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憲法9条の改定の是非について
憲法9条の改定の是非についてどうおもいますか? 作られたのが50余年も昔なのだから、今、適用する際に解釈を加えないと行けないのであって、解釈の仕方がいくつもあるのならば、思い切って政府の考えをはっきりと取り入れ、憲法を改定しちゃえばいいんじゃないかっておもいます。みなさんはどうですか?
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「憲法9条は複数の解釈が可能であるから改正すべきだ」 この意見は絶対に間違っているとはいいませんが、論理必然ではありません。 憲法の教科書を開いてみてください(一般向けではなく法学部の授業で使うようなもの)。解釈に争いのない条文を探すほうが難しい事がわかるでしょう。独り9条だけが時代遅れな条文ではないのです。民法などに至っては、判例・解釈によって、ある条文が全く無意味になっていることも珍しくありません。 また9条の解釈について付け加えるなら、9条の政府解釈というものは、政策論として「妥当」かは別にして、法律論としては決して無理な解釈ではありません。これも同様に憲法その他の教科書を読んでいただければ、もっと無理な解釈は沢山あることが分かると思います。もし、9条の政府解釈を詭弁というなら、憲法・民法・刑法・監獄法その他、相当数の法律を全面改正しなければならないでしょう。 さらにこれも誤解されているのですが、9条の政府解釈は、自衛隊の成立時の合憲解釈から、少なくとも最近の「常識」解釈までは、ニュアンスの差という程度の揺れしかありません。決して、勝手な解釈を次々付け足してきたわけではありません。 「法律に解釈が様々あるのは認めるが、9条は国家の帰趨を決める重要な条文だから明確にしておくべきだ」 これは、ありえる考え方でしょう。ただし、(1)他国の反応、(2)国論の分裂、の2点につき政治的配慮を行った上で、それでもなお改正する正義ないし合理性があるならという限定つきではあります。 この点についての判断は保留しますが、注意しなければいけないのは、第一にそれでも9条は日本の軍備を抑制するにつき今までずっと重要な役割を果たしてきたことと、第二に如何に明確な改正をしてみたところで解釈の余地がなくなることは殆ど有り得ないということです(法律家とは「妥当」結論を導くためには白を黒と言いくるめる訓練を受けた人たちを言います)。
そうですね。「前項の目的のため」という文面があるから.いろいろな解釈ができるのであって.「前項の目的のため」を削除するという改正に賛成します。 もちろん.自衛隊は即違憲であり.機能を停止。日米安全保障条約は違憲で破棄。
- keikei184
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自衛隊が合憲か違憲かという議論はもはや無益であると考えざるを得ません。自衛隊が違憲であると判断したところで、まさか今から自衛隊を解体するわけにも行きませんから、結局は現状のままということになります。自衛隊が合憲であると解釈しても違憲であると解釈しても、結局は現行憲法を改めざるを得ないのではないでしょうか。自衛隊の違憲性を主張するにはすでに時期が遅すぎるように思います。憲法9条を改正することは実に形式的なことであり、その効果が現実に及ぶことはないでしょう。
- padonpa
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全く同感です。 政府、国会は実情に沿った法を協議して作る場所であって、半世紀前からあるものを実情は関係なく後生大事に守る機関ではないと思います。 戦争はもういやだ!当たり前です。^_^; 改憲イコール、日本が戦争に突き進む!という解釈があるようですが、理解できません。 危険な仕事に従事されている自衛隊員の世間での見方、社会的地位も向上されるべきと思います。 なぜ、左派の方々が護憲なのか?って言うのもどうなんでしょう? 彼らがキライな米国に押し付けられた憲法なのではないでしょうか? 日本人による素晴らしい憲法が制定される事を望みます。 なお、lassenさんの立てていただいた質問の場で、不毛な論議は望んでいるものではありません。
本来は憲法に色々な勝手な解釈をつけることのほうがおかしい・・・そうは思いませんか? 勝手な解釈を行う前に憲法が誤りだと考えるのであれば、国民全体で改正を審議することが大事… 勝手な解釈を正当化するために憲法を改正するとしたら憲法っていったい何なのかということになると思います。 現実的にはそろそろ議論してもいい頃なんじゃないかとは思いますが、lassenさんのような考え方の人に対しては上記のように思います。