表面SH波を用いた塗装鋼管の超音波探傷検査
超音波を用いた塗装鋼管の管軸方向距離の測定について質問です。
下記の超音波測定により得た結果になぜ誤差が生じたのか(考察?)、
そのメカニズムを教えて下さい。
≪測定の条件・方法・評価・結果≫
測定器の規格 :?超音波探傷器 DFX-7+ (ダコタジャパン?)
?表面SH波探触子 2Z5×5HA90 (ジャパンプローブ?)
測定器の設定 :周波数2MHz、音速3230m/s、パルサー電圧200V
検出ゼロクロス法、PRF125、ダンピング600
測定環境 :室内(室温25℃、湿度50%)
測定対象 :A無塗装管(SS400鋼管O.D.355.6mm×L1000mm)
測定外面 無塗装(2種研磨)
B塗装管(SS400鋼管O.D.355.6mm×L1000mm)
測定外面 水道用液状エポキシ樹脂塗料 膜厚0.5mm
測定距離(基準):管端から管軸方向に対して50mmおきに500mm迄の計10点を
JIS1級ものさしでプロット。(50,100,150,…500mm)
測定方法 :超音波探触子を測定点に置き、管端に向けて送信し、
管端から反射した超音波を同探触子で受信します。
評価方法 :1測定点につき3回ずつ測定を行い、
その平均値が基準から何%ずれているかを
測定対象AとB各々比較。
測定結果 :基準に対し、総じてAは±0.5%未満、Bは+2%です。
具体例として、基準500mmの場合、
Aは502.5mm、Bは510mmです。
考察 :?基準の精度に関して。
JIS1級ものさしの一目盛分の誤差は考えられるが、
Bほどの大きな誤差の主要因としては考えにくい。
?塗装の影響に関して。
十中八九、塗装が測定誤差に影響している主要因と
思われるが、どの様に影響しているか、そのメカニ
ズムがわからない。←質問したい点です。
以上、よろしくお願いいたします。
超音波探触子
超音波探傷器
水道用液状エポキシ樹脂塗料(NT-JW標準型 K-135)
http://www.dakotajapan.com/ufd/DFX7plus.html
http://www.dakotajapan.com/ufd/DFX7plus.html
http://www.nichika-ltd.co.jp/product1/
お礼
お二人ともありがとうございました. 参考になりました.