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染料について
・Acid Red 14 ・food Red 7:(?)1 ・CAS RN 上の3つのことですが、染料だと思うのですが、どんな薬品で食品に入っている場合、どんな危険性が考えられますか。また程度を教えてください。 よければ、関連ホームページ、文献も紹介してくれるとありがたいです。
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Acid Red 14 は、アゾルビンという色素(赤)で、日本やアメリカでは食品添加物としての使用を認められてていませんが、ヨーロッパ(EU)では認可され使われています。 http://fcsi.nihs.go.jp/dsifc/servlet/SearchApp?key=2229&appkind=foodaddsearch&searchkind=detail_page&searchcondition=id 安全性の程度ですが、ADI(人が一生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康に影響をおよぼさないと判断される量http://www.prtr-net.jp/factsheet/data/yougo/037.html)が、4mg/体重kg/dayで、50kgの人に換算すると 200mg/日 ということになります。 ちなみに、以下の報告では、マウスおよびラットにおいて発がん性は認められなかったとしています。 http://ntp.niehs.nih.gov/index.cfm?objectid=07062D25-FE8A-7808-05BC4746EA9B6022 http://ntp.niehs.nih.gov/index.cfm?objectid=0711F513-FC9A-4012-AD30934F852EBEE4 food Red 7 は、ニューコクシン色素(赤)ですが、赤色102号 と言った方が通りがよいでしょうか。 こちらは、日本とEUでは食品への使用が認められていますが、アメリカでは(使用許可の要望がないため)認可されていません。 http://www.saneigenffi.co.jp/color/gor102.html http://www.eiken.city.yokohama.jp/food_inf/data/Additive_back/iro_04.html 安全性は、同様に ADI 4mg/体重kg/day(50kgの人で 200mg/日)です。 以下のサイトの中ほど(azo型タール色素の安全性試験成績概要)にも多少安全性についての記述があります。 http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/0/2c025aecb0aac6d649256ad4000d8f46?OpenDocument ただ、これらのタール系色素には強い遺伝毒性が疑われる報告もあるようですので、厳密な安全性についての知見が必要なら、別途調査をしてみてください。 (動物実験の結果から、低容量において特に危険なものとは考えにくいですが。) なお、CAS RN というのは、アメリカ化学会が発行しているChemical Abstracts 誌で使用される化合物番号 (Chemical Abstracts Service の Registry Number という意味)で、特定の物質の名称ではありません。 http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=612 http://www.cas-japan.jp/ 化合物には、同じ物でも一般名、慣用名や赤色102号のような番号などなどさまざまな名前があり、明確な区分のため(?)に CAS で化合物ごとに番号を付けています。(化学の世界で広く使われているものです。) たとえば、Acid Red 14 は CAS 3567-69-9、food Red 7 は CAS 915-67-3 になります。
お礼
回答ありがとうございます。 非常に参考になりました。