- ベストアンサー
FITC免疫グロブリンFab
以前間接蛍光抗体法により抗核抗体を検出する実習をしました。 実習で使用した標識抗体はFITC標識免疫グロブリンFabです。 わざわざパパイン酵素で処理されFcが除かれたものを使用したみたいなのですが、なぜFabだけのものを使用したのですか? 私の考えでは、Fc部分が残っていると、さらに反応が起こってしまい、誤差が出てしまうと考えたのですが・・。 他になにか理由があるのでしょうか? 教えてください!
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
FabやF(ab')2などが使われるのは、 1. 抗体の分子量を小さくして、組織への浸透をよくするため。とくに標識抗体は、標識分子のために分子量が大きくなり浸透性が低くなるので、抗原認識に必要のないFcを除いて分子量を小さくしたものが好まれる。 2.組織中には、リンパ球のFcレセプターとかケラチンなど、Fcと結合性のをもつものがあるため。
お礼
分かりやすく説明していただきありがとうございます。 Fcと結合性を持つものが組織中に入っているんですね!