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金融債について
債券といえば、国債がすぐに頭に浮かびますが、そのイメージには「赤字」がついて回る感じがします。借換国債、赤字(特例)国債しかりです。債券は確かに金融商品なんですが、これを発行すると償還期限に利息をつけて償還しなければならず(割引債も結果的にそうなりますね)、金融機関が発行するというのは損するために発行しているような気がして解せません。なぜ金融債などというものが発行されるのかどなたか解説をお願いします。
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金融債は、昔でいうところのワリコーやリッチョーなどのことですよね? これは、かつての興銀や長銀等が主に大企業向けの貸出資金の原資を集めるために利用していたものです。当時普通銀行では社債の発行が禁止されていましたので、預金者からの預金を減資に金利分を乗せて企業等に貸し付けることで利益を得るわけですが、預金は長期的な資産とは言い難いものです。(いつ解約されるか判らないので、留保を積まないといけない) このため、それを補完するために、日本の政策(国策)として長期信用銀行が金融債を発行、資金を調達、貸出を行っていました。 一方、当時の金融債は無記名だったため、マネーロンダリングに使われる等、社会問題になったりもしました。 しかし、その後の金融緩和で、無記名の特性もなくなり、また大企業が株式による直接金融に移行したこともあり、現在では金融債は殆ど出番はなくなっています。
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- manabu0120
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国債の話ですよね? 基本的に国の予算をの埋め合わせには税金、国債、お金を印刷することが考えられます。しかし、税金は確実性が乏しく、税が上がったら会社や消費者が消費を減らすので、税金が思うように上げられないことや、景気に悪影響を及ぼす懸念があります。また、お金を印刷するということは市場に出回るお金が増えるのでインフレを引き起こします。余計にお金を刷ることはその貨幣の価値を下げるのであまり望ましくありません。この方法は成長下にある国がよくやる方法です。一方、国債は特に市場に出回るお金の量に影響がないといわれているので、インフレを引き起こす可能性が低いです。(ハーバード大学の教授はインフレを引き起こさないという言っていますが、他では金利の関係で結局インフレを起こすとも言われています。) また、お金が余っているところから足りないところへというのは経済のEfficiencyを最大限にすると言われています。これは嗜好曲線とInvestment Opportunity Frontierなどを勉強しないと分かりづらいと思うので、勉強してください。 こんな感じで、お金を国債という形で動かすことによって、インフレを引き起こさず、さらに貸す側も借りる側も両方ハッピーになるというのが特徴です。(ちなみに貸す側は金利収入、借りる側はその年の消費を増やすことができます。) 分かりづらくてすいません。
お礼
え~っと国債ではなく金融機関が発行する金融債です。国債はその発行理由がわかるんですが、金融機関が発行するとなるとその償還費用が余計にかかる場合があるので大丈夫なのかな?と疑問に思ったから質問させてもらいました。国債の解説ありがとうございます。どんどん勉強させてもらいます。
お礼
なるほど!むちゃくちゃわかりやすかったです。ノートに書きとめておき、きちんと復習させてもらいます!本当にありがとうございます^^