学特性、電気特性測定済み)。 市販のLEDは全数最低でもランプソータでの選別を行った後市場に上梓されます。 従って、ご使用のLEDの色にかかわらず、全数光学特性に関しては測定済みなので、ANo.1さんもご指摘の通り、同一電源で駆動して、見た目に差がなければ、同じランクの製品であり、見分ける必要がないとお答えしたわけです(電流をあまり流さない状態でご比較下さい。人間の目は一定以上の明るさにたいし飽和してしまい、比較できなくなります)。 なお指向角とは、LEDは本来完全な点光源ですが、反射鏡やレンズを組み込み前方のみに光が出るようになっています。この際の光の絞り方が指向角なので、全く同じ素子でも指向角によって見た目の明るさはことなります。同じ素子をつかっても指向角が大きいLEDにくらべると指向角が小さいLEDは、見た目相当明るくなります。 LEDの輝度は、全方位で測定し、積分するものとLEDの直上の極狭い所定の領域のみを測定する方法があり、ご質問者のおっしゃる照度計なるものがどのような測定原理かわかりませんが、多分後者に近いと思います。この場合でも指向角がおなじであれば、測定数値に差がなければ、そのLEDは輝度的には差異がないといえます。
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- Massy57
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ANo.1のお答えにもあるようにLEDは同一条件で生産し、できたものをロット単位で選別してランク分けします。ご質問から、輝度が異なるランクが混ざってしまったので見分けたいとのことですが、LEDの種類によりますが、測定しても差がでないなら特段選別をしなおす必要はないのではないでしょうか。通常LEDはウエハ段階とランプに組み立てた段階でそれぞれ、チップソータとランプソータを用いて全数輝度、色調、Vfを測定し選別するので、2つのランクの製品が混ざった場合、測定して識別できないはずはないのですが。もちろん2つのグレードで、指向角に差がないということですよね。
- JMPFAR
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輝度の違いは元々選別、ロットによって決める、ですから見た目解らなければ、気にしない事です。
補足
Vfとかチップソータとかランプソータとは何でしょうか。LEDのランクは輝度と色調とVfの3つで測定するのでしょうか。家庭でも測定できるのでしょうか。指向角もあまりよくわかりませんが、外見は差がありません。